相場戦略研究所


敗戦直後の新円切り替えと同じような預金封鎖の可能性 


浅井隆著『日本国破産』を読んで  投稿日 2002年6月30日(日)12時17分 投稿者 Masa

はじめまして 会報会員のものです。<株取引 6年目になります>

林先生のお考えを伺いたく、初めてカキコしました。

以前、会報に書かれていた浅井隆著『2003年日本国破産』(衝撃編まで)を読みました。 我が国はあと2〜3年しかもたない!とか とてもショッキングな内容で不安になります。 そこで、お聞きしたいのですが

もし本書のように日本国が破産(またはそれに近い状態)した場合は

林先生(またはFAIとして)はどのようにお考えでしょうか(株の売買について)?

宜しくお願いします。




RE:浅井隆著『日本国破産』を読んで  投稿日 2002年7月1日(月)09時59分 投稿者 林 輝太郎

敗戦直後の新円切り替えと同じような預金封鎖の可能性が考えられます。


『預金封鎖であなたの資産が消滅する』 堀篤 著  ガイア出版

『資産疎開』 太田晴雄 著  実業之日本社

この2つの本をお読み下さい。

この本に書かれていますが、株は資産税が低率(1%)と予想されています。




RE:浅井隆著『日本国破産』を読んで  投稿日 2002年7月1日(月)13時44分 投稿者 ぼんそわー

日本国破産について、基本的な疑問があります。

アルゼンチンなどの国家財政破綻国では、ドル建てなどの対外債務が多く、 財政が破綻しても、借金の額は変わりません。

ところが、日本政府の場合、国債等の借金は、円建てです。

ですから、借金が返せなくなりそうだと、国債の日銀引き受けという禁じ手を使って、

国債を日銀に回収させ、一万円札を無限に発行し続ければ、借金を返す必要もなくなります。

もちろん、こうなれば現金・預金の価値はインフレで吹っ飛んでしまいますが。

金本位制の敗戦直後とは、少し事情が違うと感じています。



冷やかしです  投稿日 2002年7月4日(木)02時03分 投稿者 米田 育広

#577 さん、細かい配慮の上、書き込みされているのがよく読み取れます。

別に読む気がしないなんてこと無いのです。

例会での林先生の言われたニュアンス を自分なりに言うと

・国債や地方債の残高を合わせると600兆円を超え、現状では払いきれるとは とても考えられず、それらをチャラにするウルトラCがあるのは確実

・そのためには、預金封鎖、新円切り替え、ハイパーインフレ、いろんな手段が あると思うが、林先生の目から見ると、経験した戦後の預金封鎖の状況に 現在は酷似しており、太田晴雄氏の書いているシナリオも無視できない。

・よって紹介した書物が実現するかどうか定かではないが一つの選択肢として 非常に参考になるということでしょう。

私などピンときませんが、先日、夕刊で短期国債の広告が藤原紀香をイメージ キャラクタで大々的に宣伝されていましたが、これは前回の預金封鎖の時と 酷似しているらしく、林先生を含め年輩の方は過去の悪夢がよぎる らしいです。

だんだん国債の引き取り手が無くなり短期国債にシフトする、 これはかなり末期的な状況です。

とにかく現状の国債発行額は異常とも言え、何かの結末を向かえるのは 確実でしょう。 そのために林先生の紹介された書物を読むのは一つの参考に なると思われます。

 


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