相場戦略研究所

サヤ取り建玉システム (10項目ルール)

1.銘柄
・サヤのうねりが20日〜30日の銘柄を選択する。 ・条件に合わなくなったときは、休みを取って銘柄を変更する。

2.資金
・片玉2千万円
・必ず現金を証拠金として用意し、証拠金の三分の一を損切用資金に引当てる。

損切引当金を一枚当たりの損失限度額(3万円)で除算した数字を最大建玉数(50枚)とする。 損切引当金から算出した最大建玉数以上の建玉は絶対禁止。

サヤ取りは生活費を稼ぐ売買で、大きな損を出してはならない。だから、建玉枚数を制限し、損切引当金を用意していつでも総投げできる状態にしておくこと。

3.ストップロス
・前日終値による値洗損が70万円を超えたら新規建玉は中止。 フタをするか手仕舞いする。
・前日終値による値洗損が100万円を超えたら翌朝の成行で手仕舞い。

4.売買の出発点と終点
出発点⇒"サヤ転換"と思われる日を仮サヤ転換日として売買の『出発点』とする。

終点 ⇒ 『出発点』から20日後、30日後に次の仮サヤ転換日を設定し、売買の『終点』とする。 『出発点』とした仮サヤ転換日が移動したときは、『終点』の仮サヤ転換日を修正する。

『出発点』から30日超の玉は持たない。

5.仕掛け
・ためし玉⇒ @サヤ転換日から20日経過 Aサヤ値幅70円超 Bサヤ新値10本超    最初のためし玉は2枚以下とする。ためし玉の合計枚数は5枚以下。

・最高建玉数⇒ 仕掛ける前に、その組合せの最高枚数(通常20枚)を決めておくこと。 ただし、逆ザヤ取りの場合は最高枚数の三分の二(通常15枚)とする。

複数の組合せを仕掛けるときは最高枚数の再設定を行なうこと。

6.玉の重ね方
・初回の建玉枚数は2枚以下 ・一回の建玉枚数の上限は6枚

(1)ためし玉(日柄、サヤ新値)⇒ 5枚以下または三分の一まで
(2)本玉⇒ 最高建玉数から、ためし玉を引いた三分の二
(3)乗せ⇒三分の一

7.乗せ
・サヤ転換日を起点として15日以降は乗せ禁止。
・サヤ新値5本、サヤ値幅50円以上は転換と見なし、それ以降を逆張りで乗せ。
・一回の乗せの最大枚数は5枚

8.手仕舞い
・日柄−サヤ転換日から実日数で30日経過したら無条件手仕舞い。
・値幅−サヤ転換日のサヤから100円変動したら一括手仕舞いまたはツナギ。
区切りが悪いと損をする。サヤ転換日から30日超の玉を持たないこと。

9.ドテン
予想に反して片方の銘柄が"はこび相場"に入ったら、即座に手仕舞いまたは両建てにし、ドテンして"はこび相場"に乗ること。

10.休み
・小波のときの後半は「休み」のチャンス。

サヤ値幅は一定ではなく、山30日、谷30日の大波の次は、山20日、谷20日に小波を挟むことが多い。大波か小波かはサヤの値幅と個別銘柄の値動きで判断する。


マネー・マネジメントに必要なのは勝ちを最大限に、負けを最小限にする方法だ (ラリーウィリアムス)

 



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