材料出尽し
2007/3/31(土) 午前 10:24
今朝起きて、ネットでシカゴの相場を確認すると、コーンは暴落。大豆も下げていた。
やはり、知ったら終いという相場常識どおりの展開になりました。
農務省(USDA)の作付見通しと3月1日時点の在庫量発表は、
コーン
2007年作付予測は9050万エーカー、2006年より15%増。(アナリストの事前予想の平均は8798万エーカー)
3/1在庫は60億7000万ブッシェルで、前年同日より13%減。(アナリストの事前予想の平均は59億9400万ブッシェル)
大豆
2007年作付予測は6710万エーカー、2006年より11%減。(アナリストの事前予想の平均は6917万エーカー、米議会予算局の予想は6880万エーカー)
3/1在庫は17億8千万ブッシェルで、前年同日より7%増になっており、最高記録。(アナリストも過去最高を予想)
大豆の場合、事前予想と大して変わらない、むしろ悪くない数字という印象なのですが、コーンが寄付きからストップ張付きの暴落。ストップ安でコーンが売れなくなったトレーダーが大豆を売ったため大きく下げた。やはり、大豆とコーンは一蓮托生。
もともと大豆はコーンの暴騰に引っ張られる形で大相場になった経緯もあり、コーンが下落すれば、いずれは同じ運命をたどるのではないでしょうか。
過去最大の在庫があり、南米は過去最大の豊作なのに、大豆先物は作付け面積減少をはやして高騰しました。
この相場を支えているのは、株式市場やエネルギー・金属先物市場で儲けたファンドの買いです。相当の買い玉が蓄積されており、その売り戻しはいつか実行されます。
建玉整理
2007/3/30(金) 午後 8:44
米国農務省が30日午前7時30分(日本時間・午後10時30分)にコーンと大豆の作付け面積はどうなるか。作付予定の見通しを発表します。
米国の市場関係者に言わせると
「今回の報告はここ20、30年で最も期待される政府の報告になる」とのことです。
「その時が賭けになる」なんてコメントを見ると、なんとなくすごいことになりそう、なんて思ってしまいます。
でも、米国の農家は意外と堅実で
「確かにコーンは今4ドルだが、来年は2ドルかもしれないぜ。だから、俺は大豆とコーンの作付けを変えるつもりはない。」という人もけっこういるみたい。
ただ、天地がひっくり返るわけではなく、「知ったら終い、材料出尽し」ということも、よくある話。
いずれにしても、穀物のサヤが大きく動くかもしれませんので、本日は建玉整理。
サヤ取りの玉を6セット手仕舞いしておきました。
スリリングな週末
2007/3/29(木) 午後 8:47
NYダウはやはり元気を失って、下げ始めました。
過去の例を見ますと、調整は2〜3ヶ月程度が多いようです。
なにぶん14ヶ月も上げ続けてましたから、もう少々日柄がかかるかも。
日本市場は鉄鋼株など主力どころはお休みで材料株物色。日替わりで賑わいそうですね。
ただ、かつてのような勢いがなくなっているのが気になります。
人気がポシャルのが早い。
本格回復には、もうしばらく、時間が必要なのでしょう。
早いもので明日30日は会計年度終了。そして、週末、月末、年度末が重なって、意外と相場の転機が訪れたりする?
30日には米国農務省の米農家の作付け意向面積発表があります。
コーンと大豆の作付け面積がどうなるか、市場関係者は注目しています。
目が離せないスリリングな週末になりそう。
三井物産フューチャーズ
2007/3/27(火) 午後 8:42
本日、三井物産フューチャーズの口座開設手続きが完了した。
これで、サヤ取りの手数料負担が若干軽くなる。だけど、建玉が分散するので管理は少々面倒になるかなー。
でも、気持ちを新たにして相場に取り組むことにしよう。
ここも保管振替機構を利用した株券の充用が可能なので助かります。
フジフューチャーズに差し入れている代用証券は現在、保管振替機構に移管中なので、その一部分を三井物産フューチャーズに振替ればいいのだ。
三井物産フューチャーズは、身売りでアストマックス・フューチャーズになることが決まっているのだか、現在の法人顧客とアストマックスとの取引条件交渉が決裂し、その法人顧客との取引を停止することになったらしい。
そのため、その法人顧客の建玉の整理が必要となり、6月末まで株式譲渡を延期することになったようだ。(当初の予定は3月末)
現在、大豆相場では三井物産フューチャーズが大きく売り建てしている期近限月が3月末を目処に買い戻されるとの思惑で、買い進む動きがあり、そうした状況の中での苦しい選択なのかもしれません。
自分だけのテキスト
2007/3/26(月) 午後 8:55
自分流の相場に対する策戦と考え方をまとめたテキストを作成している。
「相場に勝つには自分の性質や長所短所を知り、それに合うように商内の方法を工夫することである」(松村辰次郎)
真に有効な売買手法は自分で掴むしかなく、本当に儲かる方法は誰も教えてはくれない。
林輝太郎先生の本も、そこにたどり着くヒントが述べられているにすぎず、それを注意深く、咀嚼して自分なりの技を生み出していく必要があるのだ。
万人に通用する最大公約数的な生ぬるい記述になってしまうのは仕方がないことなのだ。
だから、最終的には実践に裏打ちされた、自分のテキストと自分の感覚を信じて実行していくしかない。
ようやく、まとまった資金を確保した。
会社組織で商品相場を行い、税負担に備える環境も作った。
反面、片張りの相場能力の低下は目を覆うばかりの惨状である。はっきり言ってもうだめである。
糊口を凌いでいく気構えで相場に臨みます(笑)
人生の敗残者にならないために
2007/3/25(日) 午後 8:44
ここ1.2年の株の売買を客観的に眺めると、どうも、あんまり、うまくいっていない。
結果的に、相場つきが良いから買い、弱いから売る。天井を買い底を売ることを繰り返している。
自分の欲に負けているし、自分の運勢のトレンドも、まだ上向きではないようだ。
もっとも、すべてが駄目と言うわけでもない。
いい結果が出た取引もあるし、会社経営にもなれてきたし、食事に付き合ってくれる女友達もできた。
しかし、差し引きするとマイナスなのだ。
こんなときは、身を慎んで
自分に有利なゲームに小さく賭けて、最終的に勝つことを目指すしかない。
運勢のトレンドに逆らって、下り坂を転げて落ち、人生の敗残者
には なりたくないなぁ。
「サブ・プライム」ローン
2007/3/23(金) 午後 8:10
NYダウは陽線五本で反発していますが、「サブ・プライム」業界の経営危機が米国株に暗い影をおとしています。
「サブ・プライム」ローンというのは、てっきり、信用度の低い人たちの住宅ローンのことだと思っていました。
「サブ・プライム」ローンを利用している人々は、ローンの契約期間一杯を利用するよりも、ローンで入手した中古住宅を短期間で転売して、ローンを一括返済し、同時に僅かでも売買のさやを稼ごうというケースが圧倒的に多いと言われている。
ところが、昨年半ばごろから中古住宅市場がそれまでの「売り手市場」から一転して「買い手市場」に転換し、転売の機会が大幅に低下した。転売を前提にローンを組んだ契約者は、たちまちローンの返済が行き詰まり、返済不能が大量に発生した。(長谷川慶太郎先生の「動きを追う」より)
ということのようです。
これは我が国のバブル崩壊時の住専とかモーゲージ・ローン会社を連想させます。思い出したくもありませんが、我が国の恐怖の逆噴射政策「総量規制」で不動産の買い手が消滅し、死屍累々の地獄と化したあの頃。
住専の破綻が始めの一歩だった・・・ そして、不動産業界の暗転は、株式市場にボディ・ブローのように効いてきました。
米国のことですから、「総量規制」のような馬鹿なことはしないでしょうが、中古住宅市場が底打ちするまで、「サブ・プライム」業界の淘汰は続き、金融のゴタゴタで、NYダウは足踏みするかもしれません。
脱走
2007/3/20(火) 午後 8:27
週末は従妹が子供を連れて我が家に遊びにくるので脱走を計画!
