建玉枚数を抑える技術

2011/2/28() 午前 3:15

 

 相場がうまくいかないのは枚数が多すぎるためである。

 大儲けしようとして枚数を増やすと、かえって損をしてしまう。

 建玉枚数を抑えることも技術である。

 

 立花さん、立川さんの建玉枚数は30〜40枚であった。

 資金が増えても資金を引き出して、建玉枚数を増やさないやり方で数億の資産をつくった。

 

 自らの過去を振り返ってみても、小枚数で試してうまくいき、

その方法で本格的に利益を出そうとして、枚数を大きくしては損をするというパターンを繰り返してきた。

 小豆の限月間サヤ取り、NG大豆−大豆のサヤ取り、アラビカコーヒーの限月間サヤ取り、大豆やアラビカコーヒーのサヤすべり取り、225先物の売り、225先物オプションの両建て、株の異銘柄サヤ取り、FAI 方式、株の空売り・・・

 

自分に適した最大枚数を定めて相場を張るのが大切で、

 例えば、サヤ取りの場合、ナンピンは片張りより安全で有効だが、サヤが想定以上に逆行して、最大枚数(例えば50枚)を超えそうになったら、そこで踏み止まるべきなのである。

 

また、順調に儲かっている時には、枚数は膨らまないものである。

 

 大きな建玉で大儲けする人もいるが、それは超能力を持った人のことだと考えたほうが良い。自分の器量、分限相応の枚数を守ったほうが、相場世界で長続きする。(満玉は論外)

 

 「これはいける!」と勇躍し、枚数を増やそうと思ったときは要注意。

それは一種の妄想、錯覚だからだ。

 

 

 

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循環物色で高い

2011/2/21() 午後 7:49

 

人気の圏外にあった王子紙なども買われはじめて、循環物色が鮮明になってきました。

 王子紙は9月底の6ヶ月上げ相場突入かもしれません。

 

 予算関連法案が通らず、解散になるとか、

 中東状勢が東アジア⇒中国共産党政府、北朝鮮に波及して大混乱!

でもしない限り、相場全般は崩れそうもない感じ。

 

しかし、「これはあまり下げそうもないなー」と思った時が転機となることも多々あり、

ここは静観するところか?

 

 最終的には資本主義の総本山の米国NYダウが崩れるまでは、

 強気相場が続くということでしょう。

したがって、3連休明けのNYダウが目先の相場を暗示しそうな感じです。

 

 

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ケンミレ・チャート

2011/2/16() 午後 9:07

 

ケンミレのメンバー・チャートがとうとう見れなくなった。

たぶん、古いサーバーが撤去されたのだろう。

 

 思えば2002年ごろから、ずいぶんとお世話になった。

ある掲示板で、

ケンミレのメンバー・チャートが直リンクされているのを見て、

そのURLの銘柄コードを入替えれば、どの銘柄・指数のメンバー・チャートも見ることができるのに気づいたのである。

 

それ以来、9年間。

 背景が濃いブルーのケンミレ・チャートとは、相場の苦楽を共にしてきた。

 

さらば、ケンミレ・チャート。

 

 

 

 *訂正 

 2/23、試しに今までのURLをクリックすると、

 無料チャートの画面が表示されるようになりました。

 

イメージは違いますが、ほぼ以前と同様のグラフが表示されます。

 拡大表示を選択して全画面表示すれば、より見やすくなるようです。

チャートのURLを削除したリンク集も元に戻しました。

 

 

 

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6ヶ月コース確定

2011/2/14() 午後 4:18

 

225先物は1月19日の高値を抜いてきました。

 8月末を底に6ヶ月超の上昇がほぼ確定的。

 

 NYダウ、世界情勢に死角はなさそうですから、しばらくこんな状況が続くのかなー。

 

 例年3月の決算期は、需給が悪化して安くなることが多かったけど、

 今年はこのまま4月、5月の高値に突入するのかもしれない。

 

 「高値保ち合いは三手五手に向かって、しのぐしかないか」

などと考えております。

 

ところで、猫次郎さんがブログで

「50歳を過ぎたころからか一年があっという間に過ぎてしまう。」

と書いていた。それを読んで、「みんな、一緒なんだな〜」と安心した。

 

 歳を取ると脳が衰えることから五感や、反射神経が鈍くなる。もちろん相場能力も低下する。

 時間に対する感度も鈍くなるため、時間の経過に対する体感速度が速くなるのだと思う。

 

ただ、時間が短く感じることを、相場にうまく利用することができれば、これまでと違った世界が開けてくるかもしれない。

で、どう相場を張ったらよいか。ただいま思案中なのである。

 

 

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節分天井、彼岸底

2011/2/3() 午後 8:04

 

 NYダウは強いですね。

 1月の225先物は下に行きたがっていたのに、

 NYダウが強いがために高値に止まっているといった感じです。

 

こんなときは、あせらず、自分に出来ることだけをやって、

しのいでゆく のがいいと考えています。

 

 5月の高値前に一度押すと思っていましたが、

 旭化成などの強い値動きをみると「6ヶ月コースかなー」という気もしてきました。

 

でも、3月までに、浅くても一度下値を叩きに行くと見ています。

 

 

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オーディオ・ルーム

2011/1/13() 午前 5:06

 

 皆様、あけまして おめでとうございます。

 

 正月休みには自分が手掛けている銘柄の日足グラフを作成したり、

 会社が12月決算のため、帳簿を合せたりして過した。

 

 後はやることがないので、事務所でジャズを聴いていた。

 事務所のパソコンの内の一台をジャズ再生専用機にして、ハードディスク・プレーヤ―として使っている。

パソコンはNEC VL500/2という古い機種だが光デジタル出力を備えているので、それをDAコンバーターに接続し、お気に入りのJBLスピーカー(昨年5月に買った38センチウーハーの物)で再生するとCDとほぼ同じ音質でジャズが楽しめる。

 

 320GBのハードディスクに5000曲以上をWMAロスレス形式で入力し、

メディアプレーヤー10で再生しているが、これは非常に便利で、

 好みの曲だけを1ヶ月以上の間隔を開けてランダムに再生してくれる。

 

CDを選び、かけ換える時間が節約できる。

 自動で音量調整されるのでボリュームの調整もいらない。

 

ジャケットの画像も表示されるから、拡大表示機能を使えば、

 3メートル離れた リスニングホジションからも見ることができる。

 

 NYは新高値を続け、我が国の株相場も堅調でジリ高である。

サヤ取りを手掛けている銘柄のサヤも動かず、あまり売買できない。

 

そのため、年明け以降、管理人の事務所はオーディオ・ルームと化しているのである。

 

 

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今年もあと僅か

2010/12/15() 午前 3:45

 

 今年もあと10日。

 5月連休前が天井で11月が底という普通の1年だった。

 年末は静かに過ごし、元旦に一年の計をたてる。

そして、多少は下押しするであろう3月決算前に備えたい。

などと考えているところであります。

 

 最近はよく眠れて体調もよく、生活環境もいいので、

 来年も生活のリズムを乱さずに、

 相場と付き合っていきたいのである。

 

 

 

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ドル円相場

2010/11/16() 午前 6:11

 

 今朝、NYで、ドル円相場は83円15銭をつけている。

ドル買い戻しがしばらく進みそう。

 今年4月5日の94円50銭を底に80円20銭まで、約7ヶ月上昇した円も

 ついにピークアウトし、反転か?

