相場戦略研究所

資金と銘柄を限定する。資金管理は小口の専門家の砦である

 プロ相場師の基本戦略は利益金で人生を全うすること。
だから、これからの人生は知足でゆくべし。

儲けるよりも損しないことを優先し、己の分際相応に儲ければよい。

 特に投資会社を経営するプロは大儲けする意味がない。
せっかく大儲けしても、儲けの大半が納税で消えてしまい、その分の努力は徒労に帰すことになるからである。

歳を取ったら、投機売買から足を洗って、銘柄を一つに絞って2〜3千万円 現株を所有する。
高値を待って、コストダウンのツナギ売りを繰り返して、幾ばくかの現金収入を得ていく。
これが相場師として有終の美を飾る秘訣であろう。


計算されたリスク。  これこそ相場の危険に身をさらして生きるうえでの、もっとも贅沢な生き方であり、
   相場師が、ほかの人たちよりもはるかに富裕な生活をゆるされている理由である。(商品相場の技術p514)  

儲け金は棚上げ貯金して 鞘取りの資金にした (山崎種二)

相場に秘伝ありとすれば、それは己の脳力の低下を知り、資金を限定することである

大立身を急がず時を待つの心を成し、己の分際相応 気の痛みにならざる様に心掛けべし

相場世界は十人中九人は損をして只一人益する、そして 金持ちはなお儲かり、貧乏人はなお損するように出来ている

小豆相場のプロ 立川さんの資金管理
   商品会社に預けてある資金は3000万円。 売買は最高で30枚。資金の10分の1に過ぎない。
   利益金が増えて、預け金が3500万円になったら500万円引き出して、
  それを生活費として、余った金は貯金する。   その貯金が20年間で7億円になったのである。(研究部会報99.9 p77)


 立川さんのように資金を限定して売買することが最高の危機管理であり、 相場における資金管理の極意といえよう。
資金を限定しても相場という事業は効率がいいから、立川さんは家を新築し7億円?の資産を築いたのである。

 



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