連休モード
2009/4/28(火) 午後 1:11
ゴールデンウィーク間近というのに、この冷え込みはなんだ?
今朝の散歩は冬と同じ格好でちょうど良かった。近くの小山に登ったが、
よもぎがずいぶん伸びていた。
野生の藤の花を楽しみにしているのだが、まだ咲かない。
明日は昭和節で休みだから、あと2日で連休だ。5日間相場が休める。
今年は心理的負担になるような大きな玉は建てていないから、ゆったりと過せる。
で、気分はもう連休モード。
昨日GENOというネット販売の店で320GBの外付けハードディスクを買ったのだが、新品で4999円。今使っている120GB外付けハードディスクは6年前に23800円で買った。1GB当りのコストは198円⇒16円と6年間で
12分の1に下がったことになる。2000年頃は1GB当り一万円だった。
安くなってうれしいが、ハードディスクの名門メーカーのマクスターはシーゲートに吸収されるし、IBMを買収した日立も大赤字。すこし心配ではある。
320GBもあると事務所のパソコン7台のバックアップが1台でまかなえる。
これらのパソコン様には日々の注文、会社の経営、ネットでの買物と、とても世話になっているのである。連休を利用してパソコン環境を整備しようと思っている。
相場は崩れないから、もう暫く強いんだろうな。ひょっとしたら3ヶ月コースかもしれない。
悪材料の伏兵、豚インフルエンザは怖いけど、各国が真剣に対応しているから大流行はしないのではないか。
連休中に発表される米国ストレステストの結果、GMの行く末、材料出尽しで下げるのか、安心感から上げるのか、見守るしかないですな。
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心理的優位性
2009/4/23(木) 午前 3:28
☆精神的に楽なことは、なんでもいいことで、天国です。
天国の気分で儲かる。とても大切なことですよ。
気分がゆったりとしていると、乗せもうまくいくんです。
(脱アマ相場師列伝p228)
ギャンブルと相場は共通点が多い。
最大の共通点は両方とも金を賭けることであり、それを専門の職業にするのは難しいが、少数ではあるがプロが存在していることも共通している。
相場における考え方にもギャンブルから転用されたものが多いのは、共に不確実であり、ごく僅かの優位性が勝負を決定する共通点があるからだろう。
ギャンブルは胴元が有利であり、カジノ経営はごく僅かの優位性を根拠に、長い間には胴元が張子に勝つという前提のもとになされている。
張子が胴元に勝つには、ブラックジャックにおけるカードカウンティング等、その間隙をつく、ごく僅かの優位性にたよるしかない。
相場においても、確率は50%以下で小細工は通用せず、ごく僅かの優位性を持った定石に従った売買が長い間には利益になる。例えば、押目買い、吹き値売りの逆張りは不確実ではあるが価格的優位性を持って相場に参入する手段である。
共に勝つためには、ごく僅かの優位性を信じて実行し、長い目で見れば利益になるようにするしかないという。頼りないこと、この上ない。
しかし、相場においては工夫次第で色々な優位性を持つことができる。
資金に余裕を持つ資金的優位性、定石に従うことによる価格的優位性、専門を持つことによる習熟優位性、ツナギ玉等による安全優位性、ローリング等の手法による優位性などである。
そして、これらを積み重ねることによって心理的優位性が生じて、勝ちにつながる。
相場はほとんどが心理的要素によるものであるから、心理的優位性を持つことは安定的に利益を出すための決定的要因になるのである。
☆オプション買いの心理的負担は、オプション売りの2分の1以下である。
☆オプションは賭博に近いが、イン・ザ・マネーになれば権利行使が可能である一点で賭博ではない。(相場師スクーリングp168)
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転機となる書
2009/4/21(火) 午後 4:21
書評「タートル流投資の魔術」
「タートル流投資の魔術」は相場の新しい教科書として私の本棚に収まった。
林輝太郎先生や立花さんと同様の教えがやや理論的に記述されていて、自分の頭の中が整理される感じがした。
やはり、大きな相場を張った成功者がたどり着く結論は同じである。
著者のカーティス・フェイスも前半部分に時間がかかったと書いているが、本書は前半が素晴らしい。
相場が如何に心理的要素が強いものであるかを解き明かし、優位性を持って相場を張ることが大切であると主張している。
後半はシステムの検証について多くのページを割いているので、相場技術論者にとっては少々退屈ではあった。
カーティス・フェイスは相場の基本的考え方が正しく、しっかりしていて、しかもそれを文章にして読者に上手に伝えている。相当に頭が切れる秀才。しかもパソコン黎明期に相場のシステムテストのプログラマーをアルバイトにしていたという経歴の持ち主で、パソコン世代の新しい相場師である。
後半の自分の人生を振り返る部分、「億万長者から、離婚した奥さんに家を取られて、持株が暴落し、一文無しに転落して職を探した経験から、貧乏な人間の気持ちがわかるようになった」は少々泣かせる。
この辺のウェット感は、遠藤四郎さんの『株でゼロから30億円稼いだ私の投資法』の後半に共通するものがある。
脱アマ相場師列伝(旧版)の第三話ボックス売買法の主人公がニコラス・ダーバスの「200万ドル儲けた」を読んで感激するというくだりがあるが、同様に「タートル流投資の魔術」は自分にとって、転機となる書になるかもしれない。
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タートル流投資の魔術
2009/4/19(日) 午前 11:42
昨日、新宿に行ったので京王百貨店10階の三省堂で
「タートル流投資の魔術」という本を買った。
カーティス・フェイス著、徳間書店、上製本326ページで1700円。
内容は手ごたえがあり、“当り“という感じである。
米国人の著作を翻訳したものは、読みづらく役に立たないものが多いので、
どうかなと思っていたが、うれしい誤算。
まだ全部読んでいないが、教科書になるかもしれない。
この本は「南の海の株式売買日誌」というブログで知ったのだ。
南の海さんという方は「きーさん掲示板」に投稿していた人で、
サヤ取りを持ち技にしている人だったので印象に残っていた。
「きーさん掲示板」には昔、猫次郎さんが投稿していたので、たまに読んでいた。
そのころは南の海さんのほか、おくあんさん、バカラさん、多士済済で面白かった。
いい掲示板だったけど、プログラムを使った荒らしにやられて終ってしまった。
(今は復活している)
おくあんさんもプログを開設していて、懐かしく読ませてもらった。
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1月下げ相場のシナリオ
2009/4/17(金) 午前 5:53
このときは、年明けの意外高の後の急落で、下げが早すぎて困っていた。
冷静に対処しようとして、何通りかの下げシナリオを書きとめていた。
結果的にはNYダウは新安値を大きく更新する強烈な下げとなった。
そのため、2月から3月初めにかけて低位株の下げは相当きつく100円割れ、50円割れは普通で、10円以下の倒産株価が続出した。
このシナリオ作成時は1/21で、既に大きく下げていたが、戻りを新規にツナギ売りすれば取れたのだが、後の祭りであった。
また、ツナギ売りの買い戻しは1.5ヶ月 30日下げ⇒2/20を底と想定して手仕舞いしたため、その後10日間の下げを取れなかった。
☆天井は1/7の225=9240円/単純平均=250円
最も楽観的シナリオ
1/21が底
根拠⇒20/2下旬の下げ8日間
楽観的
一ヶ月の下げ。節分頃が底
根拠⇒なし
普通
1.5ヶ月30日下げ
根拠⇒NYのリズム
やや厳しい
60日下げ
根拠⇒相場の一般波動
厳しい
120日
根拠⇒相場の一般波動
☆結果⇒3/10が底。
約2ヶ月の40日、月またぎ2本越しの普通の下げだった。
下げ日柄の目処・基準としては 30〜40日=1.5〜2ヶ月か。
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負け組みの処分売りが一番美味しい買い場
2009/4/16(木) 午後 8:34
2002年の8月の記事ですが、今年の初めの状況とよく似ています。
この世に相場がある限り、これは繰り返されていくのでしょう。
○強制的な売りは底値圏の証
投信解約による外国人の売り、追証による投げ、自己売買のヘッジという売らざるを得ない要因 で相場が下げる傾向が強くなりました。
何れも価格に関係なく売られているわけですから、新規に買う投資家にとってたいへん魅力的な場面と言えます。
かつて、ベアリング事件でも事件発覚後の処分売りという止むを得ない売り場面で底打ちとなりましたが、言わば、「負け組みの処分売り」が一番美味しい買い場 になるものです。
○冷静さを失った米国の投資家。
論理的に考えれば相場が下がれば下がる程、それ以下になる余地は限られてくるのですが、投資家の恐怖感はむしろ逆に増大します。人は恐怖感などでパニックになれば理性の部分がなくなり動物的な行動を取ると言われ、皆と同じ行動を取ることで安心感を得ようとします。