 

 円は昨年も11月に天井をつけたから、季節的要因があるのかもしれない。

 11月はヘッジファンドの決算で換金売りが増えるときいたことがある。

 昨年の11月は円の反転と同時に株も上昇をはじめ、

その後、約1ヶ月半上げ相場が続いた。

 

 世界一の馬鹿が首相をつとめ、

 世界一の財政赤字を抱えた我が国の通貨 円に

「83円の価値があるわけねぇーだろー」国民の多くが思っていると思う。

まったく不思議だが、これが現実だ。

 

 円を買い上がった奴等は、よほど勇気があるとみえる。

その勇敢さで、いつか円を叩き売ってくることもあるかもしれない。

 

 

 

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相場金言集

2010/11/12() 午後 5:42

 

☆相場師の夢はツナギによって実現する

 ツナギは相場師にとって唯一の安全弁であり、成功の鍵である。153

ツナギは計画を建てて行うのがよい。

 計画的ツナギによって、確実な利益を積み重ねるという相場師の夢が実現する。156

ツナギは相場師の不安と緊張を緩和する。

 5%逆行はツナギ開始のサイン。16

 

☆相場師に味方はいない

 相場師に味方はいない。いつも緊張しているから、不安感は増幅される。

 不安は相場をしている限り誰にでもある。その不安から自分だけ逃れようとしても無駄である。162

  利食いを重ねることで不安は緩和され勇気が湧いてくる。

 利食いは相場師の唯一の味方であり、それを「利食い千人力」という。

 

 相場の騰落要因は常に不明である。

だから、相場の騰落原因を追求しても無駄である。166

 

 相場は常に未来を見て動いている。167

  万人が明日のことはわからない。

 明日を築くには勇気と努力と信念が必要である。

 

 予想することは単に過去を振り返っているだけのことが多い。

 現在は過去を含んでいる。相場において現在は、もはや過去にすぎない。

 上げ相場の初期には確証、事実が少ないから、それを実証できない。

 

 雑音無視 14

コンピュータの情報は 敵 である。172

 情報を得ることで、かえって手探りで進んでいる相場の先行きに大きな不安を感じることになる。162

 

☆相場は事業

  相場は危険を伴った事業である。207

だから、相場を仕事とするには自分なりの“やり方”相場技法を身につける必要がある。

 自分なりの相場技法を持つことは、相場という危険な仕事をしながら、損失を最小限に止めることにつながる。

 

 相場は他の事業とかわらないが、相場で大損して自殺しても

「馬鹿な奴だ。真面目に仕事をしていればいいものを」

と笑われるだけである。119

 

 相場においても設備資金と運転資金が必要である。

 

☆相場の張り方

  相場は、専門の 自分に出来る 得意なこと をやっていても、

 失敗するものである。

だから、背伸びしたり、十分出来ないことをやってはいけない。202

 

 自分の資力、能力にあった建玉を積み重ね、

 自分が身につけた相場技法だけを活用しながら進んでゆくのが、

 相場の秘伝である。62

 身につけた技術を正しく使えば相応の利益は確保できる。33

 

プロはやさしい銘柄をやさしいやり方で取る。

 (銘柄を限定し、ワリを考えて、やさしく取る)

 一回の利益はたいしたことはないが、回数が多いから高い利益率になる。52

そうやって「勝ちぐせをつける」と同時に「利食い千人力」を実行している。

 

 売買は資金量に応じ、計画性をもってこそ意味がある。104

 相場を仕掛ける時は、必要とする資金、動員できる資金を計算して限界を決める。

 相場の動きを見ながらどのように玉を動かすべきか考える。

 不測の事態が起きた時の対処方法を想定し、処理の方法を決めておく。

 60

 激しい値動きを見ると、あせり と群集心理に巻き込まれて失敗する。

だから冷静な時に判断し、計画を立てて売買するべきである。92

 相場には、自分の相場技術を駆使する冷静さが必要である。37

 

 相場は見込みの適不中如何に拘らず、商内の方法だによろしきを得ば、

 必ず利益を博するを得べし。77

 変物たるものをして、誰かその未来を知る者あらんや。

 只其一心を定めて、推して行うのみなり。

その中否は又 知るべからず。78

 

 相場を張ることは技術仕事であり、世の中の芸事と同じである。60

 

☆相場技法

  「分割売買」と「時期を待つ」という相場技法を用い、波動を利用して

利益を生み出すことが出来なければ相場師の資格はない。25

 

 相場技法とは、予知不可能な相場の騰落に対して、建玉の増減により損失を少なくとどめ、利益を多くすることである。88

 

 人間は欲に弱いから、相場の値動きにつられた無計画な乗せをしがちである。110

 売込まれた所は買い拾い、人気で買われ噴いた所は冷静に売る。93

 

 押目買いは一日目は見送り、二日目の安値を試しに買い、

 翌日 戻れば見送り、下げれば買って平均値を下げる。100

 

 難平は 一 三 五 の比率有効なるべし。そして資金の半分は温存すべし。101

 

 分相応に目出しに少し仕掛くべし、

 値をならしても違うならば、誤って 見切り 仕舞うべし。98

 

 投機の危険を避けようとすれば、分割売買により投機の小出しを行うことになる。101

 

 高値先行を買い、安値先行を売れ。110

 

 鈴木隆さんの方法は、大底形成の後半までは、

 毎節、値にかまわず買って次第に玉を増やしていくが、最高でも一節で10枚。

 底打ちしてからは、毎日2、3枚しか買わない。

だから、乗せても平均値が上がらない。110

 

 強気で、常に買玉をいくばくか持って、ジクザクの相場を泳ぐには、噴いたら売り、押したらナンピン買いを繰り返す。132

 利益になった玉を天井まで維持したいが、一本調子の上げは続かず、下げそうな様相をみせながら上がっていく。だから、途中でツナギ玉を入れながら進むべきである。134

 

 片玉2分の1 雑音無視 5%逆行注意 13

 

 相場道の極意は手仕舞いにあり 150

 

 結果良好は僥倖で、単に運が良かっただけである。30

 

あらゆる技術には、常識に反した「コツ」・「原則」がある。12

 

☆罫線

  罫線観測の根本的考え方は、

 上昇に転じた相場は上昇を続け、下落に転じた相場は下落を続ける。

ということで、「波動と周期をみていく」ことに尽きる。 129

 

 相場人は過去の罫線を参考にしがちである。だから知らないうちに後ろ向きの姿勢になりやすい。

 相場を張るということは常に新しい未経験の領域に進んでゆくことだから、過去の相場は参考にしても、過去に溺れてはならない。

それは負けに繋がる。

 

☆時期の選択

  時期の選択は銘柄選択よりも大切である。

 相場には季節的変動があり、それぞれの時期によって相場つきは異なる。190

 冬は買い、夏は売り

 

☆ 欲

  相場の目的は金であり、

 金は無限に持てる可能性があり、人間の欲には限りがないから、

その欲で無理な相場の張り方をして破滅する。33

 相場師の最大の敵は自分である。92

 相場における悪魔は自分の欲である。118

 

☆ボロ株集めはやめよう

 この投資家は夜遅くまでグラフを描いたり、銘柄の研究をしていた。

 株を買う、上がったら利食いする。そして、また厳選した別の株を買う。

  すると二十数銘柄の持株が次第に悪化してゆく傾向があるのだ。

どうして そうなるか。

 株を買って騰がれば売却できるが、上がらなかったら持っているのである。

 上がって売却し、利益になったものは、すなわち優良銘柄である。

  だから、こういうやり方は優良銘柄を手放し、

ボロ株を手持ちに組み入れてゆくことになり、

 遂にはダウが暴騰しても利が乗らない株ばかり持つようになってしまうことになる。169

  悪い銘柄は良い銘柄を駆逐する。悪い建玉は良い建玉を追放する。177

 

 

 (林輝太郎著 相場金言集より ただし、林輝太郎先生の主張と異なる管理人の解釈を含んでいる部分がある)

 

 林輝太郎先生の『相場金言集』は18年前に買った。

 自分にとって、この本は相場のバイブルのひとつであり、相当な回数読んでいる。

 乾繭のサヤすべり取りの秘法の話にはずいぶんと勇気づけられた。

 相場選集で買い直したのを機会に最近、また読み直しているところである。林輝太郎先生の相場哲学が随所にちりばめられた名著である。

 

 唯一、気に入らない点は、木佐森吉太郎の「株式罫線の見方、使い方」を名著といって多く引用していることである。

 「株式罫線の見方、使い方」は、技術面の記載が全くない「抽象的で無責任な相場の見方を教えた本(p11)」の一つであり、罫線の見方、使い方を学び、相場に応用しようという者には何の役にも立たない愚書だった。

 

 相場を志した80年代後半、相当な期待をもって買ったものの、強く失望して破棄した。その悔しさを今でも憶えている。

その後、林輝太郎先生の『酒田罫線法』という本物の名著に出会い、狂喜。

 技術的に、飛躍することができたのであった。

 

 

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帰ると相場は一段安

2010/10/30() 午前 3:37

 

 行ってきましたよ。九州。

いやー、疲れた。やっぱり遠いね。楽しかったけど。

 

ふぐのコースは大したことなかった。

しかも、我々の前に大きい団体が入っていたため、ビールが品切れになるという前代未聞のレストラン。

 「冷えたビールは4本しかない」というのであった。

 飲食業のプロならば、予約が入ったらビールがどれくらい出るかわかるだろうに。

 経営者は素人もしくは よほどの無能者と見える。

 

 帰ると相場は一段安。

 下げすぎだろう!とは思うが、売りたい人が多いのだろう。

たぶん11月〜3月にかけて安値揉み合い。

まだ下げそうな感じだが、11月が底になるかもしれないから、欲しい株はゆっくり買っていこうと思っている。

 