女友達に電話して土曜の夜の食事に誘うと、付き合ってくれるとのこと。
持つべきものは友達ですなぁ。
先週、風邪を引いて、微熱が続いているので、明日の休みはうれしい。
土曜日に備えて静養するのだ。
週明け26日は株の権利付最終売買日。
買うかどうかは別にして、高配当利回りのFAI銘柄をリストアップしてみようかな。
株は2/28の暴落でNYダウのチャートに傷がついたため、
完全にやる気をなくしていますが。
大豆ストップ高
2007/3/19(月) 午後 8:17
土曜日、大豆のチャートを見て、これは売りでしょう。と思い本日、朝の寄付きで売った。
久々の片張り。
あれ!いやに高く出来たなと思ったら、売った直後の前場2節にストップ高を付けてるじゃないですか。
おかしいなぁ。まだ、強いんだ。
商品取引会社の解説によれば、
『時間外高(シカゴ)やトウモロコシや貴金属の上伸が好感され、大きく買い進まれた。
その後は円安が加速し、株高も心理的な支援材料となってストップ高となっている。』だって。
ほんとかよー
でも、俺の相場って、これが“いつものこと”なんだよなぁ。
毎日が楽しい
2007/3/15(木) 午後 8:23
商品のサヤ取りを始めてから、毎日が楽しい。
本当は見てはいけないのですが、朝9時の前場一節から午後3時半の後場三節まで、穀物の各節の出来値を見るのが最高の楽しみです。
株式専業だった去年の今ごろは、日中はやることがなくて、まったくヒマだったのです。
相場専業者の弱点は暇な時間をどうするかでしょう。相場のことを考えすぎると、憂鬱になったり、無駄な玉操作、無駄な作業をしたりして、結局、そうしたことは自分の相場感覚に悪影響を及ぼします。(私の場合、株のザラバを見いてるとデイトレ的に仕掛けたりして、損します)
穀物は板寄取引なので人気が片寄ると、びっくりするほど値が飛びます。
パソコン一台を商品価格表の表示専用機にしてリアルタイムで楽しんでます。
これは筋書きのないドラマのようであり、完全に中毒になりました。
いわゆる蒲鉾状態です(笑)
以前は出来値に吸い寄せられるように注文を出したこともありましたが、そうした注文は利益になることは少なく、無駄な玉になりますので、最近はやらなくなりました。
あらかじめ立てておいた策戦に相場が合致したとき、サヤ取りの玉を入れる。そうすると失敗は少ないようです。
商品先物取引受託業務
2007/3/14(水) 午後 8:32
先日、ひまわり証券に法人口座開設を断られたので、
他に、手数料のサヤ取り割引をしているところはないかと探しましたら、
三井物産フューチャーズがサヤ取り往復450円と安い!
さっそく、資料請求しました。
ところが、三井物産フューチャーズは身売りが決まっていました。
親会社の三井物産が店頭上場のアストマックス株式会社に全株売却。
商品先物取引の会社はあまり儲からないみたい。三井物産フューチャーズの昨年の決算書を見ると、利益はたった2百万円。ついでに、ひまわり証券の決算書をみたら大赤字でした。
商品先物業界は手数料自由化、ネット取引の普及、分別管理の徹底、商い量の減少等々、厳しい状況が続いているからでしょうか。
今、使っているフジ・フューチャーズは往復787円だから、一枚あたり674円しか違いません。でも、こういうものは積もると大きいんです。
4月に火柱高?
2007/3/12(月) 午後 8:27
FAIクラブのホームページをみたら、3月の例会では
「80年代より強い未曾有の上げ相場があるのではないか?」
「4月の第一週くらいから火柱高が来るか?」との声も聞かれました。
と書かれていた。
思わず、「ホントかよー!」
と叫んでしまいましたが、実現すれば、うれしいな。
ただ、こないだの下げで、上昇力が鈍った感じは否めず、もう一度下押すかもしれませんね。
インターネットで、ひまわり証券の商品サヤ取りの手数料が安い!
とあったので、本日、電話して確認しました。手数料は安いのですが、法人口座を開設するには定款に「商品先物取引」とダイレクトに定めていなければならないとのこと。
我が社の定款の「投資業」ではダメだと言いやがるんです。
ざけんじゃねー。と電話をたたっ切りました(笑) 恐らく、ひまわりは法人口座をあんまり増やしたくないんでしょう。
アラビカ
2007/3/7(水) 午後 8:35
今日は中川政調会長の講演会がホテルオークラであったので、久々に六本木まで行ってきました。
六本木、ずいぶん変わったな〜。20年ぶりかな?変わってないのは首都高だけ。
私の場合、市外に外出するのは月に2回だけですので、結構くたびれます(笑)
アラビカの後場第三節の注文締め切りに間に合うように3時20分に帰宅しました。
しかし、本日は特に注文を出すほどの動きはなかったようです。
アラビカは人気離散ぎみで、取組も薄くなる一方です。期近の限月は一節の出来高が1枚とか出来不申なんてのがしばしばあります。自分の注文で値が飛びそうな感じ。
まぁ、そのうち人気がでることもあるでしょう。
来週15日はアラビカの納会なので、当限の玉を処分するか、乗換をしなければなりません。
また、15日は確定申告の締め切り日ですので、こんどの土日は申告書の清書をしなくては・・・・
『相場は生きている』
2007/3/6(火) 午後 7:26
錬金術師さんのブログ「あるけみ三文日誌」の3/2で、岩本 巌さんの『相場は生きている』が紹介されていた。
親切にもパンローリングのトレーダーショップへのリンクまで設定してくれてるじゃないですか。錬金術師さん、ありがとうございます。3/3、注文して本日届きました。
この本は林輝太郎先生の著書のなかでも引用されていて、どうしても読みたかったのです。
以前、相場戦略研究所の掲示板に『相場は生きている』の復刊投票に協力してくれという書き込みがあり、私も投票した記憶があります。
(復刊ドットコムからも、復刊連絡のメールが今日入っておりました)
1300円なのに5000円級の立派な装丁。読まないで飾っておくだけでも気分がいいや!