下げた時に他の人の意見を聞きたくなるのも、そうした心理の現われですが、それがリスキーな行為だとは気がつかないものです。
つまり、パニック的な状況では多数意見に自分が従うことで安心感を得る行動を起こし易いことがその時点では分かりません。もし、勝率を上げたいなら投資家はボラタイルな状況で他人の意見を聞いてはいけないのです。
セリングクライマックスになれば、人に聞くほど自分も安心しようとして同じ行動をとってしまいます。その時に投資家自身は自分が理性を失っていることに気がつきません。その状態に近いのが昨日の米国です。日本と違って、下げた時に公的資金が買うというようなことはしないでしょうから、パニックになり、オーバー・シューティングを引き起こすかもしれません。
米国の株高を支えていたものは「株式本位制」 とでもいうべきシステムで、その根本が不正経理などで崩れている のですからたいへんな恐怖感でしょう。自社株の価値を高く見せ、買収に継ぐ買収で利益を嵩上げする「錬金術」が見破られ、通じなくなりました。
米国は最近、株式バブルから不動産バブルへ移行していると言われています。しかし、あの広い国土で不動産の値上がりが続くと思えませんので、何れ不動産バブルも弾けることでしょう。こうした米国のリスキーな状況がドルからの資金還流を急がせているようです。 (2002年8月6日(火)ゆらぎの世界より)
○個人金融資産の大半は「事業用の資金」
当てに出来ない個人金融資産
今年5月高値の信用期日が迫っていますが、相変わらずの出来高不足です。半年前は、例えばNECや富士通は軒並み2倍以上の株価で大商いでしたので、信用期日を閑散かつ安値で迎えることは、しこっている投資家にとってたいへんなことになります。
東証一部は公的年金が買うこともあり、まだマシなほうで、東証2部は期日に伴う換金売りを板の無い中で執行する為、サイコロは1勝11敗という無残な状況です。例えば、2部のサンコー(6964)などは財務内容の優れた会社ですが、たった1000株の売りで10%近く下げ、年初来安値(上場来安値でもあります)を更新しています。
株価の下落も問題ですが流動性の低下はもっと問題です。その点で、証券会社や取引所など当事者の努力がここに至っても感じられないのは残念です。 信用買い方の個人投資家は期日もありますし、建て玉の評価損が25%程度あると推測され、追い詰められていますが、反対売買や換金するだけでもたいへんな銘柄があり、どうしようもない状態に置かれています。
話は変わりますが、シュリンクする日本経済にあって、良く言われるのが個人の金融資産が1400兆円もあるから大丈夫だという議論です。証券会社や銀行の管理職が営業にはっぱをかけるときにも良く使います。しかし、これは正確ではありません。
最も問題なのは個人の金融資産が1400兆あっても、その内の約700兆円は個人事業主や中小企業のオーナーが事業の運転資金や担保に使うなどの目的で置いている「事業用の資金」だということです。これが株式や投信などのリスクある金融商品に変わる可能性はほとんど無い性格のものです。
また、個人は住宅ローンなどの債務を400兆円近く抱えているとされますし、郵貯の資金は第三セクターなどに投融資され、戻る見込みが無い案件も多く、税金で補填するしか方法がありません。
実は、個人が自由に使える金融資産はせいぜい300兆円であり、それも、リスクを嫌う老齢者世帯に集中していることから考えて、市場関係者が当てにできるようなものではないということです。しかし、それを僅かでも呼び込むしか受け皿が無い状況であることも事実で、政策の手詰まりで個人の買い手が少ない状況はやはり問題と言うしかないでしょう。
投資家はポジションを空けて充分安くなるまで待つことが肝心なようです。(200211月13日(火)ゆらぎの世界より)
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コストダウン=ローリング
2009/4/15(水) 午前 5:07
コストダウンとローリングとは基本的に同じである。
ロスチャイルドのローリングは銅地金現物の裏付けがあるコストダウンであった。
商品のローリングにおいては人気料の値下がり益と限月のサヤの累積(金利相当)両方を取ることができる。
株のコストダウンは限月がないためサヤの累積を取ることはできないが、
個人で行なう商品のローリングのように純カラではないため、
恐怖感がない という巨大な利点がある。
本来、受取れるはずの売り方日歩が商品のサヤに相当する。
また銅地金現物は金利を生まず、倉庫保管料というコストが発生するが、
株の現物は配当金という銀行預金の金利を上回る価値ある収益が発生する。
商品のローリングにおける、上げ相場に入ったとして売り始める判断基準
『先三本が一代の高値を更新して売り始める』 のと同様、
株のコストダウンでは、下げ・保合い相場の間は上げの期間が短いから
『陽線新値五本をつけたら売り始める』 と基準を定めたらよい。
ローリングにおける
『毎月の発会売り』に対しては、
『陽線新値が生まれる度に売増しする』ようにする。
あとは値下がりするまで、損金を払いながら乗換を続ければよい。
可能であれば、現在の下げ・保合い相場の間にコストをゼロにしておき、大きな上げ相場では休みたい。
結論的には、株のコストダウンは商品のローリングと同等以上の魅力を秘めた利殖手法であるといえよう。
☆プロは、「年末年始効果」「5月連休前後効果」という期節周期を利用して、ツナギ売りに取り組み大きな利益を上げる。
「年末年始効果」を利用して12月、1月から買い、
「5月連休前後効果」を利用して連休前後にツナギを行い、
その後の下げ相場を取ると、このたった一回の上げ下げの往復だけで1年か2年の生活費が稼げる。(売りのテクニックp190)
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法人で相場を張る優位性
2009/4/14(火) 午前 1:11
投資会社を設立して6年目に入った。
ようやく慣れて会社組織で相場を張っていることを意識しなくなった。
投資会社を設立したのは、納税で資金を失うのを避けるためである。
個人投資家は税制上、極めて不利な立場に置かれている。
だから、個人投資家から相場を事業として行う法人投資家に移行することで税制上の立場を強化し、相場という特殊な世界で生き残っていくための砦として投資会社を作ったのである。
ただ、費用以上に利益が出たときが問題で、その場合の税率は50%。
これなら、個人の税率10%で相場を張っていた方がずーっと有利である。
だから、投資会社の経営は、大きな利益を出す前に、いかに損金を蓄積しておくかがポイントになる。
経営のコツは決算上、儲けを出さないようにすることで、これは投資会社に限らず、すべての企業経営の基礎である。決算の損失は7年間繰り越せる。
その損金だが、事業である相場に関わる費用はすべて損金になる。
相場師の生活は相場中心だから、大概の費用が経費である。
生活費(食費や遊興費)は給料という形に変換することで損金にできる。
ただし、給料には税金がかかる。国税、住民税、健康保険税を合わせると30%以上にもなる。
(日本の税制は苛斂誅求を極める。そして、この税金は天下り役人に法外な高給と“渡り”退職金として搾取されるのである)
だから、必要以上の高給を取るわけにはいかない。
相場環境が悪く利益が出ていないときは必要最小限に支給し、順調に利益が出ていれば最大限に支給する。
ただし、役員報酬は年度の途中で変更できない。
住居は賃貸住宅を法人で契約し、役員社宅にすることで、約20%の家賃負担で住むことができる。つまり、家賃の8割は損金にできるのである。
当社の場合、住居と別にマンションを借りて事務所にしているので1.8軒分の家賃が損金となる。
株の配当金は個人同様、源泉徴収されるが、保有期間に応じて還付される。
法人は株と商品取引との損益が通算できる。
個人の場合は日経225、日経225mini、225オプションは商品取引に区分されるから、これらを株のツナギに使った場合に損益が通算できない。変な税制のため、せっかくの225関連取引も十分活用できない。
さらに株は分離課税だが、商品取引は雑所得で給与所得と合算され累進課税される。
投資会社は消費税の免税事業者である。
有価証券の売買は非課税取引であるから、有価証券の売却益によって売上が1000万円以上になっても消費税の免税事業者のままでいられる。(一般的投資会社は有価証券の売却損益を売上に計上する)
金利は損金になるので、自己資金がふんだんにあっても借入れをするのも一法。
難点は会社経営において新たに発生するコスト。
税理士報酬が2万円/月、決算関連11万円/年 合計約36万円/年
もっと安いところもあるようだが、このへんが税理士報酬の相場のようだ。
税理士など本当は使いたくはないが、決算や年末調整など細かい作業が面倒なので、しかたがない。車のローンを払っていると思えば腹も立たない。
会計ソフトの購入費用4万円ぐらい。
会計ソフトに取引を入力する必要があるが、もともと玉帖と証拠金元帳をエクセルに入力していたので労力は変わらない。ただ現金出納帳の入力は必要になる。
インターネットバンキングも法人の場合は有料になる。
住友の場合2100円/月。ご冗談でしょう!
