相場戦略研究所
年末年始効果を利用した『百姓策戦』
10/23、日経平均は550円安。4月の安値から上昇すること6ヶ月。ひょっとしたら天井をうって、そろそろ下げるのかもしれない。
なるべく安くなったところで、内容のある株を拾って儲けたいものである。が、なかなかうまくいかないのが現実である。
そこで、百姓策戦。
古来、日本の百姓は年に一度、お米を収穫して生計をたててきた。それを株式投資に応用する。
日本の株式市場は年末年始に安く、春から夏にかけて高い年末年始効果がある。
(筆者は「株も一年草」であると考えている。一年草である小豆相場は収穫期の秋に安い)
だから、年末年始に株を買って種をまき、春から夏にかけて確実に売り切ることで収穫する。
これを毎年 繰り返せば確実な利益を積み重ねることができる。老子曰く、愚に徹すれば愚に非ず。
11月から安値を狙って、高配当銘柄*やFAI銘柄を分割して買い下がり、2月の第一週頃を目処に仕入れを完了する。
春から夏に値上りを待って売却し、資金を回収して一区切り。(もし、値上りしなくても高配当銘柄を選択しておけば、利回り2〜3%の配当金は硬い)
回収した資金は温存しておき、再び年末年始に買い下がりを開始する。
そうすると、8月から10月の3ヵ月間は冷静さを取り戻すために"休む"ことができるのである。("休み"をとることは非常に難しいといわれる)
*参考
PERの低い高配当利回り低位株のスクリーニング2003.8.18 ファンドマネージャー渡辺幹夫
相場戦略研究所の銘柄選択基準
・配当利回り2.5%以上
・株価が400円以下で一株当り株主資本を下まわっている銘柄
・一株当り利益が10円以上
・株主資本比率が20%以上
・有利子負債比率が50%以下 <有利子負債÷総資産×100(%) >
・経常利益、営業利益、売上の予想が増加している。