相場戦略研究所

 相場哲学 鏑木繁 相場開眼編

曲がりの始まりは モヤモヤした感じ ふっと嫌な予感 これは変だ 
 という虫のしらせ がある。その時に逃げてしまえば曲がりではない。 p132
 値洗いによる逆差 ストップロスを事前に決めておいて機械的に手仕舞いするのが良い。p132
 曲がったと思ったら切る。この瞬時の決断を実行できるかどうかで明暗生死をわける。
 最初の追証は危険を知らせるブザーである。p220 p242

逆境(曲がり)の初期は命取りになるとは誰も思わないものであるが、
 そのうちに進退判断が難しい大きな損勘定になるものである。p168k
 危なくなった時、ためらっていては助かるものも助からない。
 利あらざれば一目散に逃げよ。p31k
 曲がった時は相場から離脱するのが最良の方法である。p37k

曲がりは行動力、活動力、思考力を失うから全力で脱出に努めなければならない。p251

相場の見切りは利益勘定の時、資金に余裕があるうちは見事にできる。
 お金の帳尻にゆとりがあるうちは相場がよく見える。p286

相場が命懸けの人は相場で飯を食っているから遊び(ゲーム)ではない。
 彼等の相場は閃き、確率である
 だから、まるで坊主のように私生活はストイックである。
 瞑想の時間を大事にし、瞑想世界の天の声に感応する。p142

瞑想は気を絞る手段であり、一点に絞られた気は天地自然の気に通じ、宇宙の気を映す。
 そこに閃が生ずる。閃は勘であり宇宙からの通信である。
 瞑想は気を取り直す方法でもある。p249

相場は常に修羅場で板子一枚下は地獄。
 だから、相場の世界は20年、30年この道一本で来ても安心立命の卒業はない。p215

頼りになるのは自分だけで、主敵になるのも自分である。 p289

足るを知る者は富む 相場に逆らうこと勿れ (川村佐助) p127

相場というものは、人様の金を取るものだから、足るを知らなければ有終の美を飾れない。p261

お金は必要なところに必要なだけ入るものである。 p281

放心「心こそ、心迷わす心なれ、心に心、心許すな」(沢庵) p183

罫線は下げ相場では毎日が大底だし、上げ相場では毎日が天井である。 p250

遺教経
 小欲 世間に迷惑をかけるように大欲をかかない
 寂静 騒々しいことを避ける
 精進
 不忘念 法を守る
 禅定 心を乱さない
 修知恵
 認識 正しい考え
 知足 足るを知る p291

相場における「不知の知」(荘子)
 「相場は人為の及ぶべきものにあらず」
 「相場は相場に聞け」
 「もうはまだなり、まだはもうなり」 p171

運 鈍 根
 運は天のいたずら
 鈍は賢くない行動
 根は根気・時間 p17

三つ充分、4つ転じ は飛び飛びに買う目先筋の回転 p29











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