最近、相場が思いどおりにならず、少々疲れているので、この本で気分転換することにしよう。
円キャリートレード・バブルの崩壊
2007/3/5(月) 午後 8:44
先週始まった世界的な株安。
「世界が異質な上海株式市場に「連鎖」するのはグローバル市場の誤謬である」という主張がありますが、事件は既に起きてしまったのであって、今更それが間違いだったというのは無意味です。
NYダウは650ドル、日経ダウは1500円下落したのをはじめ世界中の株が下げ、コーン、大豆、その他 国際商品は軒並み暴落しています。
そうした下げが、円のキャリートレードの解消を誘発し、そのための円買いが円を暴騰させ、それが円のキャリートレード実行者に恐怖感をあたえ、さらなる円買いに走らせる。
スパイラル的に円高と国際的な株安、商品安につながるという、けっこうヤバイ状況になりつつあります。
円のキャリートレードの実態はよくわかりませんが、かなりの金額が積み重なっていることでしょう。
今回の暴落で吹っ飛ぶファンドは米国を中心に相当数にのぼるのではないでしょうか。
日本の株式市場が何処まで下げるかは判りませんが、主力株を除けば、さほど買われてはおらず、わりと低水準にありますので、昨年11月の安値は下回らないような気がします。
ともあれ、資本主義の総本山=NYダウが下げ止まれなければ、相場世界は静まらないでしょう。
自分の相場能力
2007/3/4(日) 午前 4:45
林輝太郎先生の本や、前の掲示板での猫次郎さん、バカラさんの優れたやり方に関する書き込みを読みますと「スゴイなぁ、俺にも出来るかもしれないなぁ」と思うことがあります。
試しに猿真似してみるわけですが、絶対の絶でダメです。
資金量、性格、ハラの太さ、頭の良し悪し、人間の器、その人が置かれた状況、すべてが異なるわけで、それらの人はそうしたことが出来るようになるまでに、それなりのプロセスを踏んできています。読んでパッとできるわけがないのです。
さらに、自分の相場能力というのは自分が思っているほどのレベルではなく、大概の人は自分は特別だと自惚れているのです。客観的にみれば、虫けら同然の極めて小さい能力しかもっていない。
相場能力を一気に向上させようとしても無理ですから、優れたやり方を自分のものにするには、ある程度の試行錯誤、自分なりに消化する時間が必要なようです。
また、あまり多くのやり方を目にしますと、どの方法も身につかないという最悪のパターンになってしまいます。
私の場合は林輝太郎先生の本だけに限定して、それ以外のやり方はないものと思っています。先生の本に紹介されているやりかた・技術だけでも相当な数です。
自分が実行できて、ある程度の利益が確保できるやりかた・技術を一つでも身につければ、それを拠所にして相場資金を徐々に大きくしていくことが出来るのです。
だれにでも実行できて、損することがなく儲かることが多い。
そんな数少ないやりかたの一つがFAI方式ではないかと思います。
FAIといっても、だれもが月足グラフを1000枚描く必要はありません。
クラフを1000枚描けば、間違いなくグラフ描きは上手になりますが、それだけのことで相場の腕が月足グラフの枚数に比例して上がるわけではない。
研究部会報の買銘柄のうち価格の安い、自分の好きな銘柄を買って騰がるのを待つというような、安易な方法からスタートすればいいのです。
商品先物取引充用有価証券管理業務
2007/3/2(金) 午後 8:46
今日、商品取引会社(フジ フューチャーズ)の取引画面に
「証券保管振替制度」による振替決済サービスを3/5より開始するとありました。
待っていたのよ。これを・・・
現在、万が一追証が発生したときのために現金証拠金に加えて代用証券も証拠金としているのですが、名義書換しないと受け付けてくれないので大変でした。
現在、ほとんどのネット証券は名義書換や出庫をしないんです。
唯一イートレード証券だけが券面出庫と同時なら名義書換するということだったので、株券をイートレード証券に振替えた後、けっこう高い手数料をイートレード証券に払って、名義書換、券面出庫し、商品取引会社に入庫したのです。1ヶ月以上かかりました。
入庫した代用証券を売るのも、これまた一苦労。
商品取引会社からの出庫は4日で届きます。証券会社にゆうパックサービスで入庫しますが、こいつが7日間。
その後10日間かけて、株券の真贋チェックをしやがるんです。これでは、売りたいとき、売れません。
信用銘柄ならツナギ売りすればいいのですが、
最近、東証はすぐにカラ売り禁止にしやがる。
お前等、流動性の確保をどう考えてやがるんだ!早く、貸し株市場の整備をしろ!
とまぁ、いままで血圧が上がる思いをしていたのですが、ようやく、そういう状況から開放されると思うと、嬉しくてしかたがありません。
調整
2007/3/1(木) 午後 8:40
“調整局面”という言葉は、株の下げ局面で“下げ相場”という言葉の代用として、よく使われますが、曖昧模糊として、ものをはっきり言わない我々日本民族好みの便利な言葉ですね。
調整とは「正しい・つりあいのとれた状態にする」という意味です。
ということは下げる前の株は「正しくない・バランスが崩れた」の状態だったということになります。
現在の株の下げは、株価が正しい状態に収斂しつつあるのでしょう。
我々投資家は株が「正しくない・バランスが崩れた」状態のときに売却して資金を確保し、株価が正しい状態に調整された後に再び買うということを繰り返していくしかありません。
暴落日
2007/2/28(水) 午後 8:02
いやー、今日はすごい一日でしたね〜。みなさま、お疲れさまでした。
しかし、こういった暴落日は忘れたころにやってきます。
私は今回も前回の暴落の教訓を生かすことができませんでした。
忘れないようにノートにつけておかなくては。
NY株の暴落のあおりで大豆・コーン三品もストップ安。
これら商品も一山つけたかもしれません。
中国株の下落はきっかけに過ぎず、今回の暴落の本尊は米国です。
早く、NY株が下げ止まってほしいものです。
月変り3本越し
2007/2/27(火) 午後 8:29
この言葉を聞いたのは人形町の事務所で、林輝太郎先生から。
先生は小豆のグラフを見ながら、「ウム、月変り3本越しだな」と呟いたのです。
かっこいい・・・・。
このシーンは、先生の大ファンだった私の脳裏に刻み込まれることになりました。
活況だった株も今日は一服。これからどうなるかは“神のみぞ知る“ですが、明日が終ると、月変り3本越しとなります。