 月末の休日は、月足グラフを描いて、玉帖をつけ、10月の帳簿を締めたりで忙しい。

 

 

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九州旅行

2010/10/23() 午前 4:30

 

  ジャズ喫茶の仲間と九州旅行に行くことになり、今日出発する。

 面倒だが、付き合いだから しかたがない。

  ただ、こんなことでもないと、パソコンの相場画面にはりつきっぱなしで絶対旅行なんかしないであろうから、多少の気分転換にはなるかもしれない。

  博多での、ふぐ料理は楽しみではある。 

 

  相場は じとーという感じで下げ続け、嫌な感じである。

 単純平均は218円の新安値をつけた。予想どおり年内はこうした相場が続くのかもしれない。

 所謂、年末年始効果で安い。

  低位・小型のFAI 的な銘柄は驚くほど大きく下げているものが多いから、狙った株を月足単位でゆっくり買い下がるにはいい環境になったと思う。

こういう局面で『買い選定』するのが本当だろう。

 

  反面、出来高がある大型株の下げはたいしたことないから、ここからの空売りは大きくは取れそうもない。

あまり、動かないのがいいのかなと思っている。

 

 

 

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大和証券を使ってみて

2010/10/3() 午前 1:33

 

  9月27日に口座開設し、翌28日から大和証券での売買を開始した。

 入金確認に手間取って売買開始は10時であった。支店の担当者が入金確認するという、今時珍しいシステムである。

 

 注文から約定までの速度はマネックス証券やORIX証券と同じである。

 

☆PDFの売買報告書

  大和証券では朝 6 時に配信される。これは素晴らしいことである。マネックス証券は 8 時10分過ぎに配信。

 売買報告書の様式も工夫されていて、単票の売買報告書と別に、当日の取引が一覧表にまとめられている。これをプリントすれば玉帖の入力が極めて容易である。

  マネックス証券は単票の売買報告書だけで不親切であり、慣れるまで玉帖の入力に苦労した。

 

  ORIX証券も朝 6 時に一覧表が配信されており、ORIX証券を使っていた4月までは、毎朝 8 時までに前日の取引を玉帖に入力していた。その後に当日の売買に入ったので、前日の売買の感覚を取り戻した上で当日の注文が出せた。

  つまり、早朝の玉帖への入力が生活のリズムとなっており、自然と継続的な売買の感覚ができていたため、スムーズな売買が可能だったのである。

 

  だが、マネックス証券の 8 時10分配信というのは最悪のタイミングである。

  時の寄付前の注文を出す最重要な時間であるため、マネックス証券に替わった後は早朝の玉帖への入力が出来なくなっていた。

 

  では、場が引けた午後はというと、場帖をつけ、グラフを描く。

その後、前日の取引を玉帖に入力するのは、場帖、グラフで作った当日の変動感覚が乱れる感じがして気分が良くない。

さらに、一日中、売買をして疲れている時に、玉帖をつけると入力間違いも多くなる。

 

  もうひとつは、プロとして規則正しい生活をしているため、午後は時間がないのである。また、それを崩したくないのだ。

時〜 時半 場帖をつけ、グラフを描く。

時半〜5 時 入浴

時〜7 時 夕食

時  就寝

 

そのため、しかたなく土曜日に一週間分を入力するようになった。

 結果、マネックス証券で売買した5月以降の売買成績は悪化していた。

 玉帖への素早い記帳・入力は大事なことなのだ。

 大衆店であるマネックス証券は肝心なところがダメなのである。

 

  大和証券のPDFの売買報告書をみて、玉帖に売買手数料143円、消費税7円と入力した時は感動した。

 ORIX証券でネット取引を開始した当初は、安くなったといっても1260円の手数料を払っていたのである。

 

☆「無料の自動更新株価ボード」

  マネックス証券が高額手数料の見返りとして売り物にしていた「無料の自動更新株価ボード」は特に珍しいものではなく、同じものが大和証券にもあって無料だった。どちらもクイック社が開発したシステムのようだ。

 

それを言えば、ほとんどのネット証券の売買システムは大和証券の子会社が開発したものであるから、どこの証券会社を使っても大差は無いのは当り前である。

 

☆「現引き、品渡し」

  大和証券のは 3時50分まで可能である。一日の売買が終った後、じっくりと「現引き、品渡し」が行える。ORIX証券も 3時半まで可能であった。

 

  マネックス証券は 時までだったので、場中に「現引き、品渡し」をしなければならず、非常に不便であった。「現引き、品渡し」というのは信用取引決済の基本であるから大事なのである。

 

 *大和証券の現引きした後、オンラインで すぐに品渡しすることはできず、コールセンターに電話して依頼しないと、その日の内の決済ができないことがわかった。これでは困るなー。(10/14)

 

☆株価グラフ

 大和証券が22年分の月足グラフが表示でき、印刷も可能であるのに対し、

マネックス証券は10年分しか表示できず、印刷機能も無い。

 22年分の月足グラフが表示できるのは、FAI 的視点で相場を見るときに便利である。

 

☆管理費

  大和証券の唯一のネックは信用取引の管理費が210円であること。普通は105円だから2倍である。

 安い手数料と引き換えに管理費で回収しようという考えなのであろう。

 

 自分は分割で細かく玉を建てていく張り方のため、少々痛い。

 1ヶ月を経過する前にクロスを振って、注文をまとめるのも一法かもしれない。

 *10月12日、大和証券のコールセンターに確認したところ、

 「大和証券の管理費は同一銘柄が同一日に約定した場合には何万株であっても210円である」

ということなので、大口の売買者にとっては破格の割安値段であるといえる。

 

☆参考  信用買い金利と管理費 比較

        大和証券   マネックス   ORIX   SBI証券

     制度   2.4%   2.8%   2.55%   2.8%

   無期限   2.4%   3.47%   4.4%

 

   管理費   月210円   月105円  〃 

 

 

 

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大和証券口座開設

2010/9/27() 午後 7:48

 

  土曜日、会社四季報の秋号をみていたら、カラーの広告ページに大和証券の「ダイワ・ダイレクト 信用取引手数料、業界最安値水準!」というコピーが目についた。

 

もはや、この手の広告には不感症になっていたのだが、

  50万円以下⇒150円(税込)

  50万円超 ⇒300円(税込)

とあるではないか。凄い! 天下の大和證券がネット証券顔負けの超格安手数料。管理人はこの手の話には弱い。調べると、値下げは7/1実施。

くやしい。もっと早く気づいておれば・・・

 

 法人であっても口座開設が可能で信用取引手数料も個人同様に150円、300円が適用されるようである。ただ、法人口座は大和證券の支店で手続きしなければならないとのこと。

とりあえず即日、インターネットで個人口座開設手続きをした。(あまり個人での取引はしないが)

 

 週明けの本日朝一で、念のためTELにて確認した。

 1.法人口座もダイワ・ダイレクトの信用手数料150円、300円が適用されるのか。

 一般的ネット証券会社と同様に 信用で買って、その日の内に現引きしてもよいのか。

 

 2.無期限信用 売り銘柄の手数料も150円、300円なのか。また、通常の売り建て同様に品渡しも可能なのか。

 

 3.キャンペーン中につき、信用約諾書4000円の収入印紙は不要か

 

 いずれも大丈夫であったので、すぐさま法務局に行き、登記簿謄本、社印の印鑑証明をとり、大和證券の支店に赴いたのであった。

 

  ずっと愛用していたORIX証券はマネックス証券に吸収されてしまい消滅。ORIX証券の信用取引315円の手数料は2年間は継続するということだったので、しかたなくマネックス証券で取引していた。マネックス証券本来の信用手数料は指値1575円、成行1050円と異常に高い。

  四季報を見るとマネックス証券は収益力が弱そうで、2年後に手数料315円の維持は恐らくできないであろうから、後継の証券会社を探す必要があった。安い証券会社はクリック証券140円、岡三証券200円等、あるのだが法人口座は開設できないのである。

 

そこに、大和証券の、捨て身の激安手数料策戦である。自分の売買する銘柄は500円以下だから手数料は150円。半値以下になる。

 

  さらに、大和証券は日本の証券界の大手であるから、逆日歩がつかない無期限信用の売り銘柄も800以上用意できる強みがある。

そして、無期限信用の売り 貸し株料は1.5%とリーズナブルなのである。

 

  逆日歩がつかないカラ売りというのは魅力である。特に恒常的に逆日歩がつく銘柄をサヤ取りで売る場合、品借り料が高くても利用する価値はある。

 買建てを制度信用で行い、売建てを無期限信用で行えば、逆日歩を味方につけることができるのだ。

 (*実際に使ってみると用意された株数は一銘柄あたり10枚程度と少なく、常に売りたい数量を確保できるとは限らないことがわかった)

