小口の専門家

2010/4/3() 午前 9:09

 

 小口の専門家とは、小規模な売買ではあるが技術水準が高く、投機売買だけで生活費を稼いでいる職業的投機家をいう。

 

  世界に相場商品は多いが、代表的なものは為替と金である。

 例えば、香港のテール金取引所においては、

5単位を最高限度として売買するファイブ・テール・トレード(Five teal trade)という小口の職業的投機が行われていた。

 

  日本では、小豆と生糸・繭といった国内商品に小口の専門家が多く存在した。

その理由は、

  長期的には価格の変動は大きくないが、毎日、毎月の変動幅は大きく、昔の高額な手数料も負担にならなかった。

 

 小豆のような国内商品はドル相場の変動で値動きが増幅されない。

 

 当時の株式相場は商品相場に比較して、

 手数料が高く、レバレッジ効果が低い。

 価格変動が不透明で、価格操作が多い。という難点があった。

 (投資の科学1994・2より)

 

☆小口の専門家は相場貴族である

  相場貴族とは、本来は貧民であるはずの者が、相場を職業にすることにより、給料を得るために働く必要がなくなり、

相場三昧の貴族的な生活を送っていることをいう。

 

 そうした小口の専門家になるためには

@長期的な価格変動が小さく、毎日、毎月の変動幅が大きい銘柄を選択する。

Aドル相場の変動で値動きが増幅されない銘柄を選択。

B売買手数料が安い証券会社を選択する。

C専門銘柄と専門のやり方を持つ。

ことが必要である。

 

『修練で身につけた相場技術を換金できる専門の売買法』を見つけさえすれば、

天才的な才能がなくても小口の専門家=相場貴族になれる。

 

*三昧=雑念を離れて心を一つの対象に集中した状態。

  この状態に入れば、正しい智慧が起こり、対象を正しくとらえることができる。

 

*専門=ある一つのことだけに専念すること。一つのことだけに関心を向けること。

 

 

相場戦略研究所 URL http://wedscafe.jounin.jp/