短期の売買は、一旦、区切りをつけるところかもしれません。
さて大豆、本日はほぼ全限がストップ安となりました。
大豆は人気が一方通行になりがちで、西部劇のバッファローの集団暴走的値動きになります。そんなときは、その動きに逆らうことはできません。
サヤ取り屋の私としては、暴走が収まるのを待って恐る恐る玉を入れるのですが、それでも、ちょくちょくストップ高、ストップ安にひっかかり、片方の玉が出来ない事態に直面します。たいていは、翌日の寄付で注文を入れ直すのですが、サヤは大きく不利になってしまいます。
まぁ、これは商品相場サヤ取りの税金みたいなものでしょうか。
ストップ
2007/2/23(金) 午後 8:01
昨日は大豆が全限ストップ高。
今日はアラビカの2限月がストップ高でした。ストップがありますと、サヤの傾向が変るきっかけになることもあるので、週明けのサヤの動きに要注意。
しかし、アラビカのストップは動きが変なんです。
800円がストップ値幅で、普通なら800円高のストップ張り付きになるのですが、各節の動きをみますと、先限、9月限は790円高で止まっていた。
売り方が、ストップ手前で大量の売り玉をぶつけていたんじゃないのかな。
なんて邪推してしまいます。
株は6カ月の金泉相場に突入。今年はいいんじゃないでしょうか。
連日、保ち合い上離れする銘柄が続出しています。金がいくらあっても足りません。
時間を味方につけて、じっくりと値上がりを待つ。
この際、へんな小細工は無用でしょう。
マフラー
2007/2/22(木) 午後 8:32
先週の土曜日、女友達の誕生祝いにニコスのギフトカードを3万円分プレゼントしたら、火曜日に、その女友達からブランド品のカシミアのマフラーが届いた。
彼女 曰く、「お気持ち、半分だけ、いただきます」だって。
「3万円が自分の分限相応」と書いたけど、どうやら私の分限は、せいぜい1万5千円というところのようですねー(笑)
株式相場は強くなってきましたね。この力強さは、いつか見た光景。
5月連休前後までは、この勢い続くのでは。
大豆はとうとう5万円相場が示現。まだまだ強そう。
とちらも、行き着くところまで行かないと、収まりそうもありません。
大和證券社長の講演会
2007/2/20(火) 午後 8:30
今日は大和證券の鈴木茂晴社長の講演会(内外ニュース主催)に行ってきました。
証券会社社長だけあって、強気。年末ダウ22000円とのことでした。
まぁ、今年はあたるかもしれませんね。
ただ、ダウは高くなるけど、我々が手がけている低位株はいまいち。という状況が続いています。
こんなときは、ストップをおいて、小枚数で、高くなっていく株についていくしかないのでしょう。
しかし、そういうやり方は、どうしても順張りになりますから、林輝太郎先生の本で勉強した自分としては少々気持ちが悪いですね。
それと、証券会社をはじめとして、各金融機関は“団塊世代の退職金”を相当の期待感をもって狙っています。サラリーマンにとって退職金は最後の砦。慎重な行動が大切かも。
評価替え
2007/2/15(木) 午後 2:25
決算で法人の保有株式を評価替えしなければならないと書きましたが、
昨日くだんの税理士から電話があり、「法律の条文を調べたら、洗い替えをしなくてもよさそうなので、現行のままで決算しようと思います。」
「ばかやろう!よく調べてから資料を要求しやがれ。」と怒鳴りたいところでしたが、相手は女だし、これからのこともありますので、「ああ、そうしてください。」と穏便に答えておいた。
俺んとこみたいな、ちゃちい会社が期末で持ち株を評価替えするなんて、へんだなーと思ってたんだよなー。まっ、いいか。
さらに、「御社は今年は赤字ですので、これ以上損失を増やさないほうがいいと思います。ついては、創立費と減価償却費の計上を来年に先送りしてはどうでしょう。」と細かいことを言うので、
「合わせて200万円程度の小さな額ですので、商法どおりに今年計上してください。」と紳士的に答えて電話を切った。
いろいろあったが、これで我が社の決算は終了。
すべて税理士任せなので、あまりエラソーなことは言えないけどね。
3連休
2007/2/12(月) 午後 8:02
このところ、毎日3月4月の陽気で助かります。寒いのはいやですからね。
この3連休は絶好の行楽日和だったのでは。
しかし、私はけっこう疲れました。
確定申告書を2人分作成し、その税額にショックを受け(個人持株を法人にクロスしたので個人分は利益になった)、
さらに、税理士に依頼された法人の決算資料を3つエクセルで作成。
出しっぱなしでは無責任かなと思い、投資有価証券の残高を確認したら70万円も合わない。丸一日かけて間違いを発見。
さきほど、ようやく添付ファイルで税理士に送信しました。
会社を作ってからというもの、土日祝日はたまった帳簿をつけたり、調べ物をして潰してしまうことが多くなりました。やはり会社経営というものは手間がかかるものですね。
こないだ知ったのですが、法人が受取る配当金は一応 国税が源泉徴収されていますが、これは個人の税制で、法人の所得税額から控除できます。(欠損法人には還付される)
また配当金自体も、法人の利益金に50%しか算入されないのです。
税理士が「持株の12月末の株価の資料を作れ」というので、なぜかと聞いたら、「既に我が国は時価会計に移行していて、売却目的の有価証券はすべて期末において時価評価し、洗替方式により評価損益を益金または損金に算入しなければなりません。」
そうなると、売っても売らなくても決算上は評価損益を計上しなければならないのか。管理が面倒だな。
そういえば、FAIを始めたころ、時価会計に移行したら企業会計の透明性が増すという記事を読んだっけ。
「そんなことも知らないで、投資会社を設立してしまったんですか?」
という声がどこからか聞こえてきますねぇ(笑)
電話
2007/2/10(土) 午後 8:39
昨日、温泉から帰って場帖をつけていると電話があった。
今日は大豆がストップ高だから、「相場の仲間からだろうな」と思って電話に出ると、いつも食事につきあってくれる女友達からだった。
1月19日に食事にさそって断られたと書いた件の女。「先日は気の無い返事でごめんなさい」ということで、久しぶりに会って食事をすることになりました。
「もう会えないかもしれないなぁ」と思ってましたから、ルンルン気分。
週末の夕方でよかった。こんなことが場中にあったりすると、元気が出て、調子に乗って、毎節行いで仕掛けてしまったりします。馬鹿みたいな話ですが本当なんです。