 

 無期限信用の売り銘柄のなかには、1305ダイワトピックスと1320ダイワ225大阪のETFが含まれている。ETFは先物のように限月がなく小口で分割できるのが利点である。困った時のツナギにいいかもしれない。

 

☆参考  信用買い金利と管理費 比較

        大和証券   マネックス   ORIX   SBI証券

     制度   2.4%   2.8%   2.55%   2.8%

   無期限   2.4%   3.47%   4.4%

 

   管理費   月210円   月105円

 

  手続きは1時間半で完了。めでたく大和證券に法人口座を開設することができた。

これからは超格安の手数料で取引することができ、これからの人生を一層、ゆったりと、楽しむことができそうだ。

 

 

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「近代デジタルライブラリー」

2010/9/16() 午前 3:49

 

 日本政府単独のドル買い介入、意外とうまくいっているようですね。

 介入を想定できた向きはほとんどいないと思われ、意外感があって効果的。

ソロスが「日本の為替介入は正しい措置」、米国政府は「ノーコメント」、欧州委も「急激な円高は景気回復損なう」、米レビン上院議員はドル安が止まるから「非常に困惑させられる」といっていて、強い反発はない。

 225は戻りに入り、今週一杯は強そうです。

 

さて、知っている人は利用していると思いますが、国立国会図書館のサイト「近代デジタルライブラリー」。(リンク集に追加済み)

 

 今週、ここで「三猿金銭秘録」、「商家秘録」、「八木龍の巻」、「八木虎の巻」、「八木豹の巻」をPDFでダウンロードして、印刷しました。

どれも50ページぐらいの分量ですから時間はかかりません。

 我が国の歴史的相場書の写しが“ただ“で手に入ります。

 

 明治時代に復刻された古書ですから、判読しづらい部分も多いですが、「読書百遍義自ら見る」。

 時間があるとき、眺めているだけで楽しいものです。

 

 *『林輝太郎相場選集』付録の小冊子「売りと利殖」によれば、

 国立国会図書館は以前は上野公園の隅にあって、林輝太郎先生が

「雨の日も休まず通い、1年くらいで約200冊の本を読んだ」図書館です。

また、立花義正さんが小豆仲買店のおじいさんにいわれて「三猿金泉録」、

 「八木龍の巻」を読んだところでもあります。

 

 

  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/

 

 

相場戦略研究所はヤフーに引越

2010/9/11() 午後 2:02

 

 本日、管理人のサイト 相場戦略研究所 が利用してきた「インフォシーク無料ホームページサービス終了」のメールが入りました。

 

しかたがありませんので、

 相場戦略研究所はヤフーのジオシティに引越します。

 新しいURLはhttp://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/ です。

20101031日までは旧サイトも閲覧可能です。

このブログは変更ありません。

 

☆ご参考

 『ホームページサービス終了』

 平素は、Infoseek をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

インフォシークでは、2001年より、インフォシーク iswebライト (無料ホームページサービス)を提供してまいりました。

しかしながら、昨今のインターネット環境の変化を受け、弊社内にて慎重に検討を重ねた結果、誠に勝手ではございますが、サービスを終了させていただくこととなりました。

 「インフォシーク iswebライト」を長年ご愛顧いただいたみなさまに、ご迷惑をおかけすることを深くお詫びします。

 

 1.サービス終了予定日

20101031() (111日に終了作業を行います)

 

 2.ホームページサービス終了の理由

 「インフォシーク iswebライト」のサービス開始当初におきましては、

ホームページスペース提供サービスがインターネットにおける情報発信

ツールとして大きな役割を担ってまいりました。

しかしながら、インターネットの発展に伴い情報発信ツールも多様な進化

を遂げており、無料のホームページスペース提供サービスとして運営して

 きた「インフォシーク iswebライト」は当初の役割を終えたものと判断い

 たしました。長年に渡りますに皆様のご愛顧に深く感謝しております。

 皆様にはホームページ移行等で、お手数をおかけいたしますが、前述状況

を踏まえたサービス終了でありますことを、何とぞご理解いただき、ご了

 承くださいますようお願い申し上げます。

ご利用いただき誠にありがとうございました。

 

※サービス終了に関するお知らせ

http://plaza.rakuten.co.jp/usersupport/diary/201008250000/

引用終わり

 

  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/

 

 

下げのスピードが早い!

2010/7/3() 午後 8:58

 

 225先物は6月下旬から下げ足を早め、昨年11月安値の更新は時間の問題となりました。

 個別株でも円高で強かった王子紙が崩れたりして、全面安。

 信用評価損率は△20%超になったということで追証発生、ここから客殺しが本格化する気配です。

 

 今回の下げは、”たった5日でガクンと下げた昨年11月上旬の下げ”によく似ているような気がします。

だとすると、大きな戻りは無く、これから1ヶ月は安いかもしれない。

 

 NYダウの6月の戻りはダマシであり、4月下旬からの下げ相場が続いているとすれば、3ヶ月コースで目先底は7月末ということになります。

 

 安値を拾うのであれば、7月下旬から買い下がればいいような感じです。

ただ、6ヶ月コースを想定すれば底は11月近辺。

 

 年内はたいした戻りはなさそうですから、買いはゆっくりが正解か。

 

 

 

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サヤ取り伝書

2010/6/16() 午前 2:33

 

☆自分の建玉法を辛抱強く続ける

 専門銘柄の売買に慣れ自分の建玉法が決まってくると

利益の出し方も決まってくる。

  そうなった後は、自分の掴んだ建玉法を辛抱強く続ける。

  さらに上手になろうとか、他の流儀を取り入れて

利益率を上げようとしない。

  そういうことをすると、苦労して身につけた自分の型、水準、能力を破壊する。(うねり取り入門p283)

 

☆高級品・稀少品的価値の原理

  上げ相場においてアサヒ−キリンを行うのは、好景気で高級品が10%値上りするのに対し、下級品が5%しか値上りせず、高級品はますます高くなりやすいという原理によるものである。

  稀少品的価値についても同様の原理が働く。

 

☆サヤ取りの優位性

  サヤ取りは、本玉とツナギ玉を同時に建てることによって、相場のリスクを低減、消滅させる防衛的な相場戦略であり、手仕舞いでは利益と経費が同時に発生する。

  株でサヤ取りをするのは、ごく一部の人で、プロのサヤ取り屋と裁定ファンドである。プロのサヤ取り屋は資金を年2割から4割程度に運用して生活している。サヤ取りのプロは慣れによって銘柄の特性を把握し、サヤの変動を重視し、無理はしない。

 買うと同時にどこかで売るから大きな損失が発生することはない。

  株や商品の片張りでは長期的思惑が行われ、その過程では大きな失策がつきものである。売りと買いを逆にやれば大きな損になり、2回のうち1回が利益になっても通算では損になりやすいから恒常的に利益を確保するのが難しい。

それに対して、サヤ取りは利益と経費が同時に発生するため区切りをつけやすく大きな失策をする危険がほとんどない。

 

  「株の片張りでは銘柄を固定し、「区切りをつける」やり方をしないと儲からないが、サヤ取りは、こうした区切りを自然につけることができるから、恒常的に利益を確保して生活できるし、金が余れば株が買える。」と繊維サヤ取りの成功者Kさんは言っている。

  サヤ取りはローリスク・ハイリターンであり、サヤ取りの危険率は片張りの2分の1以下だが利益率は片張りと同等以上である。

 安全だからレバレッジを効せて枚数を増やし利益を多くすることもできる。

このような優位性があるからサヤ取りで財産を築いた成功者は多い。

 

☆サヤ取り上達のコツ

 上達の最短距離は「単純化と繰り返し」である。恒常的に利益を確保していくためには、同じ銘柄、同じ方法で繰り返し売買する積み重ねが必要である。

  大儲けの夢を見て破産する、または一生見果てぬ夢を追って死んでゆく人は多い。

  若い独身のときは失敗しても、気力も時間もあるから再起ができる。

が、歳を取ると再起は難しいから、家族のことも考え、落ち着いて売買する必要がある。サヤ取りはそうした「思惑を排除した確実な利益を積み重ねる売買」なのである。

  ショパンの難曲を上手に弾くには血が滲むような練習が必要だが、単に売りと買いの組み合わせで、はじめからツナギの玉を建てているサヤ取りはピアノを上手く弾くのとは比較にならないほど簡単である。

  サヤ取りにおける努力とは辛抱することだけである。簡単だがマラソンのように考えながら走る。失敗の少ないやり方で長続きすれば利益が積み重なって大きくなれる。

 