お薦めは楽天銀行、ゆうちょ銀行に法人口座を開設し、メインバンクにすること。
楽天銀行、ゆうちょ銀行のインターネットバンキングは法人も無料である。
ただし、楽天銀行は手数料が安いが、税金関係の引落しはできないし店舗もないので、ゆうちょ銀行を併用している。
住友は使うメリットがまったくないので解約。
残高証明の手数料は840円で最も高く(楽天銀行=無料、ゆうちょ銀行=500円)、40分も待たせた上、後日郵送するという。
さらに、「残高証明の申込書の住所が登録と違う!」と馬鹿な女行員が電話で文句を言ってくる。
あきれて、ものもいえない。
投資会社の経営に慣れるのに時間がかかることも欠点である。
慣れていないと、会社の資金と自分の資金を区別して考えるが、一体のものとして捉えた方が資金の流出を防げる。そして、投資会社を設立したら、個人での売買はやらない方がいいようだ。
また、慣れるまでは毎月一定の収益を得ようとして、売買が目先的になりがちである。
目先的な売買では大きな利益を上げるのが難しいから、次第に悪循環に陥ってしまうのである。
しかし、年末の決算で年間損益を算出するため、次第に相場を一年単位で考えるようになる。これは良いことだと思う。
長い目で見ると、法人で相場を張る優位性は揺るがないと思う。
会社組織で事業として相場をやっていれば、時間が味方になって自然と損金が蓄積されていく。
そして、個人と法人の2つの立場を活用し、納税という資金流失を抑制する様々な工夫をすることで、「殺すか殺されるか」の相場で得た貴重な利益を温存することができる。
職業相場師は常に「カネを取るか取られるか」という厳しい局面にさらされ、命がかかっているから、税金というコストも極限まで切り詰めなければならないのである。
☆株式投資を企業活動に例えれば一億円の資金の投資は資本金一億円の会社に相当する。
日本で大企業といわれるのは資本金一億円以上で、従業員500〜1000人、管理、経理部門は5%として20〜50人。
一億円の資金の投資家は、社長と重役たちと20〜50人の管理、経理社員を一人で兼ねていることになる。(相場師スクーリングp117)
☆商品相場では、「商人の目が大切」といわれている。すなわち商人の仕事として売買を行うことが大切なのである。(相場師スクーリングp303)
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相場専業になった人の試行錯誤
2009/4/13(月) 午前 8:20
googleで林輝太郎先生を検索すると、色々な人のサイトやブログがでてくる。
共通するのは
・林輝太郎先生の本に触発されて売買をやり直したこと。
・皆、一様に林輝太郎先生と著作に感謝している。
・それほど多くはないものの林輝太郎先生の本を読んで相場専業になった人が存在する。
具体的な手法までは書いていないので確かなことは解らないが、
そうした人達は、『買い』でプロになったのではなく、カラ売り、サヤ取り、ツナギ売買など利殖的売買を自分の専門にして、それを自分の収入源にしているらしい。
ただ、私も含めて林輝太郎先生の教えを忠実に守っているわけではなく、林輝太郎先生に言ったら叱られるようなやり方で、自分なりの売買を実行している人が多い。
相場専業になった人の試行錯誤の典型的な例は
1.プロになろうと決心する。
最初は先生の本の教えに従って売買する。(人によっては人形町の林輝太郎投資研究所を訪問し先生のアドバイスを受ける)
2.強い決意を持って、自分が志したやり方(例えば小豆の両外しサヤ取り、ローリングのような利殖的売買)を何年か続ける。
3.しかし、あまり儲からない。年間通算で損になることもある。
「こんなことでは売買で食っていけない」という強烈な迷いが出る。
自分が志したやり方を中断する。
4.試行錯誤を繰り返しているうちに、ひょんなことから「こうすれば取れる」という方法を発見する。
その方法を手放さずに、自分の売買に練り上げる。
自分なりに編み出した方法で、なんとか売買で食っていけるようになる。
期間としてはプロになろうと決心してから5年から7年ぐらいの年月を要している。
という感じである。試行錯誤中に大損して挫折してしまうことも多いから、自立できた人はとても幸運だったと思う。
こういうことをインターネット上で書いている世代は昭和25〜35年生まれの人達ではないか。
猫次郎さん、バカラさんといった相場戦略研究所の掲示板で知り合ったプロたちはみな林輝太郎先生の読者で昭和30年前後生まれの人達が多かった。
ただ、インターネット世代より上の年代の人たち(戦前生まれ)の動向は不明である。
また、若い人たちで林輝太郎先生の本で試行錯誤を繰り返しているケースは少ないように感じる。
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FAIの銘柄選定と単純平均
2009/4/12(日) 午前 10:04
昨日のFAIクラブ例会で注意銘柄が4つ追加選定されました。
FAIクラブは相場が上向きの時、買い・注意銘柄を選定し、
大きく下げた時、それらの銘柄を除外することが多いような気がします。
で、FAIクラブの注意、買い銘柄選定状況と単純平均騰落状況を検証してみました。
もし、相関関係があるなら、除外されたときに買い、追加選定された時に売ればよいということになります。
所謂、「曲がり屋に向え」という相場の世界で古くから行われている方法です。
FAIクラブのメンバーは1億円以上儲けたベテランから熱心な中級者で構成されていて、毎月の例会では真剣な検討がされています。
命の次に大切な金がかかっているから真剣なのは当然ですが、それは一般投資家も同じです。
ということはFAIクラブの行動は投資社会の縮図であり、投資家一般の人間心理が反映されると考えて間違いないでしょう。
単純平均の天井は2006年1月579円。FAIクラブが曲がり始めたのはそれ以降ですから2006年1月から検証してみました。
単純平均は2006年1月579円から、2〜3ヶ月の4回の戻りを挟んで昨年10/27の203円まで下げつづけています。
結局、特に相関はなく単純平均はひたすら下げつづけ、FAIクラブはランダムウォーク的に選定活動をしていただけでした。
大きく下げた直前に買い選定があると、それが心理的に増幅されるため、関連があると思った錯覚だったようです。
ただ、大量除外があった月もしくは翌月にある程度の戻りはありました。
○FAIクラブの終戦記念日
2008/11/9、FAIクラブのホームページをみましたら、11月の例会について林知之さんの下記コメントがありました。
『 ◇経験したことがないほどの乱高下に対して見通しが立てられないという声が多かったのですが、大部分は目先は底打ちでも再び下げる局面があるという意見でした。しかし強気のメンバーもいるなど相場観はかなりばらばらな状態で、きっぱり弱気のメンバーもいました。
◇相場が大きく下げたことを受け、買い銘柄の見直しを行いました。前述した通り見通しが二分する中、形が崩れた銘柄を中心に大幅に除外しました。これからの動きを見て、FAI投資法の基本である長期のトレンドに注目しながら選定作業を行っていきます。
◇ほんとうに荒っぽい動きです。短期で値幅が動くので、そういう動きを想定したやり方をしている人にはチャンスですが、備えがない場合は無理な建玉をしないように注意してください。』(2008/11/08 林知之)
うーん、支離滅裂で何を言ってるのかよくわからない・・・・
しかし、これじゃぁ 救いがねぇなー。
FAIの買い選定を信頼して買い玉をもって、世紀の大暴落に遭遇したFAI実践者の立つ瀬がないというものでしょう。
『先行きどうなるか、FAIクラブとしては まったくわかりませんが、大きく下げてしまった買い銘柄は取り合えず、すべて除外するので、後は皆さん独自の判断で勝手にしてください。』
と言っているに等しいじゃないですか。
「FAIクラブは都合が悪くなると買い銘柄をまとめて除外しますが、
その時はもはや手遅れ。投げたら大損でどうしようもありません。
いったい何を根拠に買い選定をしたのでしょうか?
ひよっとしたらFAIクラブのメンバーはズブシロの集まりじゃないですか?
月足グラフとFAI30項目のルールをしっかり見ているのですか。」
と言いたくなります。
ただ、FAIクラブのホームページの掲示板廃止だけは絶妙のタイミングであったことは、間違いないでしょう。
平成20年11月8日はFAIクラブの終戦記念日になったようです。
○同志へのメール 2007/9/30(日)
9月月間高低表おくります。
これだけ下げると「勝手にすれば」という感じで、月足グラフの更新もどうでもよくなります。
ただ、相場暴落に際しては、林輝太郎先生を擁するFAIクラブもまったく無力で頼りになりません。
一昨年、昨年に選定された買い銘柄は軒並み100円以上暴落するという壊滅状態。
今回の大下げの最中も上昇相場に変化はないと言い続け、居過ごし状態。
なにやってんだ(笑)
でも、これが大雑把なFAI方式の限界なのでしょう。
結局、他人を頼るのはだめという相場の鉄則は、FAI・低位株投資においても厳然と生きていて、FAI買銘柄についても盲信は禁物。参考にするに止めるべきで、最後にたよりになるのは自分の感覚しかありません。そして、その感覚を頼りに、余裕資金を沢山持って、下げるのを待つ。
自分を守るためにも月足グラフを書き続けるのは大切ではないかと思います。
今月足で、下げ止まりの感じがでるといいですね。
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波動の中心線
2009/4/11(土) 午前 11:38
商品は生産コストに基づく社会的制約があるから、値ごろで売買できるという商品相場特有のやりやすさがある。
株のプロに小豆相場を説明し、グラフを見せると、きまって次のように言う。「高値は2万円、安値は1万円か。では、平均を取ると1万3000円くらいかな。ならば、1万3000円以上を売り上がり、以下を買い下がればよいことになる。」(商品相場必勝ノートp69)
この統計的平均値(過去三年間の加重平均)を基に売買している「連戦戦勝の人」のやり方は、値を区切って行う「区分平均買い下がり」で
波動の中心線を重視し、波動の中心線から下を買い、上を売るという徹底した買い下がり、売り上がりで、天底よりも、買い場、売り場という「出動」の玉の有利性から考えるやり方である。(商品相場必勝ノートp93)
この一種のうねり取りは一見、合理的・魅力的でやってみたい誘惑に駆られるが、少々危険で精神的負担が大きいなやり方である。なぜなら、社会的制約がある商品相場の値動きは平時のスタティックな時だけであり、かなりダイナミックになる時期もあるからだ。
買占めのときの小豆や、原油暴騰時のコーン・大豆を波動の中心線から上を売り上がっていったら、破産する。