そんな仕掛けは“絶対の絶”で失敗し、その後1ヶ月以上苦しむことになるのです。
前回あったときに、クリスマスプレゼントをもらいましたから、お返しをしなくては。
彼女、3月が誕生日ですから、誕生祝いにニコスのギフトカードでもあげようかな。
こんなとき、猫次郎さんなら30万円以上をポンとプレゼントするらしいのですが、私の場合は分限相応、3万円程度にしておきましょうか(笑)
肩こり
2007/2/9(金) 午後 8:44
昨年から、寒くなると右肩甲骨横あたりが凝って、右腕がしぴれるようになりました。
パソコンの使い過ぎによる視神経の疲れからくるようなのですが、ほっておくと炎症を起して酷くなるので油断できません。
昨年は湿布薬と磁気ネックレスで、なんとかしのぎました。
今年は暖冬なのて、昨年よりはましですが、風邪をひいたりすると痛みが酷くなります。
で、温泉通い。近所にできた温泉にジェットバスがあって、その水流を痛い場所にあてると、肩こりが相当緩和されるのです。
毎週、金曜日は温泉に行って肩こりを治療、ついでに相場による精神的緊張を緩和するといった行動パターンが定着しました。
平日だと風呂もすいているし、相場専業者の特権を行使しています。
温泉から帰って、相場を見ると大豆は一般、NGともストップ高。これはNG大豆5万円の高値をみないと収まりそうもありません。
株も、今日あたりは下げるかと思いきや200円高と強い。まさに、押し目待ちに押し目なし。
でも、温泉でホンワカしているせいか、「まぁ、いいか」
今週も平和な一週間でした。
FAIと不眠症
2007/2/6(火) 午後 8:33
不眠症が改善して数ヶ月が経過しました。徐々に力が溜まってくる。そんな感じです。
不眠症が酷かったときは、パソコンのスイッチを入れるのが辛い。新聞、テレビを見ることができない。本当に虚仮のようになってしまいました。
ただ、相場だけは張り続けることができましたが、腕は相当落ちました。順調な上げ相場だったので利益を上げることができましたが、大損の危機は何度もありました。
このままではいけないと思い、酒を止め、夜は8時半に寝るようにしました。
女性と会話をしながら食事をするとその日はよく眠れますので、必死で女友達を食事に誘いました。
サプリメント、睡眠薬の類は20種類ぐらい試しましたが、どれもたいしたことはなかった。
夜中に目が覚めても焦らず、秘伝の睡眠薬(春ウコン粉末を水に溶いたもので当帰芍薬散を三錠飲む)で寝なおす。
精神的に安定するので寝る前には必ず林輝太郎先生の相場書を読む。
いろいろ悪戦苦闘しましたが、完治するまで結局3年かかりました。
それが、一昨日、久々に興奮してしまって寝付けません。
あれ、なぜだろう?と自己分析の結果、土日にFAI方式の月足グラフの更新を行なって、興奮したためであることがわかりました。
昨年9月に株の新規売買を停止した後、FAI方式の月足グラフの更新も停止して休んでいました。正月休みにまとめて更新し、今月から単月足の更新を再開したのです。
今月は陽線が多く、買いたい衝動に駆られた銘柄が数多くあり、手持ちの銘柄との入替を真剣に考えました。そうしたことから、興奮状態が治まらず、眠れなくなったようです。
また、FAI方式は多くの銘柄を観察するため、性格的にあっていない場合、ノイローゼになることもあるのではないでしょうか。
林輝太郎先生の「株式上達セミナー」に“1億円ノイローゼ”の話が出てきます。たしかに金額面で1億円という未体験ゾーンに突入したこともノイローゼの原因になるでしょう。
しかし、けっしてそれだけではなく、月足グラフ、場帖で多くの銘柄を観察していても、金は無限にあるわけではありませんから、実際に買うことができるのは24銘柄程度。
その結果、金は増やすことができても、精神的興奮が慢性的に続き、真剣に取り組めば取り組むほど錯乱状態に陥り、ノイローゼ、不眠になるのではないだろうかと経験上、強く感じます。
月足グラフの枚数も多ければ多いほど良いというのは間違いで、己の分限相応、300枚程度でよろしいのではないでしょうか。私の場合も月足グラフが500枚を超えてから、不眠がひどくなりました。
FAI方式のような多銘柄売買は、自分の性格にあった取り組み方、当てようと真剣にならない工夫が必要なのかもしれません。
1月の月足
2007/2/5(月) 午後 8:12
1月の月足更新が終りました。
低位株全般は短い陽線をつけ、月足グラフの多くは“昨年11月の突っ込みで底打ち”と言ってるように見えます。
私が買ってるFAI銘柄群は総じて堅調な足取りでした。
そのFAIクラブの2月例会は、
「2段上げの初動に入って、2倍くらいになりそうな銘柄がたくさんあり 盛り上がりました」とのこと。(FAIクラブ掲示板.米田さんの書き込み)
例会はいつも淡々と終るのに、珍しいことです。
今年は意外と騰がるかも・・・・
昨年の前半に買ってしまった低位株は、水面下のまま、ほったらかしにしていましたが、買値を確認すると、ほぼ“時価”の水準です。
恐らく、私と同様の人が多いでしょうから、ここから上は戻り売りが多くなるゾーンかな。一段高には時間が掛かる、もしくは、いったん下押すかもしれませんね。
PC-SUCCESS 破産
2007/2/3(土) 午後 8:44
パソコン周辺機器、家電などを超低価格でネット販売していた、PC-SUCCESSが破産してしまいました。昨年の暮れ、新しく買ったパソコン用に80ギガのハードディスクを2つ、5000円で買ったのですが、破産にひっかからなくてラッキーでした。
PC-SUCCESS のホームページは当サイトのリンク集に載せて、頻繁に覗いていた店だったのに残念。
PC周辺機器は一頃はいい値で取引されていましたが、現在は雑貨品並みの価格。
単価下落は強烈で、3年前5万円だった物が今5千円という世界。
そうした世界で、薄利多売で商売するのは大変だったんでしょうね。
昨年は中古パソコンを4台買いましたが、皆、未使用品の所謂「新古品」でした。約5年前のNECのビジネス向け製品ですが、15インチの液晶ディスプレイ付で13000円でした。不良在庫の処分品でしょうか。
現在、Vista発売で賑わっているパソコン業界ですが、かつての半導体並に単価下落と世代交代が押し寄せ、儲からないビジネスになりつつあるようです。
それにしても、メモリーが1ギガ以上必要とか、CPUがダブルコアであるとか、不必要な過剰品質のハードでなければ動作しないようなOSを発売し、ユーザーに買い替えを迫る米国メーカー。そんなパソコンで我々はいったい何をすればいいのでしょうか?
