株サヤ取り
2008/12/6(土) 午後 4:21
○ 株の世界は対象物も多く、方法もたくさんあるから、荒海で水泳をやらなくてもよいように、自分ができる銘柄を選ぶことができる。
また、やりかたもたくさんあるから、自分にあうもの、できるものを選べる。(財産作りの株式投資p12)
林輝太郎先生による株サヤ取りの説明 (株式サヤ取り教室より)
@リスクがない
リスクがないというのは仕事として当然の条件である。サヤ取りのリスクはゼロに近く、銀行業務のようなものである。
A利益は少ないが確実
投機的売買ではないから事業として成り立つ
B心理的負担が少ない
淡々と利益を得ていく売買
C過大な周辺知識と努力を必要としない
サヤ取りにおいて必要なのは技術的要素のみである。
D理論的である
冷静に人気の逆を行って「実利」を取る理論的で知的な仕事である。(株式サヤ取り教室p20)
*サヤ取り
同種商品間、あるいは収斂性のある異種商品の異常な価格差が
長期でない期間内に正常な価格差に戻る必然性を利用した売買で、
リスクがゼロに近く、ホジションは必ずスクエアである売買をサヤ取りと呼ぶ。(株式サヤ取り教室p13)
栗山流 株サヤ取り
(株のサヤ取り名人 栗山 浩さんのDVD宣伝文より抜粋、一部加筆)
相場は過酷なものです。一代で巨万の富を築いた錚々たる大相場師でさえ、最終的には敗残者となったケースが多いのです。
上がりそうな優良株を値頃感で買うという危険なやり方で失敗し、多くの投資家が元も子もなくして市場から退場していきます。
利益になる人は5%以下です。
相場で儲けるコツは
@『銘柄選びではなく相場技法を磨く』こと。
一般投資家とプロ相場師とはそこが違います。職人的「技」の体得に努力の方向を変えれば、利益を得られるようになります。
A『大儲けしようとせず、安全な建て玉をして確実な利益を積み重ねる』という考え方を持つこと。
守りながら勝つ、それがサヤ取りの建玉法です。野球やサッカーでも、守りを固めて失点を最小限に抑える戦い方が最終的勝者となるのです。
栗山 浩さんは林輝太郎投資研究所の古い会員で、「ツナギ売買の実践」を参考に株式サヤ取りを実践し、林輝太郎先生にレポートを見てもらいました。
それがきっかけで、林輝太郎投資研究所のサヤ取り研究会の講師を務めることになり、研究会の成果をまとめる意味で「株式サヤ取り教室」を出版しました。
(大手証券会社が研修テキストとして使用)
栗山氏は1990年初頭の「バブル崩壊」後、株のサヤ取りで利益を重ね、安全性を確信しました。
以来、軸銘柄方式のサヤ取りを続けて大きくなり、成功を掴んだのです。
○
儲かる株式サヤ取りとは
サヤ取りは「世界三大利殖」の一つとされながら、我が国ではそれに関する書籍や資料がほとんどなく、
サヤ取りのプロたちも「門外不出の秘法」としているため、広く世の中に伝わることはありませんでした。
サヤ取りに対する一般的な理解は「PER等指標からみて割高な銘柄を売って、割安な銘柄を買う売買」というものです。
一見、理にかなった考え方に思えますが、実戦では通用しません。割高な銘柄はさらに上げ、割安な銘柄はさらに下げる場合が多いからです。
サヤ取りで儲けるには、割安・割高でではなく、銘柄間のサヤの流れ、周期に着目して売買します。
値動きに「リズム・うねり」が見られ、かつサヤの開閉を繰り返している銘柄の組合せを選択し、
サヤの流れ、周期、変動幅などを検討して「買い」と「売り」を同時に仕掛け、同時に手仕舞うことによって利益を積み重ねていくのです。
そして成功するには練習売買を繰り返すことによって、売買技術と変動感覚を身につける必要があります。
< 栗山流サヤ取りの実行手順 >
○
リズム取りで利益を得ることを基本とする。
○
選択基準に則って軸とする軸銘柄を決める。
○
脇銘柄の候補を選定し軸銘柄との
サヤの開閉状況を過去3ヶ月くらい調べる。
サヤは拡大と縮小を繰り返し、その 流れ はある期間続く。
○
利益を狙えそうなサヤの流れ、開閉状況を見て脇銘柄を決定する。
○
サヤが拡大する時は、軸銘柄を買い、脇銘柄を売る。
サヤが縮小する時は軸銘柄を売り、脇銘柄を買う。
○
仕掛け、手仕舞いとも同時出会い注文(寄付きの成行注文)で行う。
○
買い建て銘柄と売り建て銘柄の両方が利益になる場合もあるが、
多くの場合、片方は損になる。
○
損と利益の差し引きが利益になった時に同時に手仕舞する。
このような手順で売買を繰り返し、利益を積み重ねていく売買が栗山流サヤ取りです。
必要に応じ「分割売買」「ツナギ」などを行い、建て玉の操作によって損失のリスクを抑え、利益を出していきます。
○サヤ取りの優位性
『サヤ取り』は一般的事業の起業と比べると、立地条件に左右されず、人件費や在庫、設備投資、宣伝費等のコストが不要ですから、
練習売買を繰り返し行ってサヤ取りの技術を体得し、ビジネスとしての売買に撤すれば、事業として成り立つ可能性もあります。
主にサヤの開閉状況を見て売買するため、市場全体の上げ下げや情報、噂等に迷うことがありません。
日中の株価の動きを見なくてもいいので仕事を持っていても売買が可能です。
ファンダメンタル分析、金融知識、投資理論は不要で、技術的要素のみで堅実な投資生活を送ることができます。
株をやっていれば、経済的大惨事による大暴落にいつか遭遇します。
先般のリーマン破綻による金融動乱、9.11テロ、ITバブル崩壊、ブラックマンデー、スターリン暴落。
ポジションがスクエアであるサヤ取りは、こうした大暴落に遭遇しても、致命的な損をすることはありません。
相場戦略研究所 URL http://wedscafe.jounin.jp/