また、商品相場には味方になるときもあれば敵になることもある限月という厄介なものがあり、慣れるまで熟練を要する。
ついでにいえば、片張りのうねり取りはスタティックな状況下のみで有効な売買法なのである。
こうした観点から見ると限月のない株のサヤ取りにおいて『波動の中心線を重視』するやり方を実行する方が小豆相場の片張りで行うより はるかに易しく安全である。
株の収斂性のある銘柄同士を選択し、サヤの変動の『波動の中心線』を重視して、サヤの買い下がり、売り上がりを行うのである。
収斂性がある銘柄を組み合せれば、値動きのリズムだけが増幅され、うねりの幅は減衰する。
つまり、銘柄単独の大きなうねりや鋭い騰落は消滅するため、リスクが減り、大いなる安心感をもって『サヤの波動の中心線』を重視した買い下がり、売り上がりが行える。
それは『サヤのうねり取り』といえる売買で、大きな損を招くことなく確実な利益を積み重ねることができるのである。
片張りの“うねり取り”はスタティックな状況でしか成リ立たないが、“うねり取り”の概念、方法論は、株の収斂性のある銘柄同士のサヤ取りにおいて生きるものといえよう。
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上げ相場の寿命
2009/4/9(木) 午後 5:59
今日は株が暴騰しました。
NYは40ドル高で、小動きだろうと思っていたら、320円高の暴騰。
225先物の日足グラフはいい形になってきました。
底は3/10でしたから約一ヶ月。そして、明日はOPのSQです。
4/10はグッドフライデーで海外は休日。今晩のNYが高ければ9000円超に一気にもっていく可能性もあります。
ひっとしたら相場の転機になるかもしれませんね。
10/27〜3/10までの、5ヶ月にわたる長い底練りから立ち上がってきた相場ですから、天井はもう少し先のような気がします。
昨年の3〜6月までの戻り相場の、夢よもう一度。
月またぎ2本越しの3ヶ月を期待したいものです。
4月いっぱい持ちこたえてくれれば、5月連休前後までは高いというアノマリーどおりになります。我が国特有の6月の規模効果もあります。
4月は新規資金の流入があるし、現在カラ売りがカラ買いを上回っていて、需給がいいのも好材料ではあります。
しかし、結局のところ NYダウ次第というのが本当のところでしょう。
NYダウの過去の足取りを見ますと、戻りは短くて20日、一般的には30日。長い戻りは60日。
私の場合は、30日=1.5ヶ月を戻りの目処・基準と考えて売買しています。
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練習していれば損しない
2009/4/5(日) 午前 11:11
☆ソロスでも基礎固め10年
ジョージ・ソロスは1930年ハンガリーのブタペストで生まれた。
ウォール街に移ったのは1956年、グリニッチ・ビレッジの小さなアパートに住んで基礎のサヤ取りばかりやっていた。
ロスチャイルド系のキットカット・アンド・エイトケンの支援でクォンタム・ファンドを設立するまでの約10年間は、自己資金で単純なサヤ取りの繰り返しで基礎固めをしていたのである。(研究部会報2K.7 p59)
サヤ取りは確実な利益を積み重ねて大きくなるものだから、続けていれば自然に大きくなれる。1〜2年の基礎固めの単純な売買をやっていても利益がでて資金は増加していく。(研究部会報2K.9 p85)
証券手数料自由化とインターネット取引で、手数料が大幅に下がると聞いたとき、「これで人生の勝負に勝ったかな」と思った。
それまで、年間損益はややプラスか±0近辺で推移しており、証券会社に支払っている手数料の半分でも手許に残れば、プロとして生活していけると確信したからだ。
我々投資家は、そうした環境の革命的大変化に、本当はいくら感謝しても感謝しきれないのだが、空気や水と同じように次第に慣れてきてしまっている。
だが、もういちど証券ビックバンとインターネット革命の恩恵について考え直すべきなのではないだろうか。
ネット取引については林輝太郎先生は一貫して否定的である。
「売買回数が増える 目先を追う 刹那的売買になる
そして次第に投資家自身をダメにしていく」という。
しかし、ネット取引の安い手数料の利点はそれらの欠点を補って余りあるものである。
また、売買回数が増えるのは良くないのだろうか。
手数料が高かった昔と違い、現在の環境下において売買回数が増えるのはむしろ自然な現象ではないのか。
そして、刹那的売買にならないように練習売買を何千回も繰り返し、ネット取引に合致した売買技法を編み出すとともに、自分なりの売買の型を習得するべきではないのか。
手数料が安いからそうした習練が可能なのだ。
林輝太郎先生の禁止事項に
「日中に証券会社に電話して値動きを聞くことは絶対禁止」とある。
会社勤めをしていたころは、朝の寄付で成行注文を出し、出社した後は相場のことは忘れていられた。
しかし、会社をやめ、専業になると時間はいくらでもあるし、高速インターネット回線が接続されたパソコンがすぐそばにある。
日中の値動きを見ないことは、結構ストレスになり、拷問に近い。
相場の友人が「今日は高いね」などと電話してくると、「この野郎!」と本気で怒ったものである。
それを、昨年までは守っていた。しかし守っていても業績は振るわない。
もっとも、下げ相場でFAIをやっていれば業績が悪いのは当然ではあるが・・・。
で、今年からすべてを白紙にして一から出直すことにした。
買っていたFAI銘柄を全部売却。月足グラフは撤去した。林輝太郎先生の禁止事項も白紙にした。
道の進歩の道程をあらわす『守・破・離』とは、主の教えを守り、それを破り、さらにそこからも離れて自分の流儀をつくることであるという。
全部新しくして再出発。一から出直し。
林輝太郎先生の本に「休んでいれば損しない」という非常によい言葉がでてくる。
しかし、休んでいると損はしないが売買の進歩もない。
今、事務所のホワイトボードには
「練習していれば損しない」と大書きしてある。練習売買をしていれば大きな損はしたくてもできない。
今年は基礎固めの年とし、サヤ取りに絞って4千回の練習売買をすることにしたのである。サヤ取りだからポジションは必ずスクエアである。
そして、敵中に切り込む覚悟で、カマボコになって一日中板に張り付くことにした。
注文は全部ザラバの指値。
どうせ時間はいっぱいあるし、仕事だから相場にどっぷり浸かって生活することにしたのだ。
安さん曰く「相場だって溺れなきゃわからない」
今のところは、これがよかった。サヤ取りは練習売買でも利益が出るから、次第に業績も上向いてきている。利益が出ているということは、正しい売買をしているということである。
現在、我が社のインターネット環境は光ファイバー回線である。下りの実測で61Mbps。
昔のダイヤルアップ回線の頃に比べるとかなり早い。
事務所が取引所と直結し、ディーラーのように板を見て売買できる夢の環境が現実のものとなった。
こうした環境を前提とし、立花さん的に自分の型を作って、それを守って売買していくことが重要なのである。
柳生宗矩『兵法家伝書』の
習練を極限まで行えば、手足や身が自然に動き、心はなにも考えないでいられる。すべての物事は、完全に体得すれば意識せずに行える。それが道の極意である。
という域に4千回の練習売買でたどり着くのが今の自分の目標なのだ。
*5月1日時点でエクセルの玉帖は1537レコード。4ヶ月で1500件だから、年末までに4千件は到達しそうである。
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ORIX証券の電子報告書
2009/4/4(土) 午前 3:15
ネット取引開始以来、ずーっとORIX証券を使っている。
証券手数料自由化で、対面取引の泉証券(林知之氏が勤めていた)からネット証券に乗り換えた。
最初は松井証券だったが思ったほど手数料が安くならなかったので深く失望し、
岩井証券、ORIX証券、HS証券、コスモ証券、協栄証券(現証券ジャパン)、Eトレード証券(現SBI証券)とより安い手数料を求めて、次々に口座を開設してきた。
そして、最終的に残ったのがORIX証券である。
ここは最後まで信用取引手数料が高かったのだが、現在はただ同然の一律300円。
これは非常にうれしい。そして画面の操作感も使いやすく申し分ない。
売買報告書は自分で印刷するのは面倒だし、紙やインク代がもったいないから、郵送を選択していたが、一部分が遅れたり、たまに未着もあり、圧着ハガキを開く手間も注文件数が多い(300件/月)のでバカにならず、今週からPDFの電子報告書に切り替えた。
これが実に具合がいいのである。翌朝にはプリントできるので、玉帖と会社の帳簿が翌日しまる。
ちなみに玉帖はエクセルの自作で自動計算。林輝太郎先生の本にあるレイアウトになっている。
会社の帳簿は会計ソフト 弥生 。
証券会社の証拠金残高と会計ソフトの残高、玉帖と会計ソフトの有価証券売却損益を合わせている。
林輝太郎先生の本には
「どんなに疲れていても、報告書が届いたときに玉帖をつけなければならない」 とあるが、利益のときはできるのだが、損失の場合は見るのがいやだから、ついつい溜めてしまい、ひどい時には一ヶ月も放置していた。
注文した翌朝、玉帖を記入すると
・前日の建玉経緯を思い出すから、売買に連続性がでる。
・注文を出すまでの空いた時間を有効に活用できる。
・朝は疲労していないので間違いが少ない。
・玉帖と会社の帳簿の残高が日々、整合している状態は大きな安心感をもたらす。
売買だけでなく、玉帖記入等の周辺作業の大切さを再認識しました。
経済的自由
2009/3/28(土) 午後 8:25
桜が咲く頃というのに寒いですね。
先日、定額給付金の申込書が届きましたが、
なぜ、「たらたら飲んで食っている(麻生首相)」年寄りと子供が二万円で、
一般納税者が一万二千円なのでしょう。バカが考えることは理解できません。
今後一切、絶対に、確定申告はしたくなーい!
お気に入りのパン・ローリングのサイトを見ていたら、本の宣伝文に、経済的自由 という言葉がありました。
「経済的自由とは、
今ある元手から月々の支払いに必要な額を上回る金を稼ぎ出すことを意味する。
例えば、月々の出費額が5000ドルとすると、
今ある元手から5000ドル以上の金を稼ぎ出すことができれば
あなたは経済的に自由ということになる。」(バン・K・タープ)
この反対は、経済的奴隷です。
尊敬する渡部昇一先生も「私有財産なき市民は国家の奴隷である」と喝破されておりました。
でも、男は比較的簡単に経済的奴隷状態に転落してしまいます。
愛する人のため、家族の生活のため、家のローンのために。
たとえ国家のためであっても、妻子のためであっても、奴隷はごめんです。
奴隷になりたくなかったら、出費額以上に稼いで経済的自由を獲得するしかありません。
そして、自分の人生と、自分の金は自分自身の幸せのためにだけ使うのだ!
そのために相場がある。
「我々相場人は私有財産を得ることによって、役人や政治家、企業を頼ることなく、一人の日本人として強く自立すべきである。」(相場戦略研究所)
戻りのメカニズム
2009/3/27(金) 午前 8:23
昨日ブルームバーグをみてましたら、「相場急騰は金融機関の先物買い戻し」という記事がありました。
東京証券取引所、大阪証券取引所が発表した手口による、東海東京証券の鈴木誠一マーケットアナリストの見解を紹介したものです。
鈴木さんは、“金融機関の先物買い戻し”が上げ相場の牽引役であるとしています。
「『公的年金の買いが入っている』と、多くの市場関係者は言っていたが、何を根拠にそう言っていたのか」といっています。
年金資金を扱う信託銀行は先週124億円の売り越しでした。年金は高いところを買わないもんね。「年金が買ってる」なんて根拠のない嘘が氾濫するんだなー。
大阪証券取引所の発表では、第3週の金融機関は日経平均先物を760億円と大幅に買い越しており(買い越しは3週連続)、
これは
「銀行などの金融機関はヘッジ目的で先物を売っていたが、3月決算期末を控えて買い戻しを加速している。金融機関は決算期を越えて先物のヘッジ売りを持ち越さない傾向にある」ため。
金融機関がヘッジで売った先物を買い戻すから、先物が現物に対して割高になり、証券自己が先物売りの現物買いの裁定取引を活発に行った結果、相場を押し上げるという好循環。上げ相場で良くある風景。PKOなどではなく、ごく一般的な上げ相場の初期であると考えてよいでしょう。
そうすると、この戻り相場は意外と強いかな。
WBC
2009/3/25(水) 午前 5:28
WBCの決勝戦。
野球は好きで、日本シリーズとかこうしたビックゲームは感情移入して真剣に見てしまうので、非常に疲れる。
そして、見て負けると、悔しくて眠れず、翌日の相場にさしつかえる。
で、極力、見ないようにしているのです。
我慢してたのですが8回からつい見てしまった。
そうしたら、もう相場そっちのけ。
イチローの決勝打、ダルビッシュが10回裏を押えるまでの息詰る熱戦の興奮がさめやらず、今朝は2時に目が醒めてしまいました。
やはり、野球も相場同様、翌朝の新聞で結果だけ見るのがよい(笑)
2アウト2,3塁、絶体絶命のピンチ。
一塁が空いていたのに韓国ベンチはなぜイチローを敬遠しなかったのか。
これが勝負のポイントだった。
イチローは前の打席であわやホームランというダイレクトフェンスの2塁打を放っていたのに である。
カウント2−1と追い込んでいたせいもあるが、強気の対韓国発言を繰り返していたイチローをブーイングして嫌う韓国ファンの民族的気質に負けたのではないか。
どうしても、そのイチローを敬遠せずに押えて、日本に勝ちたかった。
だとすれば、日本が勝てたのは、言うべき事をはっきり言い続けてきた
イチロー発言の賜物である。
日本政府はイチローの爪の垢を煎じて飲め!
それにしても、イチローの2点タイムリーで気落ちした韓国バッテリーが満塁のチャンスをくれたのに4番の城島はなにやってんだ。決定力不足はサッカーと同じ。15安打で3点はないよなー。紙一重で勝つのが、侍ジャパンの民族的気質なのか。
まぁ、城島も9回裏は球は速いが不安定なダルビッシュをよくリードして同点で踏み止まったけど。
しかし、でも、よく優勝した。おめでとう
ためし玉再考
2009/3/22(日) 午後 8:43
かつて、林輝太郎先生の本を読んで、
ためし玉を一枚入れて相場の様子をみようと何度も試みましたが、
自分の相場感覚が鈍いため、
切った後 暴騰したり、強いと思って増し玉したとたん下げたりして、
うまくいった試しはありませんでした。
最初から立花流の3分割で練習したため、2分割の練習売買もやったことがありません。
今日「このやり方で2分割の練習売買をやっていたら、ためし玉がうまく使えたかも?」と閃きましたので、書きとめておきます。
*これは現時点で机上のアイデアで実験売買をしていません。
2分割の練習売買では ためし玉は2枚と考える。
一枚目は
酒田新値の本数の数え方で、一本目が小さいときは二本目から。
一本目が大きければ一本目から、ついた翌日の寄付きを成行で注文する。
二枚目は
酒田新値二本目もしくは三本目で建てる。
ここまでを ためし玉とする。
三枚目は絶対禁止。
失敗の判断
終値が一枚目から10%逆行したら失敗とみなして切る
二枚目を入れた後なら、二枚目から5%逆行で2枚一緒に切る。
成功の判断
終値が前の高値を抜いたら成功とみなし、反対玉でつないでおいて、
再度の押し目で 3枚〜5枚買いなおす。 これを小さいながらも“乗せ”とする。(乗せをするのは慣れてから行う)
ためし玉は、建てることによって自分の体調、心理状態を診断し、
自分が相場の波に乗れる状態かどうかを診るためのものでもある
リズム取りの原則
保合の中での分割買いは陰線引けの翌日
保合の中での分割売りは陽線引けの翌日
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10%逆行
2009/3/17(火) 午後 8:23
今日の225先物は終値で10%逆行。
これで、波動は転換したかな。陽線新値は4本メ。
NYは一足早く新値5本をつけています。
単純平均が228円を超えてきたら、低位株全般も上向きになるかもしれません。
3月期末で貸株の返済、配当権利取りもあって、需給が好転しています。
恐らく、最低でも4/10ごろまで、約1ヶ月は戻り基調が続くのではないでしょうか。
株はあまり下げると、実体経済にも悪影響を及ぼしますから、目先底打ちは良いこと?でしょう。
100年に一度のバカ大臣 鳩山総務相
2009/3/16(月) 午後 8:31
<保存版>
100年に一度のバカ大臣 鳩山総務相
○政権の正統性を問う (竹中平蔵)
・何のための政権か
麻生内閣の混迷ぶりに、引き続き内外から厳しい批判が寄せられている。民主党の小沢一郎代表の公設第1秘書が逮捕されても、内閣に対する厳しい評価に何ら変わるところはない。この点は、最近の各種世論調査にも明確に示されている。
政治の世界において、まず問われるべき重要問題がある。政権を担う「正統性」(レジティマシー)の問題だ。郵政問題への対処を見るかぎり、麻生内閣は民主主義と自由主義の根本を無視している。この2点を無視した内閣には、いまや政権を担う「正統性」が問われる。
現政権は、平成17年の総選挙において与党が3分の2の多数を得たことに基盤を置いて成立している。いうまでもなくその選挙は、郵政公社を4分社化し民営化することの是非を問う選挙だった。現政権の経済無策は深刻だが、それ以前に、選挙で公約した郵政民営化を実直に進めようとしていないのが問題なのだ。
まず実績をみておこう。日本郵政が民営化されてからまだ1年半ではあるが、西川(善文社長)体制は短い期間にかなりの実績を挙げている。第1は収益力の向上である。公社時代の国庫納付金に比べると、民営化された後の納税額はおおむね3倍になる計算だ。
郵便需要の構造的な減少の中、郵政を公社のままで続ければ極めて深刻な赤字体質となることが予想されていた。民営化による業務多様化の本番はこれからであるが、出だしの収益力向上は朗報だ。第2に収益向上の結果として、郵便局の閉鎖が一気に減少した。国営であれば郵便局は減らないという「迷信」に反し、公社の4年間、年平均約50局の郵便局が閉鎖された。しかし民営化後の閉鎖はわずか1局のみ。簡易局の一時閉鎖も減少しはじめた。
極めつきは、民間基準で「実質関連会社」を精査し、利権の巣窟(そうくつ)のような219社の関連会社をあぶり出したことだ。これまで国民に明らかにされてこなかったこうしたファミリー会社に、実に2000人もが天下っていた。日本の郵便料金はアメリカの約2倍の水準だが、こうした国民負担によって、ファミリー会社の権益が維持されてきた。民営化された郵政は、そうした膿を出させたのである。
こうした中、今回のかんぽの宿売却問題が生じた。民営化決定の当時、かんぽの宿は105カ所、うち61カ所が運営収支(償却前)の段階で赤字、償却後はすべて赤字という信じがたい内容だった。つまりかんぽの宿は、地元への政治的な利益誘導や利権確保のために採算を度外視して作られたものであり、正真正銘の「不良資産」なのだ。だからこそ5年以内の処分が法律で義務づけられた。持っているだけで赤字がかさむものを一刻も早く処分するのは、当然の経営判断でもある。
そのプロセスに、もしも問題があるなら、これをすみやかに解決し、売却を実現するのが郵政を所管する鳩山邦夫総務相の責務である。にもかかわらず鳩山総務相は、日本郵政の経営者を批判し、関係者の風評リスクをあおるような行為を重ねてきた。
赤字を垂れ流し国民負担を増やすような施設をここまで作ってきた人間こそ批判されるべきである。にもかかわらず、メディアでもそれを売却しようとする側への批判ばかりが目立つようになった。そこに、麻生太郎首相自身が「郵政民営化に反対だった」と発言したのである。既得権益者の高笑いが聞こえるようだ。郵政民営化選挙で得た議席の上に内閣を運営する正統性はもはや存在しない、と言うほかない。
・自由な経営判断を脅かす
民主主義からの正統性に加え、自由主義の視点からも正統性が疑われる。自民党は党則で「自由主義」の政党であることをうたっている。そもそも民営化とは「民間の経営に任せること」であったはずだ。たとえ政府が100%の株式を持っていようと、自由な“経営判断”を政治家や官僚がゆがめてはならない。経営判断は経営者に任せること、政府は介入しないという点は、過去の国会答弁でも確認されている。しかるに担当相は、経営判断に立ち入った介入を行っている。
いつ資産を売却するかは、経営者が判断すべき問題だ。極めつきは東京中央郵便局再開発への介入だ。この問題は、増田寛也前総務相の下で協議され、民間ベースの契約も終えているものだ。現地視察の様子はテレビにも映し出されたが、現場の関係者に大声をあげる鳩山総務相の姿は、さながら恐怖政治のようである。さすがに経済同友会代表幹事からも総務相批判の声があがった。政治の権力で民間の経営が脅かされるようでは、党の掲げる“自由主義”は有名無実だ。
自由な市場という観点から言えば、そもそも「かんぽの宿の売却価格が安すぎる」という発言そのものが、常識を外れている。かんぽの宿は、かつて年間100億円超もの赤字を出していた。これがかなり改善されたが、それでも年間40億円の赤字を計上している。
資産の価値は、それが生み出す収益の割引現在価値で決まる。そんな事業に100億円というのは、売り手から見ればむしろ相当よい条件といえよう。入札をやり直すことになったが、その間の機会費用まで考えると、今回の事案で実質国民負担が増えることはまず間違いない。
何より、資産価格は何で決まるかという市場経済のイロハが理解されていない点に、政策当局への絶望的な不信感が広がる。
麻生内閣の下で、日本経済のパフォーマンス(前四半期のGDPマイナス12・7%成長)は主要国で最悪のものとなった。一方で経済政策の規模はアメリカの半分以下だ。しかしこうした政策の失敗以前に、民主主義と自由主義の観点から、政権の正統性そのものが問われているのである。
(21.3.16産経新聞 竹中平蔵 ポリシー・ウオッチ)
単純化と反復
2009/3/13(金) 午後 6:52
両外しサヤ取りは比較的安全といわれていますが、安定した利益を上げるには熟練を要します。
そのためには「単純化と反復」。林輝太郎先生が主張するとおりです。
単純化とは、サヤ取りの組合せを一つに絞ること。
反復は、選択した銘柄のサヤ取りを完全に体得するために、徹底して練習売買を行うこと。
サヤ取りは正しいやり方で行えば、練習でも利益がでるものです。
つまり、利益が出る”サヤ取りの練習”は正しいやり方だから、それを見つけたら辛抱強く続ける。
そして、事にのぞんでひとりでに体が動く反射神経ができ、意識せずに注文を出せる境地になるまで繰り返します。
千日の間、怠けず修業したら極意は向こうからやってきます。
そうなって、確実な利益を積み重ねることができるようになるのです。
玉を大きくすることを考えるのは、その段階になってからでしょう。
両外しサヤ取りで成功するには、いかに収斂性がある銘柄同士を選択するかがキーポイントになります。サヤの動きはストラドルではなくスプレッド的なものがいい。
ホジションは必ずスクエアにする、加えて収斂性がある銘柄同士を選択することでリスクがゼロに近くなり、心理的圧力が緩和され、多くの玉を重ねることができるのです。
また、根の玉と称して安い現物を持ってサヤ取りをやる人がいますが、片方の玉がツナギになるサヤ取りに根の玉的現物株は不要です。
特に手仕舞い時、根の玉を大事にして両外しを躊躇することになってしまいます。
安い現物を持ちたいのなら、むしろ異銘柄をツナギ売りに使ったコストダウンとして取り組んだ方がいいでしょう。
現物株は持たないほうが、どのような値動きに対しても、自由に、とらわれない境地で建玉、手仕舞いができます。
最後に、“サヤ取りの買い建ては現物“にこだわる必要はありません。
私の環境では信用の方が現物より手数料が安く(一律300円)、金利は逆日歩と相殺できることが多いので、買い玉も信用で建てています。
☆サヤ取り成功のコツ(両外しサヤ取り教程より)
上達の最短距離は「単純化と繰り返し」である。
利益になると、「もう少し」と思うものだが早目早目の利食いがいい。
(商品先物市場61/7)
マグレではなく、利益を上げ続けていくためには、同じ方法「単純化と反復」による積み重ねが必要である。111
練習売買で、利益を得ることができて成功しているのに、もう少し待てばもっと取れたとか、利益が少ないというのは、あまりに欲が深すぎる。262
サヤ取りは確実な利益を積み重ねて大きくなるものだから、続けていれば自然に大きくなれる。1〜2年の基礎固めの単純な売買をやっていても利益が出て資金は増加していく。(研究部会報2K.9 p85)
サヤ取りは簡単だがマラソンみたいなもので長続きしなければならない。
自分で考えながら走っていく。
サヤ取り上達のコツは単純化と反復であり、単純なことは独力でできるはずであり、人に聞く必要はない。492
頑張るのはよいが、「真剣に落ち着いて」やるべきで、気ちがい沙汰になってはいけない。497
サヤ取りは「確実な利益を積み重ねるもの」であり、思惑は排除した方が良い。p59
サヤ取りは自分の仕事だから次第に上手になろう。そして上手になってきた。と自分にいい聞かせること。316
☆ソロスでも基礎固め10年
ジョージ・ソロスは1930年ハンガリーのブタペストで生まれた。
ウォール街に移ったのは1956年、グリニッチ・ビレッジの小さなアパートに住んで基礎のサヤ取りばかりやっていた。
ロスチャイルド系のキットカット・アンド・エイトケンの支援でクォンタム・ファンドを設立するまでの約10年間は、自己資金で単純なサヤ取りの繰り返しで基礎固めをしていたのである。(研究部会報2K.7 p59)
現在、株の両外しサヤ取りと現物株の配当金とコストダウンで現金収入を狙っています。
いずれも比較的かたいと思われる収益です。
とはいっても、株の世界に完全に確実な儲けは存在しません。
サヤ取りも相場ですから損することも多々ありますし、配当利回りがよいと思って買った現物株も作今のような世界経済崩壊時においては大幅減配、無配転落する銘柄も続出します。
しかし、我々投資家はできるだけ、安全・確実に利益を積み重ねる努力をするしかありません。
私の人生も商品相場でいえば後場第ニ節。大引けまで時間がありませんので、大きな失敗をしたら、もう取り返せないでしょう。
先日、手持ち株の月足グラフに用紙を継ぎ足したのですが、
「新しい用紙が月足で埋まるのには後18年。18年後には自分は死んでいるだろうな」そう思うと寂しくなりますが、しかたありません。
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酒田罫線法は日本民族の叡智の現れ
2009/3/11(水) 午後 8:30
酒田新値を基準とした酒田罫線法は
日本民族の叡智の現れであり、
世界ではじめて先物取引によるカラ売りを考案したことと同じく、
日本民族の大発明である。
一日の取引の強弱バランスを、見事に図形化した酒田足は、
400年の永きにわたり、その使用法を習得した多くの相場師たちを
地獄から救い上げてくれた。
そして、これからも我が国に相場が存在するかぎり、それは続くであろう。
酒田新値は売買の出発点を明快に示すと同時に、
折線グラブでは決して掴むことができない相場の機微を、
酒田罫線は我々に教えてくれるのである。
米国による日本人大虐殺 東京大空襲
2009/3/10(火) 午後 1:58
3月10日
赤い東の空。幾十万の人々が家を失ひ、傷づき倒れながら右往左往してゐるのだらう。「東京最後の日」となるのだらうか(野田宇太郎)
「陸軍記念日」の昭和20(1945)年のきょう午前0時すぎ、米軍の爆撃機B29約300機が浅草や深川など東京の下町を襲った。詩人、野田宇太郎は吉祥寺に住み、このときは被災を免れたが、戦禍は彼の想像を超えていた。
「まず下町一帯の密集地帯の周辺に焼夷(しょうい)弾を落として火災をおこさせ、住民の逃げ道のないようにしておいたうえで、つぎに外から中へたたいていったのである。包囲爆撃、ジュウタン爆撃、みな殺しであった」(新名丈夫(しんみょう・たけお)著『太平洋戦争』)。
被災者は100万を超え、行方不明者を含めた犠牲者は10万人以上にのぼった。民間人を巻き込むことを想定した無差別爆撃。「軍需工場近くに民家が密集し、軍需用の小規模家内工業が住宅地に混在していた」(文芸春秋社『世界戦争犯罪事典』)などと米軍は説明した。しかし、明白な国際法違反だった。
「お化けのようなヤケドの人をみても死人をみても、すでに鈍感な神経になったごとく、周囲の人びとの作業は昼となく夜となく奉仕の心で続いておりました」。大著『東京大空襲・戦災誌』にある無名の女性被災者の証言である。
その尊い姿を思うとき、ただ、頭を垂れることしかできない。くやしい。
3月10日は、東京の下町一帯が米軍のB29の無差別爆撃を受け、10万人が死亡した東京大空襲から64年目の命日にあたる。広島、長崎の原爆の日(8月6日と9日)とともに、多くの非戦闘員が犠牲になった日として、忘れてはならない日だ。
改めて犠牲者の冥福を祈りたい。
日本が頻繁に空襲を受けるようになったのは昭和19年夏、サイパン、テニアンなどを失い、本土がB29の行動圏内に入ってからである。当初は軍事施設を狙った精密爆撃が中心だったが、昭和20年1月、米極東空軍司令官に着任したカーチス・ルメイ少将は、木造の住宅密集地を標的にした無差別爆撃に切り替えた。
それは、まず爆撃目標地域の周囲に焼夷(しょうい)弾を投下し、逃げ道をふさいだうえで絨毯(じゅうたん)爆撃を加える方法だった。無差別爆撃は東京大空襲の後も、名古屋や大阪などの大都市や地方都市に加えられ、犠牲者総数は50万人を超えた。
1922年、ハーグで日米英などの法律家委員会が作成した「空戦に関する規則(24条)」は未発効ではあったが、軍隊や軍事施設以外の目標への爆撃を禁止していた。当時の米政府は「戦争終結を早めるため」と正当化したが、日本の敗色が濃厚な時期に、非人道的な無差別爆撃が本当に必要だったのか、極めて疑問である。
昨年、BC級戦犯裁判でB29の搭乗員を処刑した罪に問われた岡田資中将の法廷闘争を描いた映画「明日への遺言」が上映され、大きな反響を呼んだ。
この映画は無差別爆撃の非人道性を問いかけた作品で、この問題に関する国民の関心の高さを物語っている。
近年、ヨーロッパでも、第二次大戦中の戦勝国の非人道的な行為を検証しようという試みが始まっている。
東京大空襲の1カ月前の1945年2月、ドイツの古都、ドレスデンが米英空軍の無差別爆撃を受け、数万人の一般市民が死亡したといわれる。戦後、ドレスデンは東独に属し、ホロコーストへの負い目もあって、連合国への批判が控えられてきたが、60周年にあたる2005年2月の式典では、5万人の市民がロウソクをともし、犠牲者を追悼した。
戦争はいつの時代も、勝者の側から見た歴史だけが語られがちである。だが、敗者の側から“勝者の戦争犯罪”を検証することも大切である。(産経新聞より)
メリケンよ、俺達は覚えているぜ。
うねり取りは難しい
2009/3/8(日) 午後 8:28
基礎練習のやり方
林輝太郎先生の「うねり取り入門」のはしがきに
うねり取りは、利益を得やすい、やさしいやりかたのひとつなのです。
とあるが、なかなかどうして、この単純な うねり取りが難しいのだ。
うねり取りで利益を上げる第一関門として基礎練習があるが、
だいたい、その基礎練習で基礎を身につけるのが難しいのである。
林輝太郎先生の本によく出てくる基礎練習の例えとして
ピアノでいえば何万時間の練習、ゴルフで言えば何万発の玉を打つように、
相場の場合も−1、−1の2分割買い、2−の一括手仕舞いの基礎練習を繰り返すしかないというのが林輝太郎先生の教えだが、ちょっと待て。
銘柄固定のうねり取りで−1、−1の2分割買いを年間何回できるというのだ。
「3月またがり60日」なら、せいぜい年6回がいいとこだろう。
それでは、基礎練習を百回ぐらい徹底的に繰り返し、基礎ができて儲かるようになる前に相場人生が終ってしまうではないか。
当てものをやって一生儲けることはできない投資家と結果的に同じになってしまう。
うねり取りをやろうとする人の多くは、それまでに当て物で損をして
「はやく損を取り返したい」という強い焦燥感を持っているから、折線グラフを使った、うねり取りで−1−1、2−の一括手仕舞いの基礎練習を長年月をかけてゆっくり練習するという悠長なことはやっていられない。
気持ちにゆとりがないからだ。
だから、多くの人が株式成功実践論のAさんのように我慢しきれなくなって暴発・逆噴射し、仕手株、材料株に手を出して破滅してしまう。
だから、銘柄固定売買においてはうねり取りではなく、立花さんが小豆でやったように酒田新値をたよりにリズムだけを追うリズム取りで練習すべきである。
立花さんは「一番、簡単」と書いている。
酒田新値によるリズム取りなら玉は動くし、結構忙しく緊張感もある。
リズムだけを追って、リズム取りの利益を積み重ねていく。
少しでも利益が出れば、千人力の勇気が出て練習売買を続けることができる。
うねりはリズム取りの利益の集合体として結果的に取るのだ。
小さな山のリズム取りができて、3ヶ月の大きな山のうねりが取れるようになるのである。
当然のことながら、リズム取りは折線グラフよりも酒田足の陰陽新値による方がはるかにやりやすい。
酒田新値の出現率をたよりにするリズム取りは折線グラフではできないし、普通の人は折線グラフで流れなんかわからないのだ。
もう一つ、うねり取りで、よくある失敗のパターンは3ヶ月に満たないで、上げ波動が終了してしまい、利食いしそこなうことである。
2ヶ月半程度で一山つけてしまうケースはよくある。
天井がわかるのは相当日柄を食ってから、値幅的には10%逆行をみせた後だから、小さな山だと利益がはげてしまって手仕舞いの決断ができず、ついつい居過してしまう。
大概の人は、こうした失敗が2、3回続くと、「うねり取りは難しい」と断念してしまうケースが多いようだ。
こうしたケースを避けるには35日くらいを基準にして、毎週枚数を決めるなどして、
60日がくる前に、ある程度の枚数を、高値を狙って売っておく以外にない。
林輝太郎先生 曰く、
「うねり取りにおいてはうねり幅の4分の1取れたら大成功であり、
これが相場の現実なのである。」
相場の現実
2009/3/6(金) 午前 7:09
うねり取りを実行する前には、
上げ相場のときには底で買った最安値の玉を持ち、
下げ相場のときには天井で売った最高値の玉を持ち、
うねりを泳いでいくのが上手であると思う。
しかし、現実にはそんなことはできない。
例えば1000〜1500円の動きの銘柄のうねり幅は500円。
これを500円取ることは無理。
まして、資金を目いっぱい動かして500円取ることは絶対不可能。
統計によれば、天井から10%以内で売れる確率は30分の1である。
1500円の10%下は1350円
1000円の10%上は1100円
これが現実的に狙える建値となる。
すると、取ることができる うねり幅は 250円である。
そして、うねり取りは平均値を考えながら分割で玉を建てるから、
±10%を全資金で建てられるわけではないし、
資金の限度いっぱい回転するとは限らないのである。
仮に”片玉二分の一”の全資金が理想的な回転をしたとしても
値幅しては250円の半分の125円にすぎない。
したがって、理想的な成功をしても資金量を考えると
500円幅のうち125円取るのが限度。
うねり取りにおいてはうねり幅の4分の1取れたら大成功であり、
これが相場の現実なのである。(ツナギ売買の実践p102)
☆ 『ひとつの銘柄を続けて売買していけば、その銘柄に慣れて慣れて慣れきっていく。だからこそ効率よく利益をあげ続けていけるのである。
商品相場なら小豆相場専門というように、自分の専門をもって、そればかり何年も追って生活費を稼ぐのがプロの売買法である。
江戸時代の米相場、明治からの戦前までの新東や戦後の特定銘柄がそうしたプロの売買、生活費を稼ぐ銘柄として定着してきた。
「慣れて慣れて慣れきって」というのは、売買が上手になっていくことである。
つまり、値動きのうねりに乗ってリズムを感じ、分割売買で平均値を有利にし、利益を確保して区切りをつける、売買技法の上達を意味している。
ファンダメンタルズは無視しないが こだわらず、テクニカルズでも理論より値動きの現実面を重視する。』(研究部会報2005.5 p77)
○サヤ取りの場合
サヤ取りにおいても、サヤの極大極小のときに すぐにドテンできるものではなく、
仕掛けも手仕舞いも分割するから、サヤの変動幅がまるまる利益になるものではない。(ツナギ売買の実践p276)
☆相場専業になった人の試行錯誤
googleで林輝太郎先生を検索すると、色々な人のサイトやブログがでてくる。
それほど多くはないものの林輝太郎先生の本を読んで相場専業になった人が存在する。
共通するのは
・林輝太郎先生の本に触発されて売買をやり直したこと。
・皆、一様に林輝太郎先生と著作に感謝している。
具体的な手法までは書いていないので確かなことは解らないが、
そうした人達は、『買い』でプロになったのではなく、カラ売り、サヤ取り、ツナギ売買など利殖的売買を自分の専門にして、それを自分の収入源にしているらしい。
ただ、私も含めて林輝太郎先生の教えを忠実に守っているわけではなく、林輝太郎先生に言ったら叱られるようなやり方で、自分なりの売買を実行している人が多い。
相場専業になった人の試行錯誤の典型的な例は
1.プロになろうと決心する。
最初は先生の本の教えに従って売買する。(人によっては人形町の林輝太郎投資研究所を訪問し先生のアドバイスを受ける)
2.強い決意を持って、自分が志したやり方(例えば小豆の両外しサヤ取り、ローリングのような利殖的売買)を何年か続ける。
3.しかし、あまり儲からない。年間通算で損になることもある。
「こんなことでは売買で食っていけない」という強烈な迷いが出る。
自分が志したやり方を中断する。
4.試行錯誤を繰り返しているうちに、ひょんなことから「こうすれば取れる」という方法を発見する。
その方法を手放さずに、自分の売買に練り上げる。
自分なりに編み出した方法で、なんとか売買で食っていけるようになる。
期間としてはプロになろうと決心してから5年から7年ぐらいの年月を要している。
という感じである。試行錯誤中に大損して挫折してしまうことも多いから、自立できた人はとても幸運だったと思う。
そうした自立はまさに、守・破・離 であって、
主の教えを守り、それを破り、さらにそこからも離れて自分の流儀をつくる。
稽古を重ねているうちに自分流の工夫が出てきて、「これだ!」と思えるものを掴んだのである。
こういうことをインターネット上で書いている世代は昭和25〜35年生まれの人達ではないか。
猫次郎さん、バカラさんといった相場戦略研究所の掲示板で知り合ったプロたちはみな林輝太郎先生の読者で昭和30年前後生まれの人達が多かった。
ただ、インターネット世代より上の年代の人たち(戦前生まれ)の動向は不明である。
また、若い人たちで林輝太郎先生の本で試行錯誤を繰り返しているケースは少ないように感じる。(21.4.12)
相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/
天下りを死守する人事院の谷 公士
2009/2/28(土) 午後 8:25
【正論】政治評論家・屋山太郎 人事院の倒錯した抵抗の論理
2009.2.19 03:28
≪改革工程表はできたが≫
公務員制度改革の手順を示した「工程表」をめぐって、人事院の谷公士(まさひと)総裁が徹底抗戦の構えを見せている。官邸官僚は「谷総裁が辞意表明すれば、麻生内閣は潰(つぶ)れる」と谷氏を楯に麻生首相を脅しているようでもある。「工程表」は2月3日、首相主宰の会議で了承されたかのように報道されたが、首相は会議の最後を「人事院と残る論点について調整を進められたい」と締めくくっている。
官房長官はこの了承で手打ちにする思惑だったようだが、財務省出身の首相秘書官がこの文言をすべり込ませたという。人事院と官邸官僚に加えて官公労組も改革に「絶対反対」の立場を表明した。官僚は天下りや「わたり」制度を崩したくない。組合はストライキ権禁止の代償措置として設けられた人事院制度が存続する方が(1)労働貴族を続けられる(2)労使交渉の面倒がない−など重宝なのだ。
現行の公務員制度のためにいかに国民の税金や年金、保険資金が浪費されているかここではいわない。すでに安倍内閣で国家公務員法が改正され、それに引き続き渡辺喜美行革担当相が公務員制度改革基本法を成立させた。今、甘利明行革担当相がこの基本法に沿って、行政府として改革を実行するために人事院も含めて当事者の意見を聴取し、工程表を作ったのである。
≪疑わしい「公正・中立」≫
谷総裁は3日の推進本部終了後もTVで「今回のように人事院と調整未了のまま法案を閣議決定して国会提出した場合は、その後も国会で異を唱え続ける」と表明している。次官会議が閣議の上にあるかの如き認識だ。ちなみに安倍内閣で国家公務員法改正に先立つ次官会議で執拗に反対し続けたのは現官房副長官の漆間巌氏(当時は警察庁長官)だった。
谷、漆間氏らはまさに官僚内閣制を象徴する官僚だ。わたりを公然と認める政令を書いた責任者は漆間氏だろう。麻生首相が「わたりは承認しない」(1月29日本会議)と国会で答弁しても「政令を廃止する」といわないのは「官僚に内閣を潰される」と思い込まされているからだろう。
そもそも人事院には政府の改革案に異を唱える権限はない。人事院は昭和23年に官公労働者へのストライキ権禁止(占領軍命令)の代償措置として設けられたもの。しかし今回、公務員制度を全面改革しようとする中で、人事院のありようが変わるのは当然のことだ。
人事院設置の根拠は国家公務員法3条で、その任務は「法律の定めるところに従い」給与の勧告などの事務を行うことである。その法律の枠組みを変えさせないとはとんでもない越権行為だ。即刻、谷総裁の辞表をとるべきだと考える。
人事院はこれまで大きな改革に対して「中立公正、労働基本権の代償」という抽象的なお題目を唱えてすべて抵抗してきた。人事院総裁が「俺(おれ)は辞める」といえば政府は何もできないというこれまでの慣行が異常すぎた。人事院といえども行政府の一機関である。行政府の長(首相)が制度を変える方針を示し、すでに立法府では基本法も成立している。
≪天下りのテコを死守≫
人事院はお題目の「中立・公正」を確保してきたか。かつて特定郵便局長は特別国家公務員でありながら、公然と政治活動を行ってきた。社会保険庁の管理者と組合との闇協定を放置した。日教組や自治労などの政治活動を事実上野放しにしてきた。
人事院は公務員の権利を守っているのか。若手職員のサービス残業の日常化は今も放置されている。チェックすればすぐ摘発できるのに、立ち入り権限などを行使したことはない。人事院が守っているのは組合貴族の利益と各省の既得権だけだ。このような役所が改革に抵抗するのはチャンチャラおかしい。
改革を主導したことがあるのか。
幹部職員のボーナスに査定がないのは何故(なぜ)か。
働かない公務員を解雇、降格しやすい仕組みを作らなかった。
天下りの改革について主導したことがないのは、自分たちも各省の独立法人に天下っているせいなのだ。
課長の人数や級別定数(1から10級)の査定権限こそが、人事院が各省に天下りをのませるための唯一の手段だ。
今回の公務員制度改革ではこの級別定数の査定権限を「内閣人事・行政管理局」が握ることになっている。
人事院は天下りのテコが無くなってしまうのだ。
麻生首相は「わたりは承認しない」と答弁したが、わたりを承認する政令が存在する以上、麻生氏が辞めればわたりは復活するだろう。わたりを監視するためには監視委員会の設置が必要で、今後、民主党は同委の人事に同意して「天下り根絶」をかちとった方がいい。(ややま たろう)
*谷 公士は「ミスター渡り」の異名をとる天下り役人で、多額の退職金を掠め取ってきた。
昭和39年に郵政省に入り、平成10〜13年に郵政事務次官を務めた。
退官後は同省所管の
財団法人「郵便貯金振興会」(現ゆうちょ財団)理事長へ天下り
同時期にさらに2つの財団法人の理事長を兼任。
15年6月には有料CS放送の関連会社会長となり、
16年4月に人事官に就任、
18年4月から人事院総裁を務めている。
「売り」と「利殖」
2009/2/22(日) 午後 2:49
2月20日の9時半、「林輝太郎相場選集」の第一回配本分が届いた。
第1巻:相場金言集、第2巻:ツナギ売買の実践、第3巻:商品相場必勝ノート
林輝太郎先生書き下ろしの小冊子「売り」と「利殖」も入っていた。
「売り」と「利殖」は剣術の免許皆伝書のような小冊子かもしれないと期待していたが、
それほどのものではなかった。まぁ、あたりまえか。
内容は「売りのやり方」と「利殖としての売買」そして「売買の上達法」が大切で
それを投資家に伝えるために本を書いてきたというものだった。
まったく、ありがたいことである。
現在の自分があるのは林輝太郎先生の本があったからであり、いくら感謝しても、感謝しきれない。当時、借金地獄のなかで菩薩さまに出会ったように思ったものだ。
上製本の出来具合もよく、紙質が向上したためか本が薄くなったように感じる。
ノギスで測ってみたら相場金言集は新旧とも厚さ15ミリで同じだった。
上製本の表紙は2ミリ厚だから中身は4ミリも薄くなっている計算だ。
期待していたとおり、文鎮で押えなくても机の上に開いた状態で置ける。
そして、林輝太郎先生が加筆しているのが、うれしい。
(たとえば相場金言集にヘッジファンドに関する記述が1行追加)
難点は誤植が多いことだ。
たとえば、ツナギ売買の実践のp14
誤 正
日立を一株⇒ 日立を一万株
現場を渡せば⇒現物を渡せば
利益を払わせたうえ⇒利息を払わせたうえ
1ページに三箇所の誤植がある。同友館はきちんと校正をしたのだろうか?注意不足である。
第1巻:相場金言集、第2巻:ツナギ売買の実践、第3巻:商品相場必勝ノートをすべて読み直し、古い本に張っていた付箋を張り直した。
そして、もう一度「売りの大切さ」、「利殖としての売買」そして「売買の上達法」を勉強し直すのだ。
中川効果で円安
2009/2/19(木) 午前 4:32
NYで円安が進んでいます。94円を突破する勢い。
これは『中川財務大臣のG7会見効果』でしょう。
「こんな財務大臣を任命する日本の通貨は買えない!」
とだれしも思いますからね。
しかし以前、中川大臣は会見で
「行き過ぎた円高を阻止する方策が、私にはある」と言っていました。
その秘策とは、G7の会見で、
へべれけになるパフォーマンスを演ずることで、
強烈な円売り介入を実施することだったのです。
しかも、コストはゼロです。
ただ、ご自身の政治生命と引き換えにではありましたが・・・・
「林輝太郎相場選集」
2009/2/3(火) 午後 6:26
林輝太郎先生書き下ろしの小冊子「売りと利殖」。どうしても読みたい。
で、やっぱり買いました。
本日、同友館オンラインで申し込みました。
コンビニ決済。
送料無料。
同友館に問い合わせたところ
「小冊子は、第一回配本時にあわせてお送りする予定」とのことだったので、同友館に注文した。
林投資研究所で予約すれば、林輝太郎先生の11/29講演会のDVDがもらえるのだが、発送が『10冊+小冊子』まとめて6月になってしまう。
そんなには待てない!
これで、第一回配本の、2/20には「売りと利殖」を読むことができる。
恐らく、この小冊子は26460円の価値があるでしょう。
子供の頃、グリコのおまけがほしくてキャラメル買ったことを思い出します。
でも、第一回配本は、
第1巻:相場金言集、第2巻:ツナギ売買の実践、第3巻:商品相場必勝ノート
いずれも相場書の金字塔といえる傑作。上製本を手にするのが、いまから楽しみです。
ところで、同友館オンラインの「林輝太郎相場選集」のタイトル表示が間違っていて
『林 “鉄”太郎相場選集』となっているのである。
出版社のホームページじゃないですか。
著者の名前を間違えるなんて無礼千万。
気をつけて欲しいなぁ・・・・
買うか買わぬか思案中
2009/1/28(水) 午後 8:07
買うか買わぬか迷っている。
林輝太郎先生の「林輝太郎相場選集」10冊セット予約特価26460円
第一巻 相場金言集 第六巻 株式上達セミナー
第二巻 ツナギ売買の実践
第七巻 脱アマ相場師列伝
第三巻 商品相場必勝ノート 第八巻 売りのテクニック
第四巻 株式成功実践論 第九巻 相場師スクーリング
第五巻 うねり取り入門 第十巻 株式成功の基礎
“おまけ1“
最大の魅力は“おまけ“の林輝太郎先生書き下ろしの小冊子「売りと利殖」(46判・縦組み・54頁)である。
くやしいことに非売品。10冊セットで買わないと手に入らないのだ。
どうしても欲しい! しかし、同友館の商業主義に屈するのは、いさぎよしとしない。
“おまけ2“
林投資研究所で予約すれば
もう一つの特典である11/29の講演会のDVDがもらえる。
こっちは講演会に参加したので、“出来たら欲しい”程度なのだが・・・
上製ハードカバーは魅力的ではある。
ゴムのり製本の本は永く使っていると割れてしまうのだ。
特に開いて勉強のノートに書き写そうと文鎮などを置くとバキッと割れる。
その点、上製本の「商品相場の技術」「定本酒田罫線法」は丈夫でよかった。
相場選集の10冊を勉強用にして、オリジナル本は永久保存用にしようかな。
10年以上愛読したツナギ売買の実践、株式上達セミナー、商品相場必勝ノート、相場師スクーリング、相場金言集の五冊はボロボロで買い直そうと思っていたから、ちょうどいいのだが、他の本はそんなに傷んでいないのだ。
同友館のホームページによれば
≪既刊本に著者が手を入れて上製本に作り直したものです≫
とあるから、少しは変わっている箇所もあるのかな。
表紙がまったく同じなのも気に入らない。色ぐらい変えればよかったのに・・・
でも、最終的には買っちゃうだろうな。