ストップ値幅
2007/2/2(金) 午後 9:12
東京穀物取引所は2月1日より、NON−GMO大豆のストップ値幅を800円から1000円に拡大し、証拠金も12000円から15000円に引上げました。(一般大豆は800円のまま)
1月下旬、シカゴが40セント高したとき、ストップ高が続き流動性が損なわれた反省があったのかもしれません。
本日、早速、新ストップ値幅の1000円安が示現しました。800円のストップ値幅に比べると、4桁の1000円はなんとなく迫力があります。
本日は2限月以上がストップ安でしたので、週明けのストップ値幅は1500円となります。
不思議なもので、ストップというのは、相当大きく動いたような錯覚を受けますが、1000円ストップ安といっても約2%にすぎません。
ただ、ストップ安になりますと売りは抽選になりますので、売りたい人はどうしてもアセります。
こうした心理的な側面も商品相場の特徴ではないでしょうか。
今日、FAIクラブのホームページを見ましたら、月間高低表が更新されていましたので、早速、持ち株の月足グラフの更新をしました。なかなか良い足をつけているものもあり、心強く思いました。
土曜、日曜は終日、月足グラフの更新です。今月は良い形のグラフが多そうなので、作業も楽しいものになりそうです。
経済活動としての相場
2007/2/1(木) 午後 8:52
投資会社を経営して一年経過して思うのは、
会社設立は18万円ほどの費用で出来、会計ソフトを使って、会計事務所と契約すれば経理処理も簡単。決算申告も金さえ払えばやってくれる。
さて、問題はどう稼ぐかです。
当初は、上げ相場がしばらく続き、猫次郎さん的に低位株の短期売買で稼いでいけると思った。一昨年の上げ相場では実にうまくいっていたし・・・
ところが、昨年は一転して見事な下げ相場。低位株の買い一本槍の短期売買では、毎年、安定した収益を上げていくのは不可能だということがわかりました。(当りまえですね)
性格がおっちょこちょいなので、一時期の好調さがずっと持続すると考え、会社を設立してしまったのです(笑)
やはり、FAIの買銘柄のような、月足の形が良い銘柄を倍加するまで じっくり持つというのが低位株投資の王道なのではないかと個人的には思います。
渡辺幹夫先生が以前、PANで書いていましたが「高配当利回りの低位株を買って、配当金を受け取りながら値上がりを待つ」という策戦が私の投資会社に適合しているような気がします。
つまり、高配当利回りのFAI銘柄を保有する。
会社経営の立場から見ると、配当金のような確実な収益は、価値ある収益なのです。
もう一つは、商品先物取引におけるサヤ取り。
サヤ取りは私の専門で、低位株の短期売買のような付け焼刃ではありません。
これは以前、相当真剣に取り組んだ経験もあるので、少なくとも大損はしない。
この2つの投資を我が社の2本柱とすれば、なんとか稼げるのでは。
と思っていることろです。
注文ゼロ
2007/1/31(水) 午後 8:13
今日は久しぶりに注文ゼロ。
振り返ってみれば、今月は注文を出さなかったのは大発会と今日だけだった。
いくら相場中毒だからといっても、ひどすぎる(笑)
林輝太郎先生の本を読むと、名人ほど建玉数が少ないというし、鏑木さんも白が大切だといっている。
ジャズの名トランペッター、リー・モーガンですら、先輩のマイルスに「おまえの演奏は音が多すぎる」といわれたそうで、何事も物事には間が大切なのかも。
あらためて、自分の値板を眺めると、無駄な建玉(あまり利益を生みそうもない)がいかにも多い。2月は、もう少しゆったりと相場に取り組むようにしよう。
本日、国税から法人決算申告書が届いたので、金融機関の残高証明と一緒に会計事務所にクロネコメール便で送付した。A4サイズで料金なんと80円!
これで私の決算業務は終了。後は会計事務所が決算処理をしてくれるはず。
気楽な社長です。
相場の張り方は大様がいい
2007/1/30(火) 午後 8:34
林輝太郎先生はこう書いています。
「歯を食いしばって青い顔をして、神経質に1時間ごとの動きや出来高に注意し、たくさんの種類のグラフを引き、
上手いところで売買できたとしても、多分に偶然なのである。
その張りつめた状態を一年中持続できるわけはなく、そのあと反動で逆にいいかげんになってしまい、大失敗をする。
それならば、予測も売買も、万事を大様に構えて淡々としていたほうが、冷静さを長く保てる。」
(投資の科学93年10月号「商品相場のやり方」より)
それ、僕のことですか? という感じです。
典型的な血液型A的性格の私は、現在、どちらかといえば、こんな感じで商品相場に接し、毎日を送っている。
やっぱり、本筋を踏み外しているんだろうなぁ。
しかたがないんだ。
各節の動きでも見ていないと毎日がヒマでヒマで、生活に張りがないんだもん。
でも、今後は相場を突き放す方向に軌道修正していこう。
売買日記
2007/1/29(月) 午後 8:30
昨日、アラビカの玉を整理した際、約10日前の玉操作が何を意図したものであったかわからないものが複数存在した。
これではまずいので売買日記をつけることにした。
アレキサンダー・エルダーは売買日記の効用を
・毎晩きっちり当日の売買を記し、やるべきことと、やってはいけないことをはっきりさせる。
・自分の売買がその後どうなったか確認し、本来どう行動すべきであったかを書くことによって、自分の売買システムを増強する。
と述べています
夕食をとった後はヒマなので、この時間を利用して売買日記をつけることにしよう。
それと昨日、玉帖を眺めていて、しみじみと思ったことは、
「儲けのチャンスを逃すかもしれないという思いから、あせって建てた玉は利益にならないものである。」ということでした。
1月の終わりに
2007/1/28(日) 午後 1:40
早いもので1月も後3日で終わり。
昨年の株式相場はホリエモン暴落でエライことになったけど、今年の1月は平穏に終りそう。
加えて、低位株全般が、どうやら底打ちの気配。
商品のサヤ取りも何とか利益。平成19年、まずは順調なスタートをきることができた。
今年はいい年になるかも!
しかし、ここで引締めないと、ついつい調子に乗って、玉を膨らませて、大損の種をまく。それが、いつもの私のパターンなのである。
そこで、今年は月の終わりに玉の整理をすることにしました。
膨れ気味のアラビカの玉、約20万円の整理損を出して週明け手仕舞い。
来月は良い玉を建てて、平均値を改善していこう。
配当金振込指定書
2007/1/27(土) 午後 8:29
昨年の9月、持ち株を整理した際、個人口座の株を売って、法人口座で買うクロスを行ないました。
昨年は法人口座での株の運用が全くダメで、配当金を我が社の安定した収益源の一つとするためです。藁をもすがる思いとはこのこと(笑)
個人口座の株の配当金はすべて銀行振込で受取っていました。
郵便局の小切手で受取るのも情緒があっていいのですが、半ボケのじいちゃん、ばあちゃんが大勢いるときは恐ろしく時間が掛かります。
で、法人名義で、配当金振込指定書を再度提出することにしました。
インターネットで配当金振込指定書をダウンロードしてプリントアウト。半日がかりで記入しました。(この日のために、はんこ屋さんで法人名のゴム印を作った)
銀行の再編が進んだため、三菱、中央、みずほの三社でほとんどの会社がカバーできるたのは少し助かりました。
これで、次回の配当金は我が社のメインバンクに振り込まれます。
配当金を受取る前に持株が倍加して手放す羽目にならないといいのですが。。
そんなわけないか(笑)
一般教書演説
2007/1/24(水) 午後 8:44
ブッシュ大統領は本日午前11時、一般教書演説を行ないました。
その中で、ブッシュ大統領はガソリン消費量を10年以内に20%削減し、2017年をめどにエタノールなど再生可能燃料を350億ガロン生産する方針を示しました。この演説が原因で本日の穀物相場は大混乱に陥りました。
16日頃、ブッシュ大統領の一般教書演説の内容が政府筋からリークされ、それによれば一般教書の内容はエタノール燃料を600億ガロン生産し、それを実現するには、米国の農地の3分の2でエタノール用のコーンの作付けが必要ということでした。
そのため、東京穀物取引所のコーンおよび競合品である大豆が暴騰し、昨日はストップ高。本日も午前中は非常に強く、一般大豆先限の寄付きは900円高という物凄さ。
それが、本日のブッシュ大統領の一般教書演説は期待したほど過激な内容ではなかったため、後場寄付きに失望売りが殺到。、一般大豆先限は一転して前日比750円安。朝の寄り付きから実に1660円安という暴落を演じたのです。
まさに、知ったら終い。材料出尽し。16日のリークはガセネタだったのです(笑)
なぜこんなことを書くかといえば、昨日寄成りで一般大豆先限の買い注文を出し、ストップ高で出来ず。サヤ取りの売玉だけが建ってしまい、さてどうしたものか。
昨日の勢いからみると、寄付きは相当高そう。で、寄付きの買いを見送り。
結局、大引けの後場第2節で前日比290円安のところで買って、サヤ取りの玉が整いました。
節分天井?