 焦ることなく「サヤ取りは自分の仕事だから徐々に上手になろう。そして上手になってきた」と自分にいい聞かせながら「真剣に落ち着いて」やるべきである。

  利益を得ることができて成功しているのに、もう少し待てばもっと取れたとか、利益が少ないと考えるのは、あまりに欲が深すぎるといえよう。

  

  相場は目移りしやすく、他のやり方が儲かりそうに思えるが、どのやり方でも利益率はほとんど変わらない。相場においては努力・辛抱に比例して利益が積み重なるものである。

  サヤ取り上達のコツは単純化と反復であり、単純なことは独力でできるから、特に人に聞く必要はない。 サヤ取りは最初からプロと同質の売買ができ、片張りの投機売買とは比較にならないほど危険性が少ないから、正しいやり方で進めば、ほとんど損をすることがない。仮に失敗しても、サヤには回帰性・循環性があるから大きな損をせずに逃げられる。

  相場感覚には変動感覚と比較感覚があり、音楽における音感、スポーツにおける運動神経に当るものである。片張りは変動感覚が重要で、厳しい体験を重ねて技術として掴まねばならず、身につけるのが非常に困難であるのに対し、サヤ取りは技術的要素は少なく常識的な比較感覚があれば変動感覚が多少鈍くても出来るから易しいのである。

  ただ、成功するには辛抱強く続ける根気が必要である。大きな損をしなけれは長続きするし、積もる利益は大きい。辛抱強く続けていくうちに確実な利益を積み重ねてソロスのように次第に大きくなれるし、飛躍するチャンスがくる。

 

☆分割売買

  サヤ取りの危険率は片張りの2分の1以下であるが、分割売買をすることで、さらに安全性と利益率を高めることができる。分割売買は緊張をほぐし、資金に余裕を持たせるから、心理的に有利で、売買の密度が濃くなり上達していく。

サヤの拡大が最高に達するときの「感じ」「ブレ」、サヤの動きが止まるときの前兆、それまでの違った動きを自分なりに受け止め、分割売買ででサヤの平均値を有利にしてゆくことが大切である。サヤの周期は10日程度だから、1日のうちに5分割で50−50を仕掛け終わっても当然である。

  サヤ取りの乗せは多少追っかけ気味でも、サヤの値動きには反動があるから意外と不利にならない。利益率の最高記録を作ったT氏の売買の特徴は乗せを主としたやり方であった。

 

☆区切り・手仕舞い

利益になると、「もう少し」と思うものだが早目早目の利食いがいい。

   「もう少し」と欲張ると失敗するので、早い手仕舞いを心掛け「儲けるくせ」をつけることが大事である。

  大きなポジションになっている時は、早めに手仕舞いを開始すべきで、半分ぐらいは早めに手仕舞って残りをゆっくりする。

サヤの変動幅全部を取ろうとしない。全資金でサヤの最高で仕掛け、サヤの最低で手仕舞いしようとすれば、一発必中の危険な当て物と同じになってしまうからである。

  いくら安全なサヤ取りであっても、儲けたいという欲で、資金目いっぱい仕掛けてしまうと、自分を窮地に追い込むことになるから資金の2分の1〜3分の2に止めたほうがよい。

 

☆サヤの変動・周期

  相場の上げ下げの行方定めぬ値動きとちがって、サヤの変動は周期性があって取りやすいから「当てもの的要素」は少ない。サヤの変動は値動きと共に呼吸するように動いており、一過性のものではなく、継続的なものである。 サヤの開閉の原因は不明だが、開閉には周期、流れがある。

そうしたサヤの呼吸、流れを見て仕掛けてゆく。

  異銘柄のサヤも規則的な変動をしていくものである。 同種異銘柄商品の値動きの「ちがい」は根本的な違いではなく、ズレ、タイムラグというもので、それがサヤの拡大や縮小となって現れる。

  異銘柄のサヤ取りは関連のある銘柄のほうが理解しやすく、やりやすい。例えばカメラ株としてキヤノン−小西六。化学株として小西六−呉羽化学。小西六を消去して、キヤノン−呉羽化学のサヤ取りが成立する。

 

☆個人でのサヤ取り資金

  自分の努力と技術でリスクを取り成功を勝ち取るための資金は、余裕を持って2000〜3000万円である。最低でも1000〜2000万円必要である。

しかし、この程度の元手で生活できる有利な仕事はあまりない。

  個人で大きなサヤ取りをやっている人の資金は2千万円。プロでも2億円どまりである。(s45年カナダのS氏 5000万円 s42年ゴムサヤ取りのプロ 4000万円)

 (林輝太郎先生のサヤ取り教科書より)

 

 

ハンガリー前政権が経済統計を操作

2010/6/5() 午後 8:19

 

 週末のNYダウは320ドル安。

なんでも、ハンガリー前政権が経済統計を操作していたため、ハンガリー経済は「極めて深刻な状況にある」という。

 

 「お前もか!ヨーロッパの奴等はみんな信用できない。」

 雇用統計も期待外れということで、NYダウは暴落となったんでしょうなぁ。

 

 景気回復期待ということで、NYダウは相当上げましたが、世界史上最大級のサブプライムバブルが崩壊した後遺症は深刻で、現在それがヨーロッパ諸国を襲っている。

 

まもなく、中国もそれに飲み込まれるかもしれない。

 

そして、ブーメランのように米国に返ってゆくのではないでしょうか。

 不動産バブルが崩壊すると景気の回復は極めて難しいのは我が国の歴史が証明している。

 毛唐どもは二言目には「我々は政策を誤った日本とは違う!」とほざくが、政府の政策などは大河のような資本主義経済の後退局面においては弥縫策にすぎない。

 

 我が国の株相場も鳩山、小沢という『平成の脱税王』コンビが退場したことで大きく戻りましたが、所詮は“左巻き”の愚か者どもの政権です。

 「ろくなことをしない」ということで売り直されるでしょう。

 

 6ヶ月コースの下げとすると、底は11月頃でしょうか。

 

 

 

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一旦反発か

2010/5/28() 午後 9:05

 

 225先物は、安値の目処にしていたシカゴ225先物の安値9660円(5月初旬のNYダウ1000ドル暴落の時につけた)を大きく下まわった後、昨日、今日と反発している。

 

 NYダウも2本目の長い下ヒゲを3分の1ほど埋めて300ドル近い上げ。

ここは一旦反発するところかもしれない。反発すれば日柄的には1ヶ月ぐらいか?

 

 安全を重視して、本日の寄付で片張りの空売り玉を手仕舞いした。

が、相場の反発力は鈍かった。まちがったかもしれない。

 

でも、いいんだ。

 実は昨日、JBLの38センチウーハーを搭載したスピーカーを注文した。

 事務所に置いてジャズを聴くのである。

 投資会社を設立して五年。経営もようやく軌道に乗り、今後の目処もたったので、区切をつける意味で購入した。

 幅50センチ高さ1メートルの巨大なスピーカーなので、大々的に事務所のレイアウト変更をしなければならないのである。

 

 夏は体調を崩し易いし、7月頃は大きな損をした苦い思い出が多いから休み。

 最低でも玉は薄くするつもりなのだ。

 

 

 

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空前絶後の相場教科書

2010/5/23() 午後 6:01

 

 21日の終値で単純平均は10%逆行。225先物は19日に10%逆行している。

 下げ相場入りは、ほぼ確定で 戻り売り有利になった と思われる。

 

 5月連休前に玉を細くしたので、残玉は少ない。

なのに、相場が大きく変動するとストレスで息苦しくなったりするから不思議である。

 

さて、今年後半の相場をどう泳いでいくかを考えながら、立花さんの「あなたも株のプロになれる」を読み返していたら、『根の玉の維持』が目に止まった。

 

 「根の玉とは、十分に値幅を取る 基本の玉のことであり、下げ相場に乗ったのは一万株程度であるが、戻りでは三万株増加させて、上手に泳いだ。

そのやり方は、戻りの新値を不等分割で売り、安値で手仕舞いを繰り返すが、根の玉は維持していく。」p260

 

この時、立花さんが天井近辺から底近辺まで7ヶ月維持したのは10枚。最大建玉数の4分の1である。意外に少ない。

 

 立花さんのやり方はリズム取りがメインであり、最大建玉数比でうねり取りの玉は4分の1。4分の3はリズム取りで稼いでいるのだ。

やはり、この泳ぎ方が相場の正道であろう。

 

もうひとつ、共感をおぼえたのは

売買の上達とは「自分が取れるところ」がわかってくることである。

そうなれば「取り方」がわかってくる。

 

