相場戦略研究所


事業としての売買

ビジネス(事業)として売買している小口の専門家、ごく少数の人たちを玄人・プロという。

小口の専門家とは 玄人であり、それを仕事としている商売人で、
小規模な売買であるが技術水準が高く、投機売買だけで生活費を稼いでいる職業的投機家である。(会報93/11p88)

株の世界は対象物も多く、方法も沢山あるから、荒海で水泳をやらなくてもよいように、自分ができる銘柄を選ぶことができる。
また、やりかたも沢山あるから、自分にあうもの、できるものを選べる。(財産作りの株式投資p12)

相場は危険を伴った事業である。
だから、相場を仕事とするには自分なりの“やり方”相場技法を身につける必要がある。
自分なりの相場技法を持つことは、相場という危険な仕事をしながら、損失を最小限に止めることにつながる。(相場金言集p207)

計算されたリスク。
これこそ相場の危険に身をさらして生きるうえで、もっとも贅沢な生き方であり、
相場師が他の人達より遥かに富裕な生活を許されている理由でもある(商品相場の技術p514)

相場においても設備資金と運転資金が必要である。


玄人とは
勉強し努力して利口になった人
工夫・修練を積んで巧みに売買を行える人
さまざまな工夫を行い、利益を確保し続けている人

手堅い銘柄を選んで専門とし、手堅い戦法で利益を上げ続ける人
売買によって生活していくに足る収益を確保している人
恒常的に利益を得られる考え方・利益になる必然性を持つやり方・変動感覚を持っている人

変動感覚とはいかなる変動経過を辿って現在の値に到達し、その変動メカニズムは如何なるものかを捉えることである。

商行為とは 安く仕入れたものを高く売る、高く売り契約したものを安く調達する、ことである。こうした商内を繰り返していけば恒常的に利益を確保することができる。

「相場において独自のシステム売買的アプローチを手にした時点で他の市場参加者に対して優位性を持つことができる。」
ラリー・ウィリアムス


 プロだけがやる売買「3ヶ月区切り」

ところで大同証券の古い人が言った「いわゆるコツとかそういうこと」はいったい何なのか。

「3ヶ月区切り」「うねりは3ヶ月周期」ということなのである。

なぜ、これが「体得しなければならないこと」なのかというと、理屈ではわかっている、十分承知している、といっても、体得してほんとうにわかった、とならなければ実行しないからである。


相場の辞典にも必ず出ているし、3ヶ月周期なんか気にしていないような立花義正氏でも
三ヶ月区切りが有利
読者も3ヶ月でゼロをつくるように、これは心掛けるのではなく、自分で強制的にでも行うようにして下さい。 と書いているが、


そういうプロ的な、プロだけがやる、それも、うねり取り(銘柄固定)そのものがそもそもプロ的で、それにさらに3ヶ月区切りが加われば、それで十分なのだ、ということにほかならない。     (林輝太郎)

プロだけがやる売買、すなわち「3ヶ月区切り」「3ヶ月毎にゼロを創る」ことができるようになれば、プロの仲間入りができるのである。

日 柄

時間の経過を示す相場上の特殊用語で、普通一つの波動の始まったときを基点として、それからあとの日数をもって勘定する。

したがって、波動が転換すれば日柄もまた改まるわけである。

大底を打って上げ波動が始まってから、まだ1ヶ月や2ヵ月しか経っていないときは、

相場年齢の若い時代だから、その途中にびっくりするような押し目が出ても簡単に投げてしまう必要はない。

しかし、上げの日柄が3〜4ヶ月も続くと、そろそろ相場も爛熟期に入っているので、

飛びつき買いを試みることは危険である。

相場のひと波動の平均は約60日程度といわれている。(三月またがり60日)

このため例えば7月中旬に底を打った相場は10月の中旬に天井を打つことが多い。







 



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