2007/1/22(月) 午後 8:34
低位株が上げ始めました。実に久々。
ジリ高で押し目がない。これは、いつか見た光景ですね。株が上がると気分が良くなります。
問題はいつまで上げるかですが、11月下旬が底ですから、そこから月またぎ3本越しが2月の上旬。
すると節分天井という言葉が浮かびますが、3ヶ月後の2月の下旬頃までは上げそうです。
そこから1ヶ月程度の調整局面の後、再び上昇すると見ますが、果たしてどうなるでしょうか。
私の場合は買ったまま、ほったらかしですから、それでどうこうしようとは思いませんが、
5月の連休前後に突っ込むチャンスがあったら、買い増しするかもしれません。
アラビカの発会
2007/1/19(金) 午前 11:29
昨日はアラビカの発会。750円のサヤを買われてまずまずの人気。
当面アラビカ相場の基調に変化なしといったところでしょうか。
急落したバナーズ銘柄のうち理経を寄付で買ってみました。17円安の280円で約定。他の銘柄はもっと凄いことになっていたみたい。理経は何度か手がけていて、割と良い印象を持っていたので買ってみました。
思っていたより安く買えて、気分が良くなったところで女友達に電話して食事にさそったが、つれない返事。どうも飽きられてしまったようだ。相場以外、取り得のない男だからなぁ・・・・
とたんに気がめいってきたので、気晴らしに午後から雑用を片付けに外出。
銀行に行って自分の給料の源泉所得税を払たり、決算書類のコピーを取ったりして、帰ったら気分が良くなっていた。やはり、部屋にこもりっきりは精神衛生上よくない(笑)
コーン、大豆の前引けは、昨日のストップ高から一転してストップ安。なんと、荒っぽい相場でしょう。
さて、今日は午後から温泉に行って一風呂浴びてくるとしよう。
バナーズ銘柄が急落
2007/1/17(水) 午後 8:32
今週は、バナーズ銘柄急落が話題になっています。
バナーズ3011、かつては埼玉繊維という会社でしたが、最近は投資会社的様相をおびていて、いろいろな会社の株を取得していたようです。バナーズが株主の銘柄は中国工、宮入バルブ、チッカリン、ボーソ油、リード、理経、森尾電、赤阪鉄、春日電。いずれも、月足を見ると不自然な値動きに見えます。
せっかく、11月の急落を乗り切ったのに、ここにきて仕手崩れ的暴落。資金ショートでしょうか。
昨年の暮れ、11月の急落後も値を保っていたケイヒンがこれらの銘柄とよく似た崩れ足を見せて急落しています。関連があるのかも・・・・
バナーズの総務部は
15日「こちらでは説明できる情報は何も聞いていない」
16日「うわさは色々出ているようだが、こちらが株式を売却しているということはない」
今日「株式に関しては運用担当セクションが手掛けている。運用の内容に関してはノーコメント」
と述べています。
いずれの銘柄も信用買い残が多く、値戻しは時間がかかりそうです。
相場が面白くなってきた
2007/1/16(火) 午後 9:01
今日は森前首相の講演会(内外ニュース主催)で永田町まで行ってきました。
めったに外出しませんので、くたびれてしまいました。(情けねー)
あまり期待していなかったのですが、話はコメディアン的で面白かった。
ただ、言わずもがなの言葉も多く、やはり、このお方、首相の器ではなかったなぁというのが率直な感想でした。
さて、相場は面白くなってきました。長らく低迷していた株(私が見ているのはFAI的低位株のみですが)は15日の終値で陽転し、今後は押し目買い方針で行くことにしました。
ただ、売買の主力は商品相場に移行しておりますので、以前のような活発な売買はしません。しかし、FAI銘柄の持株は倍加狙いで維持しておりますので、そうした株の買い増しがメインとなる予定です。
商品の大豆は本日も値幅制限拡大1200円のストップ高、コーンも同じく750円のストップ高でした。原因は米国のコーンの期末在庫が大幅に下方修正され、在庫率6.3%と危機的状況であるらしい。で、大豆も連れ高。先物引継ぎ足では、すでに昨年、一昨年の高値を上抜いている。
サヤ取りは天下大乱時が稼ぎ時ですから、こうした展開はどちらかといえば好ましい。
ただ、日本の商品相場の値幅制限は小さいので、あまりに簡単にストップ高張り付きになってしまいます。そういう日にサヤ取り注文を入れますと、片玉のみ約定し、思わぬ損失を被ってしまいます。
片張りをやっている人も投げたくても投げられない、踏みたくても踏めないという恐ろしい事態に直面することになります。
ちなみに米国のコーンのストップ値幅は20セント、率にして約5%。
我が国のとうもろこしは500円、率にして約2%、大豆は800円、率にして約2%です。
まぁ、なにか事情があるのでしょう。
大豆42セント高
2007/1/14(日) 午後 8:39
土曜日の朝、日課の米国商品相場の外電を確認すると、大豆が42セント高。
えっ、4セントじゃないよな。やっぱり42セント高だ・・・
なんでも、とうもろこしのストップ高に張り付いたことが支援材料となったとか。
日本の大豆相場に換算すると2000円高。
月曜日の大豆、とうもろこしはストップ高張付き確実の情勢。
ストップ高張付きだと、買いは抽選になるので鞘取りの玉は入れらません。
月曜日は退屈だから、気分転換に近所の温泉にでも行こうかな。
今週は比較的忙しく、火曜日は森前首相の講演会。(あまり期待できない?)
水曜日はアラビカコーヒーの納会、翌日は発会。
金曜日は会社の決算資料を会計事務所に提出する期日。
土曜日はジャズクラブの例会で午前様の予定。
さらに今週は、ひょっとすると、株も陽転するかもしれない。(個人的な指数ですが)
そんなこんなで、今週は大切に過ごしたいと思います。
サザエさんのおばさん
2007/1/12(金) 午後 8:44
私の相場の友人のひとり、ひま人さんから聞いたのですが、“サザエさんのおばさん”という凄腕のプロ相場師がいるそうです。相当なキャリアを持ち、これはと見込んだ銘柄の安値を丹念に仕込んだあとは、場帖もつけず、グラフも描かず、ひたすら、待つ。
その、なにもしない時間は、4コマ漫画のサザエさんばかりを読んでいるという。
その話を聞いた時、「ああ、そうだろうなぁ」と思いました。
なまじ場帖なんかをつけるから、どうしても利食いや買いが早くなる。
FAI投資法などの株の長期投資は月足ベースで考えるべき。ならば日々の値動きの場帖は混乱のもとではないかと常々思っていたからです。
現に、FAI投資法に添付されているFAI通信のP.21に相場師の西垣広幸さんは
「出来高スリップ(FAI場帖のこと)をつけていると、どうしても買銘柄が多くなり、散漫になりやすい。それよりも悠然と年間倍増を目指すのが本筋。」と指摘しています。
林知之さんの『究極の低位株投資』にはFAIにおいては日足チャートは禁止と書かれています。しかし、日足チャートがダメで日々の場帖はよいというのは二律背反でおかしいと個人的には思います。FAI投資法はローリングの逆で、買ったら倍加まで放置するのが正しい!
日々の場帖をつけながら、長期の上げ波動を取ろうとすのは常人には困難ではないでしょうか。
新年の誓い
2007/1/11(木) 午後 8:50
専業で相場をやっていると、ほかにやることはありませんから、知らず知らずのうちに相場にのめり込んでいきます。
そういう状況に陥りますと、不思議と成果が上がらなくなります。
私の場合、利食いが続いた後がいけません。もっと取ろうと思うのです。
相場を張って張って、張りまくる。
しばらくはいいのですが、あるときガクンと疲れが来ます。そうなった後は、えてして大損が待っている(笑)
大損をしますと、さらに疲れ、気が付いたときは心身共にボロボロ状態。
4、50日休まないと本来の自分を取り戻せません。しかし、年をとりますと復元力が落ちてきます。休んでもなかなか元気が出てこない。
それでは、相場師が元気になる秘訣はなにか。それは、なんといっても“利食い”です。千人力とはよくいったもので、勇気が湧いてきます。
利が利を呼ぶ状態になりまして、夢中で売買する毎日が続く。
再び、相場にのめり込んで大きな損に衝突する。疲労のせいか、慢心のためかは判りませんが、どうも、私の相場人生は、この繰り返しのようです。損より益のほうが多いため、何とか生きてきましたが・・・・
で、新年の誓い。
「相場を突き放す、相場と距離をおいて付き合うこと」を心がけます。
残高証明書
2007/1/10(水) 午後 8:19
昨年、設立した投資会社は12月決算。決算には銀行口座の残高証明書が必要ということなので、本日手続きに行ってきました。
最低だったのが住友銀行で、30分も待たせたあげく、残高証明書は10日後に郵送するとのこと。しかも、手数料は840円!ふざけんじゃねぇ。
一時が万事。立場を利用して、いろいろと悪どく儲けてるんだろうなぁ。
次に郵便局へ。ここは即日発行で手数料は500円でした。
ネット銀行のイーバンク銀行は郵送で申し込み、発行は一週間後、手数料は500円。
500円でも高いけど、住友銀行に比べれば、まぁ許せる。
帰宅して、穀物相場を見ると大荒れで、米国安で続落(昨日はストップ安)のはずが、コーン、大豆とも高く、Non−GMO大豆にいたっては逆にストップ高。
商品会社の市況解説はお笑いで
『定期市場というよりも投機市場と化しており、ますます不透明感がますばかりである。こういった市場での仕掛けは見送るべきといえる。価格が大きく飛ぶために、対処が極めて難しいため。国内の需給環境も関係ない値動きのためである。(中略) 本日ストップ安も予想されていたが、逆にストップ高となってしまった。』
理由なく上げる相場は高いというから、穀物はしばらく高いかもしれません。
個人投資家の滅亡
2007/1/7(日) 午前 8:59
ネット証券のサービスで会社四季報の最新データをパソコンで見ることができます。
毎月、月足更新時に四季報で業績を確認していたのですが、最近は四季報を買わずにパソコンの画面で確認することが多くなりました。証券コードを入力するだけで、ページをめくる手間がなくて便利です。
どうせ、解説をチラッと見て、業績予想の一株利益と自己資本比率、株主資産ぐらいを確認するだけですから。
今回、12月の四季報の証券株の解説が少々気になりました。中小証券の解説は総じて厳しく、今期(07年3月期)は、「個人投資家の投資意欲減退で株式委託手数料が激減」で大減益確定。
これはいいとして、問題は来期(08年3月期)の見込みです。
株委託は若干増想定。
株委託は若干増加見込む。
株手数料収入は回復見込めず。
株委託も若干増。
どの証券会社も株手数料収入の回復について、そうとう悲観的な見方をしています。(四季報はアンケートの回答に基いて作成されます)
証券会社といえば万年強気のはず。今回の下げの後遺症は相当きついと見ているのでしょう。
ひよっとすると、自分たちがお客を皆殺しにしたから、そう思うのかも。
ともあれ、証券各社は、個人投資家は滅亡したとみているようです。
“暴落”
2007/1/6(土) 午前 7:41
ニューヨーク貴金属は、軒並み暴落。金、銀ともに暴落。
終値の前日比は、金の期近2限月が19.3〜19.0ドル安、その他の限月は21.7〜19.3ドル安、
銀の期近2限月は60.5〜59.7セント安、中心限月の3月限は60.5セント安、その他の限月は64.8〜61.0セント安。
金2月限は、ドル反落をはやし時間外取引でプラスに浮上したが、雇用が予想を上回ってドルが急伸したことからファンド筋の売りが殺到し、昨年10月27日以来の安値に暴落した。
銀3月限は、時間外取引で上昇したものの、雇用統計後のドル高や金の急落を嫌気した売りが逆指し売りを誘い込み、10月26日以来の安値に暴落した。(1/5の外電より)
今朝の外電は珍しく暴落という言葉を使っています。
『暴落』 小気味いい、便利な言葉だけど、あまり見かけませんね。
ちなみに金は3%、銀は5%の下げでした。一日3%以上の下げを暴落というのなら、株の世界では日常茶飯事的に発生している。
でも、我が国のマスコミはけっして暴落という言葉を使おうとしません。なぜでしょう。
もう一つ気になるのは、5日はニューヨーク・アラビカも3%以上“暴落”しているのに、こちらはなぜか急反落という表現になっています。
外電を提供している商品会社の都合があるのかもしれません(笑)
大発会
2007/1/4(木) 午前 9:17
皆様、あけましておめでとうございます。
今日は待ちに待った大発会。やはり相場がないと生活に張合いがありません。
朝起きて海外の商品相場表を見ると、おとそ気分を一発で吹っ飛ばす値動き。
軒並暴落している。
コーンなどは19セント安。今日は恐らくストップ張りつきでしょう。
相場以外に人生が楽しくない私にとっては、この波乱のスタートは好ましい?。
今年の相場世界は株の復活があるかが、大きなポイントになります。
正月休み中にずっとサボっていた月足グラフを数ヶ月分まとめてつけましたが、低位は酷く下げています。4月から10万円下げというのがざらにありました。
昨年の下げはこれまでの上げ相場でついたプレミアムが、すべて剥げ落ちた強烈なものでした。
世間一般で言われているように、ここからの下げは限定的だと思います。今、お金があれば買っておいて損はしないと思いますが、問題はいつ上がるかです。
月足を見ると平均的な低位株は1年下げ続けています。過去の例を見ますと天井をつけて1年以上下げ続けると3年ぐらい下げる、または横ばうことは珍しくありません。
これから、2、3ヶ月の動きはそれを占うものになりそうな気がします。