 満足できる売買をするためには、

 「体調をよく」し「生活のリズムを乱さない」。p329

という箇所である。

 

 「あなたも株のプロになれる」は91年11月9日、買ったその日に徹夜して一気に読んだ。立花さんの苦闘の過程とバブル崩壊で大損した自分が二重写になっため、極度に興奮して眠れなくなったのである。

 以来、幾度も読み返したが、そのたびに啓発される。

 「自分の力しか ものは見えない」から、自分の技量が上がっていく毎に理解できる範囲が拡がっていくからだろう。

 空前絶後の相場教科書である。

 

 

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アノマリーどおりの年

2010/5/20() 午後 8:19

 

 昨年11月末を底にして、今年の5月連休前の4月末が天井(単純平均)

という動きは、林輝太郎先生の本に書かれているアノマリーどおりの展開で、これほど綺麗に決まった年は近年珍しい気がする。

 

さらに、ここから下げ続け、今年の年末年始が安値になれば、アノマリー万歳!である。

 

 本日、ロイターを見ていたら、『天井打ちが確定的』という記事があって驚いた。

 日興コーディアル証券 国際市場分析部のチーフテクニカルアナリスト吉野豊さんの見解。

 「09年10月高値から11月安値までの下げ幅1281円と同値幅以上 下げたことで、4月高値での天井打ちが確定的となった。

 

これほど下げが拡大してしまうと、短期のリバウンドはあっても高値更新は難しくなる。

 過去の例をみても大底から1年間上昇すれば、その後半年から1年は調整しやすい。日柄的には秋までかかるだろう。

 

 6―7月にかけて二番天井を形成し、

その後 10―11月に底値を探る公算が大きい。

 

 6―7月の下値は 2009年8月高値から11月安値までの下げ幅1558円を

今年4月高値から同値幅下げた計算値 9781円。

 

 同水準まで調整すれば、1000円値幅のリバウンドがあり、二番天井形成。

 秋に向けて再度下落。最大で8600円程度まで下げる。」

 

という やや控えめな下げ予想ではあるが、証券会社の人が弱気の見通しを言うのは珍しい。日本の証券界も進歩した?

 

 

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区切をつける

 

5月連休は裏山で竹の子を掘ったりして、のんびり過した。

 

 異常低温はどうやら終ったようで、五月晴れの暖かい日が続いたのはうれしかった。

 竹の子は20本以上は採ったので、毎日竹の子ばっかり食べていた。

 連休前に大部分を手仕舞っていたから、建玉のことは気にならなかったし、

 実に平和な毎日であった。

 

 相場関連の作業としては、NYダウの場帖をつけることと、値動きを見ている10銘柄の月足グラフ更新だけは行った。(その他の銘柄の月足グラフ更新は20年11月でやめた。)

 

そのNYダウ。

 4月末に上げ止ったと思ったら、いきなり1000ドルの暴落である。

 暴落は、たった8分の間に起きたという。

 米国には「デッド・キャット・バウンス」という言葉があるらしいが、死んだ猫にしては米国株は昨年3月から今年4月まで三段上げ、実によく上げた。

しかし、「上げ過ぎかもしれない」という不安はみんなが持っていたのだろう。

コンピューターによる取引が値動きを増幅し、一方通行にしているのではないか。ナスダックは、250以上の銘柄の約定を取り消すという異常事態に追い込まれ、米国政府は「異常な暴落の原因を調査する」と事態の鎮静化を謀っている。

が、今後、1000ドル級の瞬間暴落が再発する恐れのある米国株を買うのは非常な勇気が必要になろう。

 

システム不良、誤発注、プログラム売買、さまざまな原因が取り沙汰されているが、現実に、ほとんどの銘柄にストップ・ロスの売りやパニック売りが殺到し、買い向う人がいなかったから、ザラバで1000ドルの暴落が発生したのである。

 NYダウのグラフには不吉な長い下ヒゲが描かれた。今後はこの長い下ヒゲを終値が埋めていく可能性が濃厚である。

 

 我が国の株相場も連休前と後では風景が全く変わってしまった。

 昨年の連休明けは上放れで始まり、上げ相場は8月まで続いたが、下放れした今年は下げ相場が8月まで続くのだろうか。

  シカゴの225先物はザラバで9660円をつけている。NYダウが長い下ヒゲを埋めていくのならば、この値が安値の目処になるのかな。

 

やはり、年末年始、5月連休というイベントの前に「区切をつける」というのが正しい相場の張り方なのだろう。

 

 

 

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前半戦 終了

2010/4/30() 午後 8:09

 

 今年の前半戦は今日で終了。

 今年前半にある程度、稼いだので、後半は無理をせず流すつもりである。

 

 完全○にはできなかったが、建玉は相当圧縮したから、心理的負担を軽減して5月連休を迎えることができた。

 5月連休は年末年始以上の長い休みになる。

 相場師にとって、相場がない連続した時間は何物にも代えがたい貴重なものである。

 

 連休中は何もせず、JAZZでも聴いて、ずっーとゴロゴロして暮らすのだ。

 外出は朝の散歩だけ。

そうそう、裏山に竹の子を掘りにいかなくては。

 

ギリシャ危機?ゴールドマン訴追?小沢起訴相当?

もう関係ねぇ!勝手にしやがれ。。

 

 

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下げそうで下げない

2010/4/22() 午後 6:16

 

 雪が降るような異常な寒さの4月も残りわずか。

 5月連休明けには本決算の発表が本格化。

それまで様子見ムードが強まるから、来週から相場は5月連休モード入りになりそう。

 

 昨年11月の底から約半年上げ。

 年末年始に安値をつけ、5月連休に向けて上げるというアノマリーどおりの堅調な値動きで、今年前半の相場は終ろうとしている。

 

 後半もNYダウに死角はなさそうで、これまでどおり、下げそうで下げないという展開が続くのかもしれない。

 

サブプライム危機の激動相場の残影が脳に強く残っているから、どうしても大きく下げそうと思いがちだが、平時の株の値動きというのは、今みたいにジリ高が普通なのかもしれない。

 

でも、「治にいて乱を忘れず」という言葉もある。

 5月連休はじっくり休んで、今年後半の策戦を練るのだ。

 

 

 

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これからの相場

2010/4/16() 午後 8:23

 

 気がつけば、サイト『相場戦略研究所』開設から8年経過している。

 同時期に開設された相場サイトもずいぶん消滅してしまったし、自分もそれだけ歳をとった。

 

 相場を始めて30年。

 幸運にも10年過ぎた頃、林輝太郎先生の本を読んだから、今日まで死なずに相場を続けてこれたのである。

 

さて、これから相場とどう付き合ってゆくか。

 林輝太郎先生の本と実戦で悟ったことは、

 『相場必勝法とは、銘柄、方法、時期、資金 を限定すること』 であった。

 

 相場というものは、慣れた銘柄を慣れた方法で売買していくだけで、十分に生活費を稼いでいけるのだ。

 

  ふだんは場勘取り(サヤ取りの一種)に打込みながら、異銘柄サヤ取りのサヤが異常値になるチャンスを待つ。

 

 資金は余裕を持つが、一定額とし、利食いで余った金は貯金する。資金の追加動員はサヤ取りで、まとまった現株を持つ時に限定する。

 

 老いた相場師は分不相応な冒険はしないものである。

 

 

 

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5月連休前後の手仕舞い

2010/4/13() 午後 8:54

 

 本日、50枚超までふくらんだサヤ取りの建玉を処分できた。

ザラバで買建玉を売り上がりながら、売建玉を手仕舞っていくと合計100枚。

 約30分間の勝負で、戦場で槍働きをしているような感じだった。

 

 場が引けると、やれやれといった感じで横になって休養。

 昨年の12月15日から引きずっていた因果玉が利益で手仕舞えたので、うれしい。

 

 昨日は大引後に、うねり取りの玉を60−60、現引き⇒現渡しで処分。

 5月連休にむけて、順調に手仕舞いが進捗している。

 

 今年の4月は、例年以上に気合が入っているのである。

それというのも、ちょうど5月連休明けに、ずっと愛用していたORIX証券が、残念ながらマネックス証券に吸収合併されることになったため、一旦○にして区切をつけようと思っているからなのだ。

 

 2年間はORIX証券の安い手数料を据え置くというのだが、マネックス証券は大衆店で、手数料が非常に高く、気にいらないネット証券会社なので、あまり取引したくないと思っていたところ、案の定

 以下のような無礼千万なことを言ってきた。

 

・特定銘柄への集中投資は行わないこと

 

 ・二階建て取引を行わないこと

 

 ・低流動性銘柄への投資を行わないこと

 

 ・その他の理由で許容した範囲内でも、建玉上限金額を減額する場合がある事

 

・当社への届出事項(住所、電話番号など)に虚偽が判明した場合、直ちに信用取引を決済し、融資金額を返済すること

 

等々、客にむかってエラソーに指図しているのだ。「場勘定で損したくない!」というのがミエミエの態度である。

 

こういう大衆証券会社と取引しているとムカつくし、為にならないので、○にしたら即刻資金を引上げる。

 

 5月連休前後がアノマリーで高いから、ここで区切をつけるというのが、林輝太郎先生の主張だが、いままで出来た試しがなかった。

 今年は、なんとか実行したいと思っている。

 

 

 

 

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小口の専門家

2010/4/3() 午前 9:09

 

 小口の専門家とは、小規模な売買ではあるが技術水準が高く、投機売買だけで生活費を稼いでいる職業的投機家をいう。

 

  世界に相場商品は多いが、代表的なものは為替と金である。

 例えば、香港のテール金取引所においては、5単位を最高限度として売買するファイブ・テール・トレード(Five teal trade)という小口の職業的投機が行われていた。

 

  日本では、小豆と生糸・繭といった国内商品に小口の専門家が多く存在した。

その理由は、

  長期的には価格の変動は大きくないが、毎日、毎月の変動幅は大きく、昔の高額な手数料も負担にならなかった。

 

 小豆のような国内商品はドル相場の変動で値動きが増幅されない。

 

 当時の株式相場は商品相場に比較して、

 手数料が高く、レバレッジ効果が低い。

 価格変動が不透明で、価格操作が多い。という難点があった。

 (投資の科学1994・2より)

 

☆小口の専門家は相場貴族である。

  相場貴族とは、本来は貧民であるはずの者が、相場を職業にすることにより、給料を得るために働く必要がなくなり、相場三昧の貴族的な生活を送っていることをいう。

 *三昧=雑念を離れて心を一つの対象に集中した状態。

  この状態に入れば、正しい智慧が起こり、対象を正しくとらえることができる。

 

  そうした小口の専門家になるためには

@長期的な価格変動が小さく、毎日、毎月の変動幅が大きい銘柄を選択。

Aドル相場の変動で値動きが増幅されない銘柄を選択。

B売買手数料が安い証券会社を選択する。

ことが必要である。

 

 *専門=ある一つのことだけに専念すること。一つのことだけに関心を向けること。

 

 

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プロの選ぶ銘柄

2010/3/29() 午後 8:21

 

○株式上達セミナー メモ

 多くの銘柄を同時に手掛けることは、一時的にうまくいくことがあっても、破綻は時間の問題である。

だから、「銘柄を絞る」ことが上達・必勝の原則なのだ。

 

  売買の種類は多く、組合せることが可能である。

 組合せとは「片張り、分割、ツナギ、サヤ取り」などの技法を組合せることで安全性を高めることであり、勝ち残り作戦ともいえる。

 

  特定銘柄の株価を一般商品とすれば、「小売値」はほとんど動かず、

 内部要因により“仕方なく動いている”といえる動きなのである。

だから、そうした銘柄を選択し、

その銘柄の値動きを自家薬籠中のものとして変動感覚を身につけ、

 売買に上達すれば、恒常的に利益を得られるようになるのである。

  変動感覚とは、継続的に値動きを受け止める個人的な感覚である。

 

  値動きは波動を形成する。

 波動はリズム的な値動きの繰り返しによって構成される。

 

  相場において、日にちが掛かると確信が揺らぎ心理的に負けてしまって、次第に精彩をなくしてしまう。

 

  逆張りは保合いでも取れるから、チャンスは一年中ある。

だから、売買益で生活しているプロのやり方は逆張りである。

 

  グラフの欠点は底で買って天井で売ろうとする自己暗示にかかることである。グラフはどういう「やり方」で、この波を泳ぐべきかを基に眺めるべきで、

グラフを見て 天底で売買しよう としてはならない。

 

  全ての商売と同様、株の売買も設備資金と運転資金が必要である。

 

  株の売買においては人間関係を断つことから全てが始まる。

 他人を頼って売買すれば悲惨な結果となる。

 売買技術を習得して独力で売買しなければならない。

 

○売りのテクニック メモ

 プロといわれている人たちは、比較的大型の、商内の多い、一般的な銘柄を仕掛けるから、そういう銘柄は、

  3ヶ月、6ヶ月のうねりをみせる

 天井でも、ある期間の往来をみせる

 底もゆるやか

 であるし、また、

  天井の往来で、たとえ突出した高値をみせたとしても、その前後を含めると揉み場があるから、

  ゆっくりとドテン(売り)ができる

 ということになるし、だから、

  底練りは長く、それも天井の揉みにくらべると相当に長いから分割してドテン(買い)はほとんどやらない

 通常は売り玉を手仕舞ったあと休んで、そろそろ底練りが終るだろう、というときにためし玉(買い)を入れる

 のが普通である。p194

 

 ○うねり取り入門 メモ

 プロの選ぶ銘柄

 指定銘柄のような優良銘柄は、業績が安定しており、商内もよく出来るし、突飛な動きをせず、動きの幅もそれほど大きくない。

 

 値動きの変動はテクニカルズを主とした動きで、変動の周期が一定しているから取りやすい。

 

 昔から、プロや株で財産をつくった人はこうした銘柄を売買している。

 例えば

新東と呼ばれていた平和不動産

 戦前から定期の代表だった鐘紡

 伝統ある古い仕手株の郵船

 合百類似の売買も行われていた東洋紡

 日本の国力の代表である三菱重工

 等、日本の代表銘柄を手がけていた。

 

○勝者へのルール メモ

 林は相場の世界に入って60年。

 成功と挫折を何度も繰り返し、多くの人から教えを受け、懸命の努力をし、

 多くの失敗者や成功者を見てきて、ようやく自分なりのものを身につけた。

 

○研究部会報 メモ (2005.5 p77)

  『ひとつの銘柄を続けて売買していけば、その銘柄に慣れて慣れて慣れきっていく。だからこそ効率よく利益をあげ続けていけるのである。

 

  商品相場なら小豆相場専門というように、自分の専門をもって、そればかり何年も追って生活費を稼ぐのがプロの売買法である。

 江戸時代の米相場、明治からの戦前までの新東や戦後の特定銘柄*がそうしたプロの売買、生活費を稼ぐ銘柄として定着してきた。

 

  「慣れて慣れて慣れきって」というのは、売買が上手になっていくことである。

つまり、値動きのうねりに乗ってリズムを感じ、分割売買で平均値を有利にし、利益を確保して区切りをつける、売買技法の上達を意味している。

ファンダメンタルズは無視しないが こだわらず、テクニカルズでも理論より値動きの現実面を重視する。』

 

 

  相場戦略研究所 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1289/

 

 

 

林投資研究所のリニューアル

2010/3/28() 午前 10:36

 

 林投資研究所のサイトがリニューアルされて2週間経っているが、なんか変なのだ。

 

 管理人のXP+IE6の環境だとトップページのタイトルや画像が表示されない。

ステータス・バーに「画像をダウンロードしています」というメッセッージが表示されたまま、いつまで経っても画像のダウンロードが完了しないのである。

 

 98+IE6では、画像のダウンロード作業がマシンを抑えてしまい、プラウザが異常終了してしまう。

 今時、こんな不気味なサイトは滅多にない。

 

 今朝も覗いてみたが、まったく改善されていないから、

 恐らく、リニューアルした当事者が異常に気が付いていないのではないか。

 

 最新の環境に適合する先進的なプログラムを使ったのかもしれない。

が、このリニューアルは、XP+IE6を使用している一般的閲覧者に対する配慮が不足した素人仕事ではないだろうか。

 

 

 

  相場戦略研究所 http://kaz1910032-hp.hp.infoseek.co.jp/

 

 

上に抜けた3月

2010/3/27() 午前 11:32

 

 昨日は3月期末権利日、月内受渡最終売買日。

 225、単純平均は新高値でした。

 下に抜けそう と思っていた3月は、上に抜けてしまった(笑)

 自衛上、自分のポジションも若干の買い越しになっています。

 

 11月末の安値を起点にすると3月末で4ヶ月経過。

 昨年並みの6ヶ月コースなら、5月末が天井になります。

 

 上げ相場がどこまで続くかはNYダウと円相場次第ですが、NYダウの上げ相場は2年ぐらいは平気で続きますから、不気味ではあります。

 

 相場が間違っている!と感じる時は自分が完全に曲がっていますので、

 強弱感を排除して、自分が実行可能なサヤ取りの組合せの中から安全な方法を選択して、凌いでいくしかありません。

 

 

 

  相場戦略研究所 http://kaz1910032-hp.hp.infoseek.co.jp/

 

 

福井俊彦さんの講演

2010/3/24() 午前 3:55

 

 昨日は前日銀総裁の福井俊彦さんの講演を聴きに赤坂見附までいってきた。

 

 印象に残った話は、

 

○金と情報の親和性

 金融と情報は表裏のもので、金は情報によって儲かりそうなところへ国境を越えて移動していく。インターネットによる情報革命はそうした現象を強くしている。

 

○デフレが続く理由

 2050年の日本の人口は9000万人、労働人口は4000万人に減少することは確定しており、人口減は国内経済に対する成長期待の減少につながるから、国内市場の活性化はあまり望めない。

 

そして、日本人労働者の賃金は要素価格均等化定理により、近隣アジア諸国、特に中国労働者の賃金と比較されるため、上がりにくくなってしまった。

 

 賃金の上昇がなければ物価は安定するから、デフレは続く。

 

こうした是正不可能な構造的問題に対して、デフレ対策といった政府、マスコミのとらえ方は軽すぎる。

ということであった。

 

 

 

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押し目買い

2010/3/16() 午後 8:08

 

 11月の安値を底とした場合、多くの銘柄が月替り三本越し。

 日柄的には、そろそろ警戒ゾーン入りである。

 

 2月初旬の安値からの短期波動で見ると、例えば

平和不は陽線新高値12本、

 王子紙は陽線新高値5本、

 東京建物は陽線新高値6本。

 単純平均は1月高値256円から7%逆行した後、戻して255円。新高値まで、あと2円というところまで迫っている。

 

これから、まだ上げるのなら、これからの押し目を陰線新値2本目から買っていくのが定石だが、短期波動の天井かもしれないという懸念はある。

 

しかし、上げ相場と判断すれば、そうした不安感と戦いながら、余裕を持って分割で買い進むしかないのである。

 

 片張りはそうした伸るか反るかという厳しさがあるが、

 両建てするサヤ取りの場合は、失敗しても増玉や乗換え等の工夫によって、損を免れることができる。

 

 現在のような、騰がるでもない下がるでもないという相場つきは、

サヤ取り屋にとっては理想的な値動きで、

 願わくば、これが永久に続いて欲しい! と思うのである。

 

 

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「春が来た」?

2010/3/14() 午後 8:25

 

エンジュクブログのふりーパパさん、浜口準之助さん、

そして、猫塾の猫次郎さんも昨日の土曜、「春が来た」と書いています。

つまり、株式市場は春を迎えているというのです。

 

そうなのかもしれませんね。

でも、今回の上げ相場は新規買いは見送りが正解だと思います。

 持株は持続しても、新規に買う必要はなさそう。

 

ドバイもギリシャも大したことはなかった。

 次にどんな悪材料が出ても、一時的なものに終る可能性が高い。

 

しかし、今のNYは買われ過ぎでしょう。上昇1年超。

 上げ相場の末期にノコノコ買い出動するのはバカバカしい気がします。

 

 「春が来た」と感じる人が多いのであれば、その逆に売っていくのが相場師の心意気!と華々しく撃って出たいところですが、

ぐっと我慢して、サヤ取りで固く稼いでいく。それがサヤ取り師の生きる道。

 

 

 

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天底は相当後でないとわからない

2010/3/11() 午後 8:45

 

 「天底は相当後でないとわからない」(小豆相場の基本より)

わかった時は、すでに終っているのである。

 

グラフを見て、今、底練り中と見込みをつけ、3ヶ月後に売ろうと沢山買う。

しかし、底抜け。1ヶ月後、ダメだ!と気がついた時は手遅れで、取り返すのは至難の技。投げたら大きな損。

 持ち続けたら、所謂、「塩漬け」なお悲惨な目に会う。

 

 片張りの相場をやっていた時、よく

「どうしたら ええんじゃー!」

 「うねり取り なんか儲かるわけねぇよ」 と叫んだものである。

 

 博才がほとんどゼロの管理人の場合、サヤ取りに転進したから、

こうして相場を続けていられるが、片張りでは、とうの昔に市場からの退場を余儀なくされていただろう。

 

 変動感覚は音感と同じである。

 音痴な奴がいくら努力しても楽器を演奏することができないのと同じで、

 相場感覚の鈍い奴が何百枚の場帖を書き、何百枚の折線グラフを描いたって、

 片張りでは儲かるようにはならないのである。

 

 反面、楽器が上手い奴は絶対音感というのを生まれながらに持っていて、そういう奴は努力すれば一流の音楽家になれるのである。

 

 「相場に勝つには自分の性質や長所短所を知り、それに合うように商内の方法を工夫することである」

と松村辰次郎が言ったのは「自分の分を知れ」ということなのではないかと思う。

 

 

 

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どうやら、上げ相場入り

2010/3/9() 午後 8:33

 

 2月8日の9960円を底に225は反転。

どうやら、上げ相場入り。今度こそ下げると思ったが・・・

 ボルカー・ルールもなんのその。

 米国のナスダックなどは新高値を更新してしまったではないか。

 

 予測はあたるものではないとはいうものの残念。

 現在、自分のポジションは下げてくれたほうが利益になりやすいのである。

 

 「とりあえず売るか、休んで様子を見るか」は

「とりあえず押し目を買うか、休んで様子を見るか」の間違いだったか?

 

ただ、2月8、9日が底だったということは、11月から1月中旬までの上げ相場並みの日柄だとすれば、1.5ヶ月=30日だから、3月23日頃が天井かもしれない。

 1ヶ月=20日ならSQあたりが天井の可能性もある。

 

やっぱり、「なにもせずに様子見」が正解かもしれない。

 

 

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相場は天職

2010/3/5() 午後 8:30

 

 昨日の後場は急落したが、本日はNYダウが上げたこともあって、一転して急騰。

つくづく相場は難しいと思うが、反面、こうしたラクビーボールのような動きが相場の魅力でもある。

 今年もまた、こんな感じで一年が過ぎていくのである。

 

 「相場を始めてからもう20年以上経った。

その間、朝は早く起き、そして夜ねるまで、相場と相場の研究以外には興味がなく、それしかしなかった。相場の魅力の恐ろしさをつくづく感じる。

 

しかし、これからも、これしか生きる道はないのだし、そのための努力を続けてゆくべきなのだ。相場は私の天職である。」と林輝太郎先生は名著「商品相場の技術」のあとがき に書いている。

 実に、みごとな潔さである。

 

 自分も相場以外に興味がない相場中毒患者になってしまったから、

もう後戻りは出来ないし、林輝太郎先生にならって、相場を天職として、

 相場に一生を賭けて、生きてゆくしかないのであろう。

 

 

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平成の脱税王=鳩山で税収不足さらに悪化

2010/3/1() 午後 3:25

 

 確定申告の時期で、申告される方は大変だと思う。

 管理人の投資会社は決算が終わり、本日、納税が完了した。

 累損があるので地方法人税、法人市民税合計69880円であった。

 

 個人で相場を張っていた頃はエクセルで明細書を作ったりして、けっこう大変だった。

 昨年は役員報酬をカットしたから個人分の税金はゼロ、申告は不要である。

 

でも、今年は申告する人、減るんじゃないかな。

 

 国の元締めたる首相が“平成の脱税王=鳩山”では、

 「申告なんかしねーよ。バレたら修正申告すりゃーいいんだろー」

という人が増えると思うよ。

“平成の脱税王”とは自民党の与謝野馨さんも、うまいこと言ったね。

 

 税収不足がさらに悪化するのは必至でしょう。

まともな感覚の持ち主だったら、

 首相と与党幹事長 小沢某が共に“平成の脱税王”で、

さらに、自分の納めた血税が子供手当てとかいう訳のわからんバラマキに使われたら、かなわないからね〜。

 

さぞかし、税務当局は頭が痛いだろうなー。

 只でさえ無申告者が多いのに、国税庁首脳は鳩山の「知りませんでした」という子供の言訳を認めて修正申告で済ませてしまったのだから。

 小沢某にいたっては、相続税脱税がお構いなしではないか。

 

 国税庁は国民に「皆様、脱税してください」と言っているようなもんだ。

 

ところで、鳩山から重加算税は取るんだろうな。

それは税務当局、国税庁の最低限の義務・仕事だぜ。

 

 

 自民党の与謝野馨元財務相の“平成の脱税王=鳩山”追求の全文

    http://9323.teacup.com/nsk/bbs?